乳房再建(にゅうぼうさいけん、英: Breast reconstruction)とは、外傷や奇形、乳癌除去手術などの理由で形状が大きく損なわれた乳房を再建する形成外科術である。 概要[編集] およそ両の乳房は女性のシンボルであり、これを大きく損なった際には女性の精神的苦痛が大きなものとなったり、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)に大きな影響を及ぼしたりすることがある。下着などである程度誤魔化すことは可能であるがそれはわずらわしいものであり、他人との入浴に制限が伴う場合もある[1][2][3]。このため、乳房の再建が望まれる場合がある。 アプローチとしては人工材料(インプラント / プロテーゼ / シリコンバッグ)の挿入(本項では以降インプラント法とする)[2][4]、真皮脂肪移植[2]、皮弁移植(組織移植)[2]などの手法がある。 鬼塚(1996または2007)によれば、乳癌手術後の乳房再