分散コンピューティングにより地球外知的生命体を探し出すプロジェクト“SETI@home”は10日(現地時間)、米NVIDIA社の“CUDA”テクノロジーを利用した高速なデータ解析が可能になったことを発表した。 “CUDA”テクノロジーとは、GPUを利用した汎用的なプログラムをC言語で開発するための技術。3Dグラフィックの描画以外ではあまり利用機会のないGPUに、一般アプリケーションの一部処理を任せて高速化する“GPGPU”技術のひとつ。同プロジェクトによると、“CUDA”を利用することで、データ解析の処理速度が従来の5倍から10倍へと飛躍的に高速化されるという。 “CUDA”を利用したデータ解析には、分散コンピューティング向けの汎用クライアントソフト「BOINC」v6.4.5以降と、ビデオメモリを256MB以上備えたNVIDIA製の“CUDA”対応ビデオカード、そして最新版のビデオカードド