2016年09月14日 スペイン芸術界の巨匠サルバドール・ダリの展覧会「ダリ展」が14日、国立新美術館(東京都港区)で始まった。ダリの生涯にわたる制作活動を約250点の作品とともに紹介。代表的なシュールレアリスムの絵画だけでなく、彫刻や宝飾品も収められている。会期は12月12日まで。 本展は、スペインのガラ=サルバドール・ダリ財団、国立ソフィア王妃芸術センター、米セントピーターズバーグのサルバドール・ダリ美術館から貴重な作品の数々を借り受け、日本で開催されるダリ回顧展としては過去最大規模。 館内は、テーマ毎にエリアを分け、ダリの制作人生を解説。少年時代の絵画が並ぶ「初期作品」からスタートし、次の「モダニズムの探求」では、当時の新しい芸術スタイルを取り入れた人物画などが掲げられている。3エリア目の「シュールレアリスム時代」では、この時代に中心的画家として活躍した際の傑作を披露。続く「ミューズ