客の要望に応え続けて90年―寿都町の食堂兼宿泊施設「ダイマル大谷会館」 2018/11/16 北海道を旅する ラーメン, 宿泊施設, 寿都町, 後志管内, 道央圏, 魚介類1141view 北海道の寿都町に「ダイマル大谷会館」の看板を掲げた、大きな建物があります。その立派な佇まいや暖簾から、まるで老舗旅館や造り酒屋のような雰囲気を醸し出していますが、実はここ、食堂兼宿泊施設なのです。しかもその歩みは、お客さんからの要望に応えてきた軌跡でもあるといいます。一体どういうことなのか、お邪魔してみました。 漁師の姿に後押しされて食堂スタート▼なんとも趣のある佇まい ダイマル大谷会館の創業は、1929(昭和4)年。もともとは漁師相手の、雑貨や食料品を扱う商店でした。 冬になると、凍てつくような日本海から帰ってくる漁師たちは皆、冷え切った体を震わせています。そんな漁師たちに「何か温かいものを」と考えた