「Raspberry Pi Zero」が小型人工衛星に搭載され、フライトコンピューターとして使用されている。このような実験は初めてだとされている。 8年間の計画を経て、「Get Away Special Passive Attitude Control Satellite」(GASPACS)と呼ばれるCubeSat(訳注:大学の研究室などが開発する小型人工衛星)を製作したユタ州立大学(USU)の学部生たちは2021年12月、Raspberry Pi Zeroを搭載した同機が米航空宇宙局(NASA)によって宇宙に打ち上げられるのを見守った。 このプロジェクトの目標の1つは、Raspberry Pi Zeroのような市販の低価格ハードウェアが宇宙旅行に耐えうるかどうか確認することだった。 同大学の物理学部の学生たちが2018年の論文で詳しく説明したように、地球低軌道に到達した際の放射線によるダ