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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (31)

  • 「政治的に正しいAI」は実現できる? 週刊プレイボーイ連載(596) – 橘玲 公式BLOG

    生成AIが世界的に話題になっていますが、先行するオープンAIに対抗してグーグルが満を持して投入した「Gemini(ジェミニ)」がたちまち炎上しました。ヨーロッパの歴史的な人物の画像を生成させたところ、白人以外の人種になり、SNSに黒人のフランス国王やローマ法王、アジア系の中世の騎士などの画像があふれたのです。グーグルは謝罪のうえ機能を停止し、修正を急ぐ事態になりました。 この失態の背景には、2015年の「ゴリラ事件」があります。グーグルフォトがスナップ写真を分析して、「犬」「誕生パーティ」「ビーチ・トリップ」などといったフォルダに自動的に振り分けるサービスを始めたのですが、あるユーザーが心当たりのない「ゴリラ」というフォルダを見つけました。不思議に思ってそのフォルダを開いてみると、近所で開かれたコンサートで女友だちを写した写真が80枚以上入っていました。その友だちは黒人でした。 ユーザーは

  • 闇(ダーク)ネットはどうなっているのか – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2019年2月22日公開の「トロール(荒らし)や実況ポルノ、拒症のピアサポートなど、「自由」という糸でつながるネットの「闇(ダーク)」サイトの住人たち」です(一部改変)。 wsf-s/Shutterstock ****************************************************************************************** イギリスのジャーナリストで、シンクタンク「デモス(Demos)」のソーシャルメディア分析センター・ディレクターでもあるジェイミー・バートレットは、2007年から過激な社会的・政治的運動の研究を始め、ヨーロッパおよ

  • エロス資本のマネタイズが容易になるとなにが起きるか? 週刊プレイボーイ連載(589) – 橘玲 公式BLOG

    事実は小説より奇なり、という事件です。 2016年夏、大学3年生の女性はアルバイトの面接で、会社オーナーを名乗る40代半ばの男と出会います。男は「東大大学院卒」で「売上数十億円」の投資家と名乗り、ペットのペリカンの写真を見せられました。 男が主催するイベントに参加すると、集まった若い女性たちに、ゲームの景品としてエルメスのバッグを配っていました。女子大生は、男を「カリスマ資産家」だと信じ込んでしまいます。 大学を卒業し、看護師や保健師として働くようになると、男から株への投資を勧められ貯金など300万円を預けます。2020年には「一緒に事業をやらないか」と誘われて仕事を辞め、「会社の休憩室」と説明されたマンションに同居し、事業の初期費用として410万円を渡しました。 ところがその後、株で多額の損失が出て返済義務があると迫られ、パパ活を指示されます。当初はデートの見返りに数万円を受け取る程度で

  • 政界の裏金疑惑をリベラル化と「説明責任」から読み解く 週刊プレイボーイ連載(587) – 橘玲 公式BLOG

    政治資金パーティをめぐる裏金疑惑が拡大し、岸田政権はますます窮地に追い込まれています。実態はこれから検察によって解明されていくでしょうが、ここではこの事件を「説明責任」から読み解いてみましょう。なぜならこれが、今年の(というよりも、リベラル化する社会の)キーワードになるからです。 副大臣を辞職したある安倍派議員は、それがよほど悔しかったのか、記者団に「派閥から収支報告書に記載しなくてよいと指示があり、適法と推測せざるを得なかった」と語っています。 この正直な告白からわかるのは、ほとんどの政治家に違法行為の認識がなかったらしいことです。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」で、長年やってきているのだから、自分だけが批判されるいわれはないという理屈です。派閥の事務方も、違法行為を隠蔽するというより、たんに前例を踏襲していただけなのでしょう(その後、ある大臣経験者はこれを「文化のようなもの」と説明し

  • 不死のテクノロジーを目指すトランスヒューマニズムとは – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2018年6月7日公開の「テクノロジーの進化で「不死」を実現できると考える トランスヒューマニストたちの思想とは?」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** すべての物語はわれわれの終わりから始まる。われわれが物語を考え出すのは、自分が死ぬからだ。 アイルランド生まれのジャーナリスト、マーク・オコネルは『トランスヒューマニズム 人間強化の欲望から不死の夢まで』(松浦俊輔訳、作品社)をこう書き出した。オコネルは書で、テクノロジーのちからで肉体

  • ムラ社会を批判しながら、ムラ社会的連帯責任を正当化するひとたち 週刊プレイボーイ連載(585) – 橘玲 公式BLOG

    *12月11日発売号に掲載されたコラムです。適宜、新しい情報を加えました。 アメリカンフットボール部の部員3名が大麻など違法薬物の所持で逮捕されたことで、日大学が廃部の方針を示しました。これに対して、複数のアメフト部員が廃部の撤回を念頭に、大学側と話し合う場を設けるよう要望書を提出したことも報じられました。 ここからわかるのは、大学側が当事者であるアメフト部の部員と話し合うことすらなく、一方的に廃部を決め、違法行為とは無関係の学生に連帯責任を負わせたことです(100人以上いるアメフト部員のうち寮生は20~30人)。 「これは氷山の一角で、まだまだ不祥事が出てくる」との意見もありますが、たとえそうであっても、徹底的な調査によって違法行為をした者に一定の処分を課せばいいことです。そもそも大麻は、欧米諸国では合法化が進み、もはや問題になることすらありません。そのことを脇に置いたとしても、教育

  • 命の〈価格〉をどのように決めるべきか? – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2021年7月15日公開の「命の〈価格〉はどのように決められるのか? 日常的につけられている人命の値札と公平性」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** 新型コロナのような感染症が蔓延して患者が病院に押し寄せると、すべてのひとを治療できず、誰を優先し誰を後回しにするかのルールを決めなくてはならなくなる。日ではこのトリアージを正面から議論することを嫌い、病院の恣意的な判断を行政やメディアが黙認する不健全な状態が続いているが、日よりはるかにリ

  • イスラーム原理主義のテロの論理とは – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2015年12月3日公開の「ISが「神の名の下に無辜の市民を殺す」論理を イスラームは、完全否定できるのか?」です(一部改変)。15年11月13日に起きたパリ同時多発テロを受けた書いたものです。 ハマス創設者の長男として生まれ、のちにイスラエルの諜報機関にスパイになった若者の証言を紹介した「イスラエルへのテロを主導する、ハマスとはどのような組織なのか?」も合わせてお読みください。 レピュブリック広場に捧げられたテロ犠牲者への花束(2016年) *******************************************************************************

  • イスラエルを批判するユダヤ人たち 週刊プレイボーイ連載(581) – 橘玲 公式BLOG

    10月7日にガザを実行支配するイスラームの武装組織ハマスの戦闘員およそ2000人がイスラエルを襲撃し、民間人など1400人以上が死亡し、200~250人が人質としてガザに連れ去られるテロが起きると、ハーバード大学の33の学生グループが、「イスラエルの体制が、明らかになりつつあるすべての暴力に全面的な責任がある」というステイトメントを発表しました。 当然のことながらこの行動は、「テロを擁護している」としてはげしい批判を浴び、ハーバード大学の学長(今年7月に就任した「多様性を象徴する」黒人女性の政治学者クローディン・ゲイ)は、「いかなる学生グループも大学やその指導者を代弁してはいない」との釈明を余儀なくされました。しかしその一方で、言論・表現の自由だとして、学生たちにステイトメントを撤回させることは拒否しています。 署名したのはほとんどがムスリムの学生とイスラーム圏からの留学生の団体ですが、今

  • 「人類史上最もやっかいな問題」はどうなるのか? 週刊プレイボーイ連載(580) – 橘玲 公式BLOG

    イスラームの武装組織ハマスが10月7日、パレスチナ人自治区ガザからイスラエルに大規模な襲撃を行ないました。大量のロケット弾を発射するだけでなく、ブルドーザーでフェンス24か所を破壊して侵入した2000人あまりの戦闘員がイスラエルの軍事施設、パーティ会場やキブツ(農業共同体)などを襲い、子どもを含む1400人以上の民間人らを殺戮、イスラエル市民や外国人観光客など200~250人の人質をガザに連れ去りました。 これに対してイスラエルはガザ地区の電気・料・燃料の補給経路を断つ「完全封鎖」を行ない、高層住宅、中心部の大学、モスクなど「ハマスの拠点」と見なした建物にはげしい空爆を実施。こちらの犠牲者は7000人を超えたとされます。 イスラエルとパレスチナの対立は「人類史上最もやっかいな問題」ともいわれ、今回の事態に至った原因を追究しようとすれば、それぞれの立場によってまったく異なる主張になるでしょ

  • 「子どもを性犯罪から守るために、どこまですべきなのか」という問題 週刊プレイボーイ連載(577) – 橘玲 公式BLOG

    学校や保育園、児童養護施設などが、従業員の性犯罪歴をデータベースで確認する「日DBS(Disclosure and Barring Service)」の実現に向けて、こども家庭庁が早ければ今秋の臨時国会に法案を提出すると報じられました。 イギリスでは2002年、南東部のソーハムで、お菓子を買いに出かけた10歳の少女2人が行方不明となり、近くに住んでいた中等学校の用務員の男が、少女たちを家に誘い込んで絞殺したとして終身刑に処せられました。 この事件がイギリス社会を大きく揺るがせたのは、犯人の男がこれまで何度も性暴力の疑いをかけられていたことです。そのなかには、10代の少女らと性的関係をもち、そのうちに1人が15歳で女児を出産したとして、3度にわたって警察に通報されたというものもありました。ところがこれは、女児たちが男との性交渉を否定したため起訴できず、その後、18歳の女性をレイプしたとし

  • 「サラリーマン増税」は誤解なのか、それとも… 週刊プレイボーイ連載(573) – 橘玲 公式BLOG

    マイナ問題の混乱で支持率が低下している岸田政権が、「サラリーマン増税」批判に神経をとがらせています。発端は6月末に提出された政府税制調査会の中期答申で、そこでは、これまで税制優遇されていた退職金や、一定額まで非課税となっている通勤手当や社宅の貸与などが見直しの対象とされており、これがネットで炎上したのです。 退職金は収入から控除額を引いたものの2分の1に、所得税・住民税が課税されるのですが、政府税調が問題にしたのは、勤続年数20年を超えると控除額が大幅に上がることです。国税庁の試算例では、勤続11年の控除額が440万円なのに対し、勤続30年だと1500万円にもなります。 「同じ会社に20年以上働かないと損になる」という税制は、終身雇用が当たり前の時代ならいざ知らず、転職を繰り返しながらキャリアアップしていくジョブ型雇用の時代には合いません。これでは社員は転職をためらい、会社に「監禁」されて

  • キャンセルカルチャーの光と影 週刊プレイボーイ連載(572) – 橘玲 公式BLOG

    社会がぎすぎすして、自由に発言できなくなったと感じているひとは多いでしょう。これは日だけでなく世界的な現象で、「ポリコレ政治的正しさ)」に反する言動をした個人や企業・団体を一斉に批判し、社会的な地位を抹殺(キャンセル)する運動は「キャンセルカルチャー」と呼ばれています。 なぜこのようなことが目立つようになったのかは、大きく2つの理由が考えられます。 ひとつは、SNSによって「道徳エンタテインメント」が安価に提供されるようになったこと。近年の脳科学は、不道徳な者を罰すると脳の報酬系が活性化することを発見しました。これは長大な進化の過程で埋め込まれたプログラムで、法律も警察もない人類史の大半において、わたしたちの祖先はお互いに隣人を監視し、誰もが「道徳警察」になることによって共同体の秩序を守ってきたのです。 不道徳な相手に対して「正義」を振りかざすとき、ひとは怒りとともに大きな快感を得るこ

  • メディアのマイナ批判は「若者の切り捨て」 週刊プレイボーイ連載(571) – 橘玲 公式BLOG

    「マイナ問題」の混乱が続いていますが、一連の報道がわかりにくいのは、「マイナンバー」と「マイナカード」を(おそらくは)意図的にあいまいにしているからです。 マイナンバーは国民および外国人居住者に付与される固有の番号で、これによって社会保障など行政サービスや納税手続きをデジタル上で完結できます。これまで「名前」「住所」「戸籍」などで管理してきましたが、これではデジタル化に対応できないので、北欧諸国を皮切りに先進国やインドなど新興国も続々と番号での管理に移行しています。 それに対してマイナカードは、マイナンバーの証明書にICチップの電子証明を付与したものです。社会がデジタル化するにつれて、非対面で人確認しなければならない機会が増えていきます。そのとき、運転免許証や(顔写真すらない)保険証のコピーの提出では詐欺の温床になるため、より安全性が高く、スマホでも使える人認証の方法が求められていまし

  • 合理的楽観主義者は世界と未来をどのように見ているのか – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2020年1月16日公開の「「世界がどんどん悪くなっている」というのはフェイクニュース。 先進国の格差拡大にも関わらず 「公正なルール」のもとでの不平等は受け入れられる」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** 2004年に『タイム誌』の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれた進化心理学者のスティーブン・ピンカーは、『暴力の人類史』(青土社)につづいて2018年に“Enlightenment Now(いまこそ啓蒙を)”を上梓し、日

  • ストレスが脳に炎症を起こすことがわかってきた 週刊プレイボーイ連載(560) – 橘玲 公式BLOG

    ストレスが身体だけでなく心の健康にも悪いことはむかしから知られていましたが、その仕組みはずっと謎に包まれていました。 ウイルスや細菌に感染しているわけでもないのに免疫系が過剰に活性化し、白血球が正常な細胞を攻撃して臓器や組織に炎症が起きるのが自己免疫疾患で、典型的な現代病とされています。研究者は、各種の臓器に炎症が生じている患者はうつ病など、さまざまな精神疾患を併発しやすいことや、炎症性物質であるサイトカインの数値が高いと、うつ病や双極性障害統合失調症などを発症する危険性が高くなることに気づいていました。 しかし、このようなエピソードをいくら集めても、医学的にはあまり意味がありませんでした。これまで、脳には免疫機能がないとされていたからです。 ところが2010年代になって、「ミクログリア」と呼ばれる脳内の細胞が免疫の役割を果たしていることがわかってきました。グリア細胞は神経系(ニューロン

  • アメリカの知られざる下級国民「ワーキャンパー」 – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2019年8月1日公開の「アメリカの知られざる下級国民「ワーキャンパー」 の増加が意味するものとは?」です(一部改変)。この話は『ノマドランド』として映画化され、第93回アカデミー賞作品賞を獲得しました。 ****************************************************************************************** 『上級国民/下級国民』(小学館新書)では、欧米先進国を中心に、「白人」や「男性」などこれまで社会の主流派(マジョリティ)とされていた一部が中流階級から脱落し、下層(アンダークラス)に吹きだまっていることを述べた。日

  • 「メールをお送りさせていただきます」は誤用? 週刊プレイボーイ連載(552) – 橘玲 公式BLOG

    「メールをお送りさせていただきます」は誤用――といわれても、その理由がすぐにわかるひとは多くないでしょう。でもこれは、疑問形にできるかどうかで簡単に判別可能です。 「させていただく」の典型的な用法は、高価な骨董品を「拝見させていただきます」という場合ですが、これは「拝見してよろしいでしょうか」と言い換えることができます。ここからわかるように、「させていただく」には、「目上の者の好意によって、なにかをすることを許してもらった」という含意があります。 不祥事を起こした政治家が「反省させていただきます」と答弁すると、イラっとするのもそのためです。その政治家は「反省してよろしいでしょうか」と訊ねているわけではなく、国民が自分の「反省」を受け入れていることを前提にしているのです。 メールを送る許可を得ているわけでもないのに、「お送りさせていただきます」と書くのも同じことです。現実にはこんなことでいち

  • デフレから脱却して日本社会はますます貧乏になった 週刊プレイボーイ連載(550) – 橘玲 公式BLOG

    2022年12月の消費者物価上昇率は、生鮮品を除く総合で前年同月比4.0%と、41年ぶりの高水準になりました。日銀の生活意識調査では、1年後の物価の予想が「9.7%上昇」と過去最高を記録しました。 2000年代に入ってから、リフレ派の経済学者は、「物価が上昇するまで金融緩和を続けると「コミットメント」して、ひとびとの「インフレ期待」を生じさせないかぎりデフレから脱却できない」として、当時の日銀総裁の消極的な金融政策を激しく批判しました。 第二次安倍政権とともに就任したのが黒田東彦総裁で、リフレ派を牽引してきた経済学者を副総裁に迎え、「トリプル2(2年間で物価目標2%を達成するためにマネタリーベースを2倍にする)を宣言しました。ところがその後もデフレ傾向に変化はなく、14年4月の消費税増税のせいだと八つ当たりしましたが、金融政策の目標をマネーの供給から金利に変えた異次元緩和でも物価は微動だ

  • BLM(ブラック・ライヴズ・マター)に対する保守派の論理とは – 橘玲 公式BLOG

    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2020年8月21日公開の「日ではほとんど報道されない、BLM運動の嚆矢となった「ファーガソン事件」の真相と背景にある黒人の犯罪率の高さ」です(一部改変)。Diamond Onlineに寄稿した「“白人は「生まれる前から」レイシスト”。リベラルな白人こそが差別の元凶という過激な主張の真意とは?」と合わせてお読みください。 ****************************************************************************************** 警官の過度な制圧によって黒人男性が死亡した事件をきっかけに、アメリカ各地で抗議行動の嵐が吹き荒れた