7月19日、世界各地のWindows PCが「ブルースクリーン」でダウンしたシステム障害が大きな話題になっています。いったい何が原因だったのか、解析が進んでいます。 ブルースクリーンの原因は?システム障害が起きたのはCrowdStrike(クラウドストライク)による企業向けセキュリティ製品を導入しているWindows PCです。米国の公式ブログや、日本の販売代理店であるマクニカが技術的な背景を説明しています。 実際に起こった現象としては、Windowsが再起動を繰り返すというものですが、これが世界規模で同時に起きたことで多大な混乱を引き起こしています。巻き込まれた人は不運だったというしかありません。 ブルースクリーンはWindowsに昔から組み込まれているエラー画面で、システムを強制的に停止せざるを得ない致命的な状況に陥ったことを示しています。 Windowsのバージョンによって表示内容は
IIJ 技術担当部長 最近はインターネットの技術を紹介するのがお仕事です。元々プログラマ、サーバ・データセンター・ネットワーク・セキュリティ・モバイルといろいろやってきました。 ここしばらく「2024年6月よりGoogle (Gmail) が迷惑メール対策を強化、メールが届かなくなるかも」というややセンセーショナルなニュースが流れていました。本件、掘り下げるとややこしい話ではあるのですが、この記事ではざっくりと「何が起っているのか」についてまとめてみたいと思います。(説明を簡単にするため、細かいことは省いています) 結局、私は何をすれば良いの? この問題、「Google (Gmail)で何か起るらしい」という報道のため、Gmailを使っている人が何かしなければならない雰囲気があります。ですが、実際に対応しなければならないのは、Gmailを使っている人ではありません。むしろGmailを使って
楽天市場が2024年夏のトレンド予測を発表した。 酷暑お出かけ新定番 節約ホビー飯家電 ガチ世界グルメ という3つのキーワードを挙げ、進化した暑さ対策商品、食費を節約できて手軽に使える専用調理家電、そして、自宅で味わえる本格海外グルメに注目が集まると予測している。このトレンド予測に基づいた商品を紹介する暑さ対策フェアも始まっている。 熱さ対策のための商品群。従来製品に機能等をプラスした高付加価値商品が目立つ 暑さ対策の定番商品が進化、猛暑に備え 楽天市場の分析を見ていこう。 まず、酷暑お出かけ新定番は、これまでの定番商品にさらに付加価値が加わる傾向が強いという。たとえば携帯型の扇風機、いわゆるハンディファンは従来型の手持ちタイプに加えて首掛けや、ベビーカーに取り付けられる機構などの多様化が見られるという。また、子ども向けの暑さ対策商品も人気を集めている。ランドセルパッドやベビーカー保冷パッ
ゴミ箱がないのはサリン事件のせい? 先日、あるツイートが拡散されているのを目にしました。シンガポールにはゴミ箱が至る所に設置されているのに対し、日本には設置されていないことを批判するツイートに対して、「地下鉄サリン事件を知らない人が増えてきた」とゴミ箱がない理由を述べる趣旨のツイートです。発信者は医療系インフルエンサーとして知られる医師で、この記事を書いている5月19日現在で831万回閲覧されています。 日本の駅や公共空間にゴミ箱が無いことは度々ネットで話題になり、最近はインバウンドの観光客増加で、観光地でのゴミ問題に絡めたものをよく見ます。そういった話題になる度に「地下鉄サリン事件があったからゴミ箱が撤去された」という趣旨の説明・反論がされるのをよく見かけます。 しかし、1995年に起きた地下鉄サリン事件とゴミ箱は直接的には無関係です。パック詰めされた液状のサリンは、いずれも列車内で穴を
家庭のルーターはサイバー犯罪者の標的になる スマートフォンやPCを使うとき、オンラインで利用しないというケースはめずらしいだろう。インターネットにつなぐのは当たり前の時代、ルーターを保有している家庭も多いはずだ。 しかし、セキュリティ意識が必ずしも高くない環境で利用されている家庭用ルーターは、悪意のある人間にとっては標的にしやすいもの。第三者にルーターを不正利用され、踏み台にされてしまうサイバー犯罪もあることに注意が必要だ。 総務省、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、一般社団法人ICT-ISACが運営する、IoT機器のセキュリティ対策向上プロジェクト「NOTICE」(National Operation Towards IoT Clean Environment)をご存知だろうか。 NOTICEでは、家庭のルーターやネットワークカメラなどIoT機器の安全啓発のための動画を、Yo
── ソフトウェアセキュリティの「つぎの一歩が見つかる、気づきと学びの場」 Security Studyシリーズ。 年々増加する不正アクセスや情報漏洩等のセキュリティインシデント。セキュリティ意識はありとあらゆるサービスで求められています。今回は、セキュリティに関する思想や向き合い方、具体的な技術論まで幅広く学びます。 キャリアの不安を解消しませんか? キャリアにお悩みの方は、「Forkwell エージェント」をご活用ください!私たちが、無理に転職を勧めることはありません。エンジニアが転職のプレッシャーから解放され、自信を持って新たなキャリアを歩む手助けをお約束します。どの部分を強化し、どのように弱点を克服するのか、魅力的なポートフォリオの作成方法などをアドバイスいたします。 Forkwell エージェントに相談してみる(無料)
WEBアプリケーション開発者です。 特別セキュリティのスペシャリストになりたいというわけでないですが、アプリケーション開発者として徳丸本に記載されている内容レベルのセキュリティ知識はあります。 システムのセキュリティに関してはベンダーの脆弱性診断を通して運用しており、個人的にはセキュリティに関して何か困ったことがいままでありません。 ただ、ふと考えてみると「情報漏洩やサイバー攻撃が発生した際などの有事にどのような行動をとるべきか」という観点ではあまり自信がないなと感じました。社内でもそのような場合の指針が整っているわけではないです。 徳丸先生は、一般的な開発者には最低限どのレベルのセキュリティ知識を求められていますか? 回答の難しい質問ですが、ここは本音をさらけ出したいと思います。 私が「安全なWebアプリケーションの作り方(通称徳丸本)」を出したのが2011年3月でして、それから13年以
ガートナージャパン(以下、ガートナー)は2024年4月22日、ゼロトラストの最新トレンドを発表した。 セキュリティリーダーが押さえるべきゼロトラストの最新トレンド 同社は2024年3月に国内の組織を対象に、2020年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、「ゼロトラスト」の名目で実施したセキュリティ対策について聞いた。これによると企業が見直しまたは強化したセキュリティ対策として以下の3つが上位にランクインしたという。 アイデンティティーおよびアクセス管理: 国内企業における認証強化、ユーザーのアクセス管理、特権アクセス管理は、コロナ禍におけるテレワークの急増に呼応する形で大幅に進んだ。ユーザーのアクセス管理については、対策の実施を急いだ結果、最低限の機能しか有していないツールを導入したケースも散見されており、今後対策見直しの動きが出てきている SASE: ネットワークセキュリティへの関心
※本記事は2023年3月15日に公開された記事の再掲載です。 めんどくさい掃除のなかでも特に厄介な、水垢やカビの掃除。 今回はそんな水回り掃除の負担を減らすための「対策・予防」に着目したアイテムを3つご紹介します! 貼るだけでカビを抑制してくれるよ ワンダム「バイオラボ ウォールケース バス」 1,078円(税込) 直径8cmほどのタイルのような丸い物体。 これを貼るだけで、バスルームなど水回りのカビや臭いを防いでくれるというのです。 バイオラボの中に入ったバイオ(微生物)が抗菌性の揮発性物質を発し、カビが生えにくい環境をつくってくれるそう。 取り付けはほんとに貼るだけ。高いところに設置するといいみたい。 効果が半年間持続するようなので継続して使ってみたところ、バイオラボを貼っていない去年に比べたらカビが少ない印象。 効果あり、といっていいのではないでしょうか。 半年間も効果が持続してくれ
はじめに ◆この記事は何? セキュリティ分野の攻撃手法と対策をまとめた記事です ◆対象は? セキュリティを学びたい方、試験対策をしたい方 ◆記事のコンセプト 攻撃と対策の目的や流れを抑えておくことで、情報処理試験の午前問題・午後問題が解きやすくなります。 この記事では以下のように整理します。 攻撃者側 攻撃者の目的 攻撃手段 結果 対策側 対策の目的 対策手段 結果 ◆この記事の目的 試験対策として理解や暗記の一助になれば幸いです。 標的型攻撃 攻撃側 ◆目的 機密情報を盗むため ◆手法 特定の個人や組織(標的)を狙って、攻撃メールを送付します。 攻撃者は情報を収集する 標的型攻撃メール送付 感染 情報の流出 ◆結果 情報の漏洩やウイルスの感染 標的型攻撃の例をシーケンス図で示した例です。 対策 ◆目的 被害を抑えるため 完全に防ぐことは難しいので、被害を抑える対策を考えるのが現実的です。
先週の火曜日、3月12日に始まったPublickeyへのDDoS攻撃は今週日曜日、3月18日日曜日の早朝を最後に収まったようです。この記事執筆時点でPublickeyのサーバは平常に戻っています。 この間、読者や広告を掲載いただいているお客様や代理店様にご不便やご心配をおかけし申し訳ありませんでした。 DoS攻撃とは、大量のトラフィックをWebサーバなどに浴びせることでサーバを応答不能にしてしまう攻撃のことです。 前回の報告「Publickeyが受けたDoS攻撃、これまでの経緯と対策まとめ」の後、さらにいくつか対策を講じましたので、この記事では前回の報告以後の経緯と講じた対策を記したいと思います。 また、前回の報告では「DoS攻撃」と書きましたが、その後Publickeyのサーバをホスティングしているさくらインターネットのサポート担当の方から、今回の攻撃は分散した箇所から攻撃を受けていると
はじめに こんにちは、技術広報の菊池です。 セキュリティの確保は技術的な課題にとどまらず、お客様の満足、さらには企業の存続に直結する重要なトピックスです。 私たちSaaS企業も例外なく、常に変化する脅威にさらされており、日夜対策のアップデートが求められますので、 私も自身の理解を深めるためにキーワードと各分野の歴史をまとめてみました。 本記事で取り上げるセキュリティ主要7分野では、新しい技術の登場と共に、新たな脅威が絶えず発生し、その対策の進歩も伺えました。 今回は、アプリケーション、ネットワーク、エンドポイント、データ、クラウド、アイデンティティとアクセス管理、インシデント対応と復旧のセキュリティについて、 その概要と1980年代〜現代に至るまでの歴史、脅威と対応策の進化を総括しました。全てはカバーしきれませんでしたが、代表的なツールも紹介しています。 それぞれの分野では個別の発展があり
手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。今回の放送では、「プチプラ防災術」について取り上げました。 ※写真はイメージです 今回お話を伺ったのは、東日本大震災や熊本地震をはじめとする国内外36の被災地で医療支援・救助活動をおこなってきた国際災害レスキューナースの辻直美(つじ・なおみ)さんです。 大きな家具の転倒を防ぐための対策として、辻さんは転倒防止器具を設置するのではなく、100円ショップに売っているような「プチプラグッズ」を揃えるだけで十分に効果があると話します。 その具体的なポイントについて、「我が家では、『耐震板』という家具に差し込む樹脂が100円ショップに売っているので、これをすべての家具に差し込んでいます。食器棚や本棚、テレビボードなどのすべての棚に対しては滑り止めシートを敷きまくって
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く