どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 先日、『お母さんのための「食の安全」教室』という本を女子栄養大学出版部から出した。私は、同出版部が出している月刊誌「栄養と料理」で2008年から連載しており、それを大幅に加筆修正してまとめたものだ。 タイトルは、編集者から提案を受け、私も納得して決めた。以前だったら、おそらく「うん」とは言わなかったと思う。「食の安全」を考えるのはなにも、お母さんだけではない。お父さんだって、おじいさんだって、みんなで考えなければ。なのに、わざわざ「お母さん」とうたうのは、ジェンダーバイアスにとらわれているからではありませんか? そう、編集者に
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