関係者漫画コンテンツには、次のような役割を果たす人が必要です。 原案 ―― 原作のもとになるネタや情報、アイディアを出す役割。多くの場合は漫画の専門家ではなく、あなたのビジネスを知っている人になるでしょう。 原作 ―― 原案のネタをもとに「原作」を作成する人。原作は、シナリオ(テキスト)の場合と、ネーム(ラフな下絵)の場合があります。漫画は登場キャラとストーリー展開が命なので、原作はプロに頼みましょう。 作画 ―― 原作のネームをもとに作画したり、原作のシナリオをもとにネームを作って作画したりする人。いわゆる漫画家さんですね。最終的にユーザーが目にする「マンガ」として仕上げる人で、原作と同じぐらい重要な役割を果たします。もちろんプロに頼みましょう。 編プロ ―― プロジェクトに対して適切な原作者や漫画家を選定してアサインし、全体進行をマネージする役割です。あなたが多くの原作者さんや漫画家さ
もやしもんの8巻が、もはやPRツールと化しているという話を知人としていた。ちょいとそのあたりの話を。とはいえ、これからの漫画の行く末はPR機能にかかっている!などと大仰な話ではなく、そういうパターンもあるよね、というくらいの軽いところである。 8巻の前に6巻 読んでない方のために簡単にふれておくと、もやしもんというのは菌が見えるという特異体質の主人公を中心にした農大ライフを綴るという学園ものである。農大というのが素材として多くないところから、自分の体験してない世界を知ることが出来る、という知識モノあるいは職業モノとも若干気分としてはかぶるだろうか。いわゆるところの学園イベントモノよりは薀蓄系である。もうちょっと細かいところはwikiの該当ページとアニメの紹介ページでも言ってかもされて頂ければ。ちなみに、賞取ったから偉いというものではないが、第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第32回講談社漫
茂木さんが司会をしているNHKテレビの「プロフェッショナル」に井上雄彦さんが出るというのでテレビを見る。 井上さんがマンガについて語る言葉があまりに素直で深いので胸を衝かれる。 今、日本の作家でも思想家でも、自分の仕事について、これほどまっすぐに本質的な言葉を語れる人がいるだろうか。 私は思いつかない。 井上さんは外部評価を得るために描いているわけではないし、読者の共感を得るために描いているのでもない。 キャラクターたちはある段階からは固有の生命をもって動き始めており、彼らにそのときどきに最適な言葉と表情と動きを与えることがマンガ家の仕事だと井上さんは思っている。 「登場人物が勝手に動き出して・・・」ということは作家でもマンガ家でもよく言うことである。 たしかに、ある程度技術にすぐれたクリエイターなら、彼らが造形した虚構の人物が、物語の中で勝手に動き始め、勝手にしゃべり始めるということはあ
これから紹介する話は、ごく最近、知人のA君と俺が交わした会話をまとめたものです。登場する人物名はすべてアルファベット表記(イニシャルとは限りません)ないしは記号表記にし、意図的にぼかしている記述がありますが、話の大意はこの通りで、特に金額の数字についてはA君の発言のままにしてあります。 A君は俺と同世代ですが、学生時代にライターデビューし、現在は小さい編集プロダクションの営業と経営に徹しています。社員は社長であるA君と、奥さんのみ。しかし、最近まで常時3~40人のライター・エディター・デザイナー(すべてフリー)を抱えていて、A君が営業をかけて出版社からもらってきたムックや単行本の仕事を、その都度自分の抱えるフリーから4~5人選んでチームを組んで、丸々一冊を1~3ヶ月かけて編集・制作していました。こうした請負仕事(その中にはA君の企画もあります)を彼の会社では常時、8~10冊は抱えていたので
ディルバート(635): そもそもIT以前の問題……? ディルバートに問われるIT提案力とは、内容の素晴らしさよりも、ITオンチなボスに訴えかける“何か”だったようで……。(2019/12/26) ディルバート(634): 大局的ビジネスの進め方 目の前の大金か、将来のビジネスの基になる知的財産か。“独特の大局観”の持ち主であるボスが選択するのはもちろん……?(2019/12/19) ディルバート: 漫画「ディルバート」連載終了のお知らせ 10年以上にわたって多くの方にご愛顧いただいた漫画「ディルバート」日本語版を、2019年12月に第635回の掲載をもって終了いたします。長年お付き合いくださり、ありがとうございました。(2019/12/17) ディルバート(633): ザワザワする話 話を途中で打ち切られると、なんともモヤモヤするものですが、それが“悪い知らせ”となると、もはやディルバー
エロカルチャー 2009年07月28日 『銭』(鈴木みそ著、エンターブレイン発行)は、死にかけちゃった男のコが浮遊霊となり、出会った浮遊霊仲間とともに、この世の中の「カネの流れの仕組み」を覗き見ていく話である。というと突拍子もない話に聞こえるかもしれないし、浮遊霊とかいう設定にひっかかりを感じる人もおられるかもしれないが、もし立ち読み可能な本屋さんやマンガ喫茶に行く機会があれば、ちょっと試しに数ページでいいからめくってみて欲しい。浮遊霊うんぬんがふっとぶほどの「銭」の情報量に圧倒されるはずだ。 しかも、その「銭」の流れはうまいこと現代のツボを突いていて、「カフェを起業するときの金勘定の流れ」や「メイド喫茶の値段」、「ペットブリーダー」「ホスト」「葬式」と誰もが一度は「実際内部で何がどーなって、あの値段になってるんだろう?」と思ったことのあるようなネタが満載。しかも「そこまで描くか!?」とい
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こういうボスの愚かなお金の使い方を、“You get what you pay for.”とか、“Penny wise and pound foolish.”(どちらも「安物買いの銭失い」)といいます。例えば服を安く買ったけど、一回洗ったら破れた、と文句をいっている人に対して、“You get what you pay for.”といいます。 ちなみに、エルボニアとは、作家スコット・アダムスの創作した国で、いわゆる未開発の「第四世界」という設定になっています。ディルバートのマンガでは、よくこの国へアウトソーシングをするようですが、なかなか思いどおりの成果は上がらないようです。
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