米FBIが銃乱射事件の犯人から押収したiPhoneのデータ抽出を行ったことで、犯罪対策としてのスマートフォンの端末解析技術が注目を浴びている。FBIの件では端末解析装置を開発しているイスラエルのCellebriteが関与しているのではないかという話も噂された。しかしCellebriteは本件に関して公式なアナウンスは一切行っておらず、FBIがどのような手法で解析をおこなったかは非公開のままだ。 だが一躍注目を浴びたCellebriteの端末解析ツールは実際に犯罪現場などで遺留品の携帯電話からデータを抜き出す用途などに使われており、世界中の関係機関に販売されている。このCellebriteは日本のサン電子の子会社であり、もともとは端末のデータ転送装置を開発していた。 同社の製品にはB2B向けとして携帯電話キャリアや販売店向けのデータ転送装置「Cellebrite TOUCH」や、警察、軍、法
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