*12月11日発売号に掲載されたコラムです。適宜、新しい情報を加えました。 アメリカンフットボール部の部員3名が大麻など違法薬物の所持で逮捕されたことで、日本大学が廃部の方針を示しました。これに対して、複数のアメフト部員が廃部の撤回を念頭に、大学側と話し合う場を設けるよう要望書を提出したことも報じられました。 ここからわかるのは、大学側が当事者であるアメフト部の部員と話し合うことすらなく、一方的に廃部を決め、違法行為とは無関係の学生に連帯責任を負わせたことです(100人以上いるアメフト部員のうち寮生は20~30人)。 「これは氷山の一角で、まだまだ不祥事が出てくる」との意見もありますが、たとえそうであっても、徹底的な調査によって違法行為をした者に一定の処分を課せばいいことです。そもそも大麻は、欧米諸国では合法化が進み、もはや問題になることすらありません。そのことを脇に置いたとしても、教育機