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2012年7月21日のブックマーク (37件)

  • NHK「日曜討論」の宇野常寛氏について(2012年7月15日放映): 批評職人~たのしい文芸評論~

    この若手の批評家の書いたものはまだ読んだことがないので、 テレビの印象だけのべてみたい。 まず冒頭、かれは、自分はふだんアニメなどの批評をしている者 であり、オタクと呼ばれる人びとの代表としてこの場に出演して いる旨の発言があった。 これは興味深い自己認識である。 自分が他人の意見を代弁し得るという強烈な自意識には驚かされた。 さらに、その後、郵政選挙のときには「刺客」候補に投票し、 参院選のときは「みんなの党」に投票したと述べたところから 推すと、どうも他人指向の傾向をほとんど確信犯的に肯定している ように見受けられる。 つまり、自意識は過剰にあるが、内面は希薄なのである。 ■ また、かれの主張はほとんど技術論の範疇に属するのではないか。 そのようなかれの民主主義論の背景には、 東浩紀の民主主義2・0(情報技術によって大衆の無意識の欲望を 可視化することで専門家の熟議を枠づける仕組み)が

  • 現代思想の最前線(東浩紀と辛坊治郎)から | 2009-02-08 - Economics Lovers Live

    東浩紀の渦状言論 はてな避難版 http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20090207/1233992298 というわけでこれ以上国債は発行できない、しかし金は欲しい(選挙で勝つために金はばらまきたい)、だから自分たちで紙幣を作ろうって、それがまともな国家のやることでしょうか。定額給付金もバカげてますが、最近の日はいよいよ正気を失ってきた気がしてならない。 東氏と同じくらい「現代思想の最前線」に立つのがすなふきんさんのところhttp://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20090208/1234089307で紹介されていた辛坊治郎氏の発言。 しまいに「そんなことやってたら国民は税金も払わないでいいと思うようになる。モラルはどうなるんだモラルは!」なんて半切れ状態。そして最後は政府は信用できない、そんな政府に紙幣発行権与えるなんてとんでもない この

    現代思想の最前線(東浩紀と辛坊治郎)から | 2009-02-08 - Economics Lovers Live
  • 東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "抗議は重要だが、あいつらウゼえと思われたら終わりというのは、性的マイノリティ云々以前の問題で、ぼくは結局はそれを指摘しているにすぎません。"

    抗議は重要だが、あいつらウゼえと思われたら終わりというのは、性的マイノリティ云々以前の問題で、ぼくは結局はそれを指摘しているにすぎません。

    東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "抗議は重要だが、あいつらウゼえと思われたら終わりというのは、性的マイノリティ云々以前の問題で、ぼくは結局はそれを指摘しているにすぎません。"
    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
    うぜえと思いたいのはあなたでしょう?
  • 『優生学と人間社会』を読んで - Arisanのノート

    優生学と人間社会 (講談社現代新書) 作者: 米昌平,ぬで島次郎,松原洋子,市野川容孝出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/07/19メディア: 新書購入: 2人 クリック: 60回この商品を含むブログ (46件) を見る 優生学という言葉をはじめて意識して聞いたのは、数年前のことだと思う。 もちろんこの語自体はもとから知ってはいたが、「戦前のこと」であり、おぞましいことだが過去の話であると思っていて、それが現代に復活しつつあると聞いて(実情は、それどころではないわけだが)、奇異の感を抱いたことを覚えている。 このを読むと、「優生学」の過去と現在についてのそうした思い込みは、まったく誤っていたことが分かる。戦後の日社会においても、ずっと「優生保護法」という名の法律が存在してきただけでなく、優生思想は、根的に否定されることのない考えであり続けてきた。 だが、そればかりではない

    『優生学と人間社会』を読んで - Arisanのノート
  • 『日本の近代化と民衆思想』 - Arisanのノート

    の近代化と民衆思想 (平凡社ライブラリー) 作者: 安丸良夫出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1999/10/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 67回この商品を含むブログ (23件) を見る今年に入って平凡社ライブラリーから「名著復刊」として新しい刷が発売された書は、もともと、歴史学者安丸良夫が、60年安保の国会議事堂を包囲した闘争に一学生として参加した体験を機縁として、60年代から70年代前半に書き継いだ論考を一冊にまとめたもの(74年出版)である。 「通俗道徳」の利用と日近代の民衆宗教 書の前半ではまず、近世から明治にかけての日の民衆闘争を支えた思想が、近代化や国民精神の形成と表裏をなす「道徳主義」にあったことが強調される。 これは、民衆の道徳主義を、江戸時代からの封建的遺制として否定的にのみ捉える、従来のマルクス主義史学や丸山真男などへの異議を、民衆史という

    『日本の近代化と民衆思想』 - Arisanのノート
  • 岸信介・正力松太郎・中曽根康弘は「アメリカの手先」ではなかった - kojitakenの日記

    思うのだが、「○○○○○はアメリカの意向を受けて動く人間だが、○○○○はアメリカにものが言える人間だ」などというステロタイプな善悪二元論は捨てた方が良い。岸信介にせよ正力松太郎にせよ、CIAから資金援助を受けていたところで、根的なところでは彼ら自身の信念に従って行動したのである。佐野眞一は、正力松太郎が "PODAM" というコードネームを持つ「CIAのエージェント」だと言われていることについて「それがどうした」と言う。正力はアメリカをも手玉にとろうという気概を持っていたというのである。その通りだと思う。岸信介にしたところで、CIAから金をもらってアメリカの意のままに動く「売国奴」だったのではなく、岸は岸なりに「国益に資する」と信じて60年安保の改定を強行したのである。このことを著書で指摘して、私の目を開かせてくれたのは、今ではおかしな方向に行ってしまった宮崎学である。 ましてや、195

    岸信介・正力松太郎・中曽根康弘は「アメリカの手先」ではなかった - kojitakenの日記
  • 「石原知事はブレない」 尖閣諸島オーナーの弟、東京都への「売却合意」の真意を語る

    沖縄県・尖閣諸島の大部分を所有する栗原國起(くにおき)氏の弟で、栗原家のスポークスマン的な立場の栗原弘行氏が2012年4月19日、都内でニコニコ動画のインタビューに応じた。今月16日、東京都の石原慎太郎知事が訪米先のワシントンで、尖閣諸島のうち魚釣島など主要3島を栗原氏から購入することで基合意したと発表している。 尖閣諸島については中国も領有権を主張しているが、毎日新聞の報道によると石原氏は「国が買い上げると中国が怒るから外務省がビクビクしている。東京が尖閣諸島を守る。やることをやらないと政治は信頼を失う」と日政府の対応を批判している。 なぜ、栗原氏は石原知事と尖閣諸島を売却することで合意に達したのか。弟・弘行氏は「石原知事はブレない」と述べ、一貫して尖閣諸島が日の領土であることを訴えてきた石原氏のスタンスと栗原家の意見が一致したことを理由としてあげた。 ・[ニコニコ生放送]尖閣諸島

    「石原知事はブレない」 尖閣諸島オーナーの弟、東京都への「売却合意」の真意を語る
    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
  • 統合失調症を乗り越えて復活した芸人・ハウス加賀谷が語る"お笑いの意味"

    NHK Eテレでは、ことし4月6日から、『バリバラ~障害者情報バラエティー~』が放送されている。公式サイトに「これまでタブー視されていた障害者の性やお笑いのジャンルにも果敢に切り込みます」とある通り、"バラエティーを通してバリアフリーを考える"を番組のコンセプトとしている。人道的に見れば、障害者を笑い物にすることは決して許されることではない。しかし、番組に出演している障害者たちの"笑われる"のではなく"笑わせたい"という情熱は、テレビを通して伝わってくるものがある。 この『バリバラ』に、プロのお笑い芸人が自らの障害をカミングアウトして出演している。お笑いコンビ「松ハウス」のハウス加賀谷さんだ。1990年代の『ボキャブラ天国』(フジテレビ系列)では、「汚れなき壊れ屋」として、異常なまでのハイテンションを売りにして活躍した。しかし、"ボキャブラブーム"の終焉とは無縁に、彼らは表舞台から姿を消

    統合失調症を乗り越えて復活した芸人・ハウス加賀谷が語る"お笑いの意味"
  • 「生活保護が浮いて見えるのは、世の中が地盤沈下したせい」派遣村"村長"の湯浅誠氏がナマポ・バッシングを斬る

    生活保護が浮いて見えるのは、世の中が地盤沈下したせい」派遣村"村長"の湯浅誠氏がナマポ・バッシングを斬る 売れっ子お笑いコンビ「次長課長」の河準一氏の母親が生活保護費を受給していた問題が、世間を騒がせたことは記憶に新しい。病気で働けない人や、困窮して追い詰められた人々を救うために、生活保護制度が誕生して60年が過ぎた。 日国憲法で決められた「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための最後のセーフティーネットだったはずだが、今回の事件を機に「ナマポ(生活保護を示すネット用語)の不正受給を許すな!」と、ネット上では非常に厳しい視線が注がれるようになった。一種の「ナマポ・バッシング」と言える事態になっているのだ。 最低賃金で働いた場合の収入が、生活保護費の受給額を下回る「逆転現象」が起きている地域が11都道府県に上ることも、厚生労働省の調査で判明している。「真面目に働くのがバカらしくな

    「生活保護が浮いて見えるのは、世の中が地盤沈下したせい」派遣村"村長"の湯浅誠氏がナマポ・バッシングを斬る
  • 恐るべきものを見てしまった - apesnotmonkeysの日記

    昨日のことですが、買い物に行った際に魚屋で恐るべきものを見てしまいました。国内某県産をうたうウナギ蒲焼きが780円で売っていたのですが、さてこの安値には一体どういう秘密があると思われますか? なんと、頭の先から尻尾の先まで、明らかに20センチにも満たないウナギだったのです。この歳になるまで、こんなサイズのウナギが店頭に並んでいるのを見たことはありません(私が魚屋・鮮魚売り場を買い物客としてうろつくようになった頃にはすでに養殖物が主流になってましたから、サイズに関してはかなり規格化されていたわけです)。土用の丑の日を前にした需要にあわせるために、十分に成長していないものを無理矢理出荷したのか、価格高騰への対策として従来ならまともな値がつかなかった小型のものまで出荷されたのか、事情はわかりませんが、ただならぬ状況にあることだけはよくわかります。 一方、日の農林水産大臣様はこんな認識でおられる

    恐るべきものを見てしまった - apesnotmonkeysの日記
  • 「いじめ」を2手で覆す方法

    芝村裕吏 @siva_yuri 大津いじめの報道で教育関係者がいじめを頑なに否認するのは何故でしょう。ですか。 認めたらそこでゲームセットだからです。 日ロシアでは自白に極端な重きをおいていて、自白したらそこで黒決定。まず覆りません。 ついでに黒になったときの制裁が強すぎるんですね。 2012-07-18 01:16:41 芝村裕吏 @siva_yuri とはいえ、社会感情的に怒りは深く、制裁を許して自白を引き出すことは無理です。 かくてどんなにボロボロでも違うと言い張るしかないですね。 日は自白に極端に重きを置く一方でみんながこう言っているのに反した動きをする事にも厳しいので、状況的には詰んでいます。 2012-07-18 01:20:21

    「いじめ」を2手で覆す方法
  • 「『右』も『左』もない」なるドグマにとらわれ切った池田香代子氏 - kojitakenの日記

    池田香代子氏よ、これはひど過ぎるだろう。 https://twitter.com/ikeda_kayoko/status/224143759972106240 #脱原発杉並‬ は「日の丸を振る人にも来てほしい」という方針のもと、西尾幹二さんに賛同者になっていただきました。お願いに上がったのは私です。西尾さんとは「新しい歴史教科書」問題で真っ向対立してますが、それと原発は関係ない。教科書問題は別の所でやりあいます 昨年、「小沢信者」は卒業したらしいけど、相変わらず「『右』も『左』もない」なるドグマにとらわれているらしい池田香代子氏の「つぶやき」にはため息が出る。 なぜ西尾幹二などと「共闘」する必要があるのだ? どうして「別個に進んで共に撃つ」ではいけないのか? 私がなぜそんなことを言うのかというと、この手の「『右』も『左』もない」統一戦線を組む試みは、そこからはみ出した人間に対する「大政翼賛

    「『右』も『左』もない」なるドグマにとらわれ切った池田香代子氏 - kojitakenの日記
    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
    "この手の「『右』も『左』もない」統一戦線を組む試みは、そこからはみ出した人間に対する「大政翼賛会」的とも「村八分」的ともいえる「排除の論理」を容易に生み出す"
  • 日本人は無宗教なわけじゃない。先祖の霊を信仰するという独自宗教を信仰している:哲学ニュースnwk

    2011年12月21日13:38 日人は無宗教なわけじゃない。先祖の霊を信仰するという独自宗教を信仰している Tweet 1:名無しさん@涙目です。(静岡県):2011/12/20(火) 12:03:36.58 ID:JTTqzAdi0 佐賀出身の屯田兵の子孫 先祖の足跡を訪問 先祖が明治期に屯田兵として佐賀県内から北海道に渡ったという網走市在住の 尾上満昭さん(72)らが18日、先祖の菩提(ぼだい)寺や出生地などがある佐賀市を訪れた。 遠縁にあたる縁者と初めて会って自分たちのルーツについて話が弾む場面もあり、 先祖を育んだ佐賀の風土や人々の気質を肌で感じ取った。 尾上さんの祖父は佐賀市諸富、祖母が同市水ケ江出身で、 明治30年に屯田兵として網走に入植。さらに先祖をたどれば 佐賀藩英学の祖といわれる小出千之助の身内に当たるという。 ブログで小出千之助を紹介していた神埼市千代田

  • 官邸前の難民 - kom’s log

    タイミングがあうとうちの車に同乗するヒッピーのような長髪の宇宙物理学のドイツ人に「ヒッグス粒子もりあがっているねー、パーティーはどんな感じ?ノーベル賞だね」と今日聞いてみたら、「いやはや、残念なことだ、見つからない方が面白いのに」などと斜めな事をいうんでニヤニヤしてしまった。彼はたぶん「ノーベル賞は自分がとる」と思っているのである。 - 原発事故によってその土地を奪われた人々は古典的な定義にしたがう真性の難民である。土地を失いすみかと慣れ親しんだ生活を捨て、持てるものだけを持ってあてどもなくさまよう、というのが難民だ。私もまたホンモノの難民の孫であり子供であるから、難民がどのようなものであるかを幼少の時から何度も聞いている。祖母の小さな引き出しの中に入っていた、背景がきりとられ人物だけが人型になっている数葉の家族写真は私の原体験でもある。 官邸前のデモの人々を私は写真や断片的な動画で眺める

  • ひどすぎるうなぎ報道の中でも最低クラスの「ミヤネ屋」7月18日放映分 - apesnotmonkeysの日記

    TBS系列MBSの夕方のニュース番組「VOICE」は今日、うなぎをとりあげてましたが、マダガスカル産うなぎに期待する人々を紹介する一方、「世界的に見れば供給量の3.5%ほどで、危機的状況にあることは変わりありません」とも付言、さらには“うなぎに代わるスタミナ”を紹介するという、比較的真っ当な内容でした。要はイミダゾールジペプチド(イミダペプチド)を多く含む材がいい、というはなしです。ただ、取材対象者の研究者が列挙した材の中にマグロやカツオが入っていたのが玉に瑕です。ちなみに、今日はイミダペプチドを多く含む材の代表格、鶏の胸肉を買って来て塩麹に漬けました。明日べる予定。 さて、一昨日の「ミヤネ屋」の件です。うなぎコーナーの概要は以下の通り。 うだるような暑い夏の元気の源といえば……そう、うなぎ。今や価格の高騰で、少〜し遠い存在になりがちなうなぎだが……。さらに追い討ちをかける出来事

    ひどすぎるうなぎ報道の中でも最低クラスの「ミヤネ屋」7月18日放映分 - apesnotmonkeysの日記
  • 高校無償化をあきらめない - 日刊イオ

    無償化制度が始まって2年4ヵ月が経った今も、外国人学校の中で朝鮮高校だけが排除される、という異常な事態が続くなか、昨日7月18日、東京・永田町で「朝鮮学校への高校無償化の即時適用を求める院内集会」が行われた。 日社会で、「朝高排除」は、どう捉えられているのだろうか。現段階で、差別が続けられているということは、これが「差別」だと認識する人が少ないからだろう。もっとも、政府が率先して差別していることで、「朝鮮学校は差別してもいいものだ」というお墨付きがつき、状況はますます悪くなっている。だからこそ、地方では朝鮮学校への補助金支給をめぐって、「子どもの学ぶ権利」を無視したさまざまな圧力がかけられているのだ。 そもそも、高校無償化法には、各種学校認可を受けた外国人学校を対象とすべき、とある。それが執行段階で止められている。「高校無償化の朝鮮学校の現段階」と題して話した田中宏・一橋大学名誉教授は、

    高校無償化をあきらめない - 日刊イオ
    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
  • 正しいのはオレだ - on the ground

    例えば音楽で世界を変えようとすることは、愚かなことだろうか。「愛と平和」と叫んで暴力を止めようとすることは、馬鹿げているだろうか。気で世界を変えようとしている人は馬鹿と呼ばれても別に何も思わないだろうが、実際のところ馬鹿でもなんでもない。確かに、争いの無い世界を皆で想像すれば争いを無くすことができると考えるのは、社会科学的観点からして認められない見解である。けれども、そう考えることは間違いでも、それを実行しようとすることは社会科学と相容れないわけではない。 もちろん、音楽では世界を変えることはできない。そんなことは、いい大人なら誰でも薄々解っていることだ。でも、世の中には歌う人がいる。音楽に限らず、人に世界を変えることは不可能である。それでも、人はそれをしようとする。そして、それは決して愚かな行為ではない。 なぜか。世界を変えることはできないと解っていて、それでもなお変えようとすることが

    正しいのはオレだ - on the ground
  • Interests概念の変遷からみたアメリカ政治思想史(3・完) - 研究生活の覚書

    5.The Disappearing Public 1922年、ウオルター・リップマンは『世論』を書いた。世論とは、ステレオタイプ化された頭の中の擬似環境なのだという。さらに1928年のエドワード・バーネイズの『プロパガンダ』では、そもそもpublic opinionなるものは広告活動によって形成されたものであることが示される。もはやルソーはおろかウイルソンからもかけ離れたものとなっていく。一般意志は当に存在しない、そんなものはルソーの戯言だと言うのは歯切れが良いが、当に「存在しない」のだと居直るのも学問としてはそれなりに困ったことである。 この危機意識は、圧力団体を研究する人々にこそむしろ感じられたかもしれない。活発な意志を打ち出す圧力団体と、無力感から投票に行かない有権者の存在が重なり、結局は私的目的によって世論が操作される懸念は深刻なものとなる。E・ペンドルトン・ヘリングによれば

    Interests概念の変遷からみたアメリカ政治思想史(3・完) - 研究生活の覚書
  • ニュートンとデカルト - 研究生活の覚書

    ニュートンが万有引力の法則を発見したとき、当時の啓蒙主義の時代に生きていた知識人たちは、その世界観を「オカルト的」と呼んだ。なぜなら、彼の想定する宇宙は真空であり、理由は分からないが、諸物にはみな引力があって、その引力の法則にしたがって、宇宙は運行していると語ったからである。ニュートンは、何故、諸物には引力があるのかは、分からないと言った。分からないが、神がそのように定めたのだと納得していた。何故、神がそうしたのかは分からない。分からないが、神の作った現世をよくよく観察してみると、このような法則がある(万有引力の法則)。それは、これまた数学という神秘的な魔術によって導き出されるのだという。微積分である。そして法則があること自体が神の存在を証明していると考えた。科学には、歴史性がある。17世紀の科学は神の存在証明を目的とした側面がある。ニュートンほど無神論の傾向のない人はいないだろう。彼は、

    ニュートンとデカルト - 研究生活の覚書
  • Interests概念の変遷からみたアメリカ政治思想史(1) - 研究生活の覚書

    1.HighbrowとLowbrow 建国以来、アメリカ政治的言説にはある種の「ハイブロー」と「ローブロー」の微妙な組み合わせが存在していた。 ハイブローというのは、「国家」、「主権」、「政府」、「一般意志」、「共通善」、「コモン・マインド」といったジェントルマンが公的に論じることのできる概念的言葉である。一方、ローブローというのは、こういった高等概念に対してやや偽悪的にinterestsを問題にする言説で、面白いことに彼らはこれをpolitical realismと呼んだ(Van Wyck Brooks)。利益というのは現実の問題であり、諸利益の関係を考察する学問的概念として、interest group pluralismという言葉が後に形成される。つまり、interestsというのは、ハイブローな言説を「現実的ではない」と批判する文脈の中で使用された。もちろん何をもって「リアル」と

    Interests概念の変遷からみたアメリカ政治思想史(1) - 研究生活の覚書
  • 再び代表について - 研究生活の覚書

    代表するとはいかなることであるのか。以前、このブログでは、国会議員についての二つの代表観を検討したことがある。国会議員は、「地域代表」であるかのか、それとも「国民代表」であるのか。議員の選出が各地選挙区で行われる以上、その議員は、あくまで選出地域の代弁者であるというのが「地域代表」という考え方である。それに対して、選挙区が分割されているのは利便性と多様な国民の意見を吸収するための手段なのであり、国会議員として選出されたからには、議員は全体の利益を自らの裁量と責任によって独自に判断し、国民全体の奉仕者となるべきとするのが「国民代表」という考え方である。おおよそ大学で学ばれる法学(スコラ法学)は、後者の立場、すなわち「国民代表」を通説としている・・・ような印象がある。 民主制とは、議決が自分の見解と違ったものであっても、多数意見に従うこと、その「当は不同意」の多数意見がもたらす帰結を自己の責

    再び代表について - 研究生活の覚書
  • 憂鬱な読書:『陰謀史観』 - そして、人生も映画も続く

    秦郁彦著の新書『陰謀史観』を読んだ。最近、『まんが パレスチナ問題』や『ネットと愛国』などを読んで、ユダヤ人の陰謀とか朝鮮人の陰謀とかの考えに馴染んだからかもしれない。しかし陰謀史観を歴史的にたどったこのを読むと、いよいよ憂になる。 そもそも日国内には、明治維新以前から、吉田松陰などによる対外膨張構想があった。多くは中国、朝鮮を支配し、アジアの盟主になるべしというものだ。明治以降も、西郷隆盛らによる意見書が次々と出る。そしてそれは次第に大アジア主義、東亜共同体論、大東亜共栄圏へと発展し、日の対外進出を正当化する。そこには米国の陰謀という言葉が見え隠れする。 敗戦後、連合軍はこうした「世界征服計画」を取り上げ、逆に日人に対する陰謀史観を作り上げる。特に「田中上奏文」という文書が問題になったという。これは田中義一総理大臣が天皇に提出したとされる「世界征服計画」の最たるものだが、全くの

    憂鬱な読書:『陰謀史観』 - そして、人生も映画も続く
    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
  • 戦闘教師「ケン」 激闘永田町編: 「粋(いき)」と「野暮(やぼ)」

    (03/15)35年前の家族写真 (03/14)ロシア・ソヴィエトを見る目・下 (03/13)ロシア・ソヴィエトを見る目・上 (03/12)衆参の二院問題を考える (03/11)レッスン21回目 (03/09)「話し合い解散」がムズカシイわけ (03/08)雨中の早桜 (03/07)無計画な人員削減のツケは? (03/06)ロシア大統領選2012~分析速報 (03/05)地域団体に見るデモクラシーの劣化 ロシア・ソヴィエトを見る目・下 by ケン (03/15) ロシア・ソヴィエトを見る目・下 by 過客 (03/15) ロシア・ソヴィエトを見る目・下 by ケン (03/15) ロシア・ソヴィエトを見る目・下 by ケン (03/15) ロシア・ソヴィエトを見る目・下 by 城曳黒彦 (03/14) 無計画な人員削減のツケは? by ケン (03/11)

    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
  • 北海道論(6)-札幌の成功と北海道の失敗 - 研究生活の覚書

    マニフェスト・デスティニー(Manifest Destiny)という言葉がある。「明白なる運命」という意味で、ジャーナリスト、J・L・オサリバンが、『デモクラティック・レビュー』(1845年7月号)に発表した論説「併合」で使用した言葉である。アメリカ合衆国の西部、さらには西半球全域への膨張を倫理的に正統化する機能をこの言葉は果たしたとされる。 まさにそれは「倫理的」な概念であり、必ずしも論理的でもなければ道徳的でもないというのが重要である。つまり大変難解である。この難解な概念をアルバート・K・ワインバーグ(Albert K. Weinberg)は、Manifest Destiny: A Study of Nationalist Expansionism in American History (The Johns Hopkins Press, 1935) によって、植民地時代からカナダ併合

    北海道論(6)-札幌の成功と北海道の失敗 - 研究生活の覚書
  • 北海道論(4)-城塞の中の日本 - 研究生活の覚書

    はじめに役所があった。しかる後にコロニーが現れた。 北海道歴史を考察する際に、押さえておかなければならないことは、原野にサムライが役所を建てて、その後に移住民が入ってきたことである。まず地域社会が存在し、その上に役所が乗っかった州とは、スタートが違っている。北海道開拓は、サムライたちが始めた。蝦夷地時代の人的移動はいざ知らず、北海道歴史はサムライから始まった。 北海道の主要産業は役所だというのは、もちろん批判的文脈の中で語られるのだが、内実はもう少し深遠なものである。北海道、ことに北海道の僻地に住んだ経験のある人なら分かると思うが、役所(あるいは役場)に入ると、ほっとしてヘタヘタと座り込みたくなる。そこは、まぎれもなく、普遍的言語が通用する場所なのだ。確かに変な役人はいる。個々の役人が立派なわけではない。それはそうなのだが、とにもかくにも、あるべき論理が、いちおう「べき論」として、ま

    北海道論(4)-城塞の中の日本 - 研究生活の覚書
    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
  • 「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む : キャラの名前の漢字、中国オタクはどう読んでる? 日本語?中国語?発音は?

    2010年03月11日19:03 カテゴリオタクin中国語学習 キャラの名前の漢字、中国オタクはどう読んでる? 日語?中国語?発音は? 「日人キャラの名前の漢字を皆どう読んでいるんだ?」 といったスレを見かけたので、今回はそれで一つ。 漢字と言う共通の文字があるため、中国では日オタク関連のコンテンツや文化を知ることが他の言語圏に比べて楽だという話があります。 漢字のおかげで、中国オタクで日語が分からない人でも漢字を見れば日のコンテンツがなんとなく理解できたりするそうです。 しかし全く問題が無いわけではなく、 「日人の名前の読み方」については「漢字による問題」というものがあるようです。 日人の名前には多くの漢字が使われていますし、中国オタクからすれば比較的簡単に理解できますが、いざそれを発音するとなるとちょっとした混乱が起こってしまうとか。 それでは以下に、中国のソッチ系

  • 「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む : 中国オタク「奈良の鹿はよく訓練された鹿だ!」

    2012年07月17日19:05 カテゴリオタクin中国日々の生活のあれこれ 中国オタク「奈良の鹿はよく訓練された鹿だ!」 ありがたいことに 「日観光関係で何か反応は?」 と言う質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。 中国オタクの面々はイロイロと日の名所に関する情報を知っているようですし、実際に日旅行に行ったことがある人間も少なくないようです。 先日、中国のソッチ系の掲示板で 「奈良の鹿」 に関するやり取りを見かけましたので、その辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。 「奈良の鹿」っているよな。アニメや漫画の修学旅行では定番のネタだし、ウチの国のネットでのニュースや日旅行記とかでもわりとよく見かける。 最近それに関してちょっと気になってるんだが、あの奈良の鹿ってどういう管理なの?用とかなの?やはり近くに鹿を飼っている牧場とかあるもんな

    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
    峨眉山の猿と日本の鹿
  • 「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む : 中国オタク「簡体字と繁体字について、どう思う?どっちが好き?」

    2012年07月10日19:05 カテゴリオタクin中国北京生活のあれこれ 中国オタク「簡体字と繁体字について、どう思う?どっちが好き?」 現在中国土で使われている漢字は簡略化されたいわゆる 「簡体字」 ですが、香港マカオや南方などではそれ以前に使われていた 「繁体字」 も普通に使われています。 また、中国のファンサブ字幕においても簡体字版と繁体字版が混在している状態になっています。 以前、ありがたいことに 「中国オタク内では、簡体字と繁体字に関してどう考えているのか?」 という質問をいただいたのですが、先日うまい具合に中国のソッチ系の掲示板でこの辺についてのやり取りを見かけることが出来ましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。 ちょっとみんなに聞きたいんだが、簡体字と繁体字について、どう思う?オタ関係の中文の資料や字幕は簡体字と繁体字が混在しているけど、そういっ

    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
    もう一つの漢字改革後の状況。日本の場合は簡略化のルールを決めるのにあまり時間かけなかったのが悔やまれる。だいたい行書+楷書が日本語の簡略ルールという印象だけど。
  • 例のいじめのあれについてメモ - 情報の海の漂流者

    ツイッター等でだらだら書いていたが、どうしても考えがまとまらないので筆のおもむくままにメモを取る。 いじめ自殺の実態を学校側が調査するというのはどうなのだろうか? 利害関係者であり、事件を矮小化することで利益を得る学校側が調査をするというのはまっとうな方法なのだろうか? 以前 学力テストの点数を簡単に上げる方法 でも書いたが、学校・教師の評価に関わるような問題を人たちに調査させるというのはもみ消しの温床ではないのか? 家族を失い精神的なダメージを受けた直後の遺族がこれだけ動き回らないと話が進まないのはおかしいのではないだろうか? 被害者と加害者の隔離問題 いじめの対処法(というか事後のケア)の中に被害者と加害者を物理的に隔離するというものがある。 1〜2ヶ月位前に、とある市の偉い人が、学校統合についての議論の中で、学年に1クラスしか作れないような規模の学校では被害者と加害者を物理的に隔離

    例のいじめのあれについてメモ - 情報の海の漂流者
  • 手違いで「現在不在にしています」の道路標識、英ウェールズ

    英ウェールズ(Wales)北部、レクサム(Wrexham)のカフェに掲げられた、英語とウェールズ語で併記された「店内法律により禁煙」と書かれたサイン(2007年4月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/NEIL JONES 【11月2日 AFP】英ウェールズ(Wales)南部スウォンジー(Swansea)で、ウェールズ語への翻訳の手違いから「現在事務所を不在にしています」と書かれた道路標識が立つ珍騒動が起きた。 来の標識は英語で「住宅地につき大型車の進入禁止」だった。市の担当部署が翻訳を依頼したところ、戻ってきた電子メールには、ウェールズ語で「現在事務所を不在にしています。翻訳する原をお送り下さい」とあった。 ウェールズ語を理解しない担当官は、この自動返信メールの文章を完成した翻訳と思い込み、標識を作ると市内のスーパーマーケット前に立ててしまった。その後、ウェールズ語を話す住民からの指摘

    手違いで「現在不在にしています」の道路標識、英ウェールズ
  • 短編映画:「アイルランドではアイルランド語」という情報に翻弄される若者

    中途半端な英語使いが英国からのニュースを東京で読み、あちこちふらふらうろうろ。時々嘘。 はてブ = http://b.hatena.ne.jp/nofrills Twitter = http://twitter.com/nofrills Twitterのログ = http://twilog.org/nofrills ◆「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月) ◆「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月) ◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください

    短編映画:「アイルランドではアイルランド語」という情報に翻弄される若者
    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
  • 橋本紡「ライトノベルが読みやすいと思われているのは悔しい」「月に十冊も表紙にパンツが出てる文庫はおかしい」

    紡 @tsumugu_h みなさん、忘れてるかもしれないけど、僕、文芸の作家ですからね。新刊が出たばかりです。書店に行けばおいてます。ネットワークだと、ついラノベ関係が多くなってしまいますが、僕のフィールドは文芸です。 2012-07-02 11:27:56 橋紡 @tsumugu_h じゃあ、文芸とライトノベルの境ってなんだってことになりますが、それはありません。五年ほど前は、明確にありました。僕が流れ星を書いたとき、文芸モードと、ライトノベルモードの、ふたつがありました。 2012-07-02 11:29:18 橋紡 @tsumugu_h でもって、出版され、新潮文庫の百冊に入っているのは文芸モードの流れ星。なにが違うかと言われれば、レベルの差ではなく……たとえるなら、ダシにコンソメを使うか、カツオを使うのかですね。そこに優劣の差はありません。 2012-07-02 11:30

    橋本紡「ライトノベルが読みやすいと思われているのは悔しい」「月に十冊も表紙にパンツが出てる文庫はおかしい」
  • 声優の大原さやかさん、声帯ポリープと声帯結節をダブル発症して入院・手術でひと月ほど休養|やらおん!

    ちょっとご報告。 すこし前から、声帯ポリープと声帯結節をダブル発症してしまい、このたび入院し、手術することになりました。リハビリもふくめてお仕事をひと月ほどお休みしなければならないため、たくさんの方々にご心配とご迷惑をおかけすることになり、大変申し訳ありません。 bayFM「NOW HITS STREET」は、ご存知の方もいらっしゃるとおり、しばらく代役の方で続けていただくことになりました。また、「シネマチョップ」のナレーションも、今月か来月分は代役の方にお願いしております。 アニメーション関係だけでしたら、特にお知らせせずひっそりと復帰することもできたのですが、ラジオでの発表以来、一部のファンの方を不安にさせているということもあって、今回こういうカタチでご報告させていただきました。 この機会にしっかり治療・休養し、またバリバリがんばるつもりですので、どうぞ今後ともよろしくおねがいいたしま

    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
  • 当たり前のことだけど、日本以外でもたくさん小説は書かれてるんだよね。

    1 名前:以下、はてなにかわりまして元増田がお送りします。 投稿日:2011/06/22 00:24:23当たり前のことだけど、日以外でもたくさん小説は書かれてるんだよね。 小説に限ったことじゃなくて、映画もドラマも音楽でも何でも表現された創作物ってのはいろんな国にたくさんあるわけだ。 当たり前のことなんだろうけどな。ちょっとその事実が想像できない。信じがたいというか受け入れがたいというか、当にそうなのって思ってしまう。 例えば中国屋には中国語で書かれた雑誌が沢山あって、中国語で書かかれた小説ばかりが並んでる。これはまだいい。ちゃんと理解できる。 ただその次の段階として、そういったの中に、翻訳されないために中国語以外の言語では読めないようながたくさんあることを考えると、途端に手に負えなくなってしまう。 もちろん誇張した驚きだけど、その国の言語でしか読むことのできない小説(あるい

  • いわゆる男の娘が社会的に女の子として生活し始めて思ったこと

    わたしはいわゆる男の娘だ。部屋の中で女装していただけだったのだが、「これじゃただの変態だな」と思い一念発起した後、いろいろ試行錯誤してかなりパス度を高めることに成功した。(パス度っていうのは女装だと見抜かれない率のこと)そしていまは大学にときどき女装して通っているし、この前無事に女の子としてバイトもはじめた。世の中じゃ結構こういう苦労をしている人はいると思うのだけれど、あんまりそういった苦労話をしているのは見たことがなかったので、振り返りの要素を込めて自分のためにもちょっとまとめてみたいと思う。世の中にはこういう人もいるのだということを知っても損はしないのではないだろうか。女装したい人やmtfの人にすこしでも参考になればと思う。 もともと中学高校と男子校に通っていたのだけれども文化祭などでときどき女装させられていた。表面上は嫌がっていたのだけれども、正直とても嬉しかったし、客観的に見てもそ

    いわゆる男の娘が社会的に女の子として生活し始めて思ったこと
    lotus3000
    lotus3000 2012/07/21
  • デモクラシーを愛す - 研究生活の覚書

    アレクシス・ド・トクヴィルの『アメリカのデモクラシー』の最初の巻は、1835年にフランスで出版された。同書は、その年のうちにヘンリー・リーヴ(Henry Reeve)が英訳したので、すぐに英仏の読書会の話題をさらうことになったが、それが当のアメリカ合衆国に流通したのは、ずいぶんあとのことになった。理由は、当時の米仏関係が極めて険悪であったことに加えて、同書に示される主張が、ホイッグ(イギリスのそれではなく、フェデラリストの系統を引く保守勢力。ここにも保守とリベラルの大西洋両岸の違いが見られる)の社会観・歴史観が強いということで時のジャクソニアンたちが反感をもったためであると言われている。ちなみに、同書の最初のアメリカ版は、リーヴの英訳を無断でコピーしたもので、どうやらトクヴィルは終生アメリカからは印税をまったく受けられなかったようである。 彼の『デモクラシー』の中で、アメリカ人たちが特に反

    デモクラシーを愛す - 研究生活の覚書
  • 獲る人と、売る人の問題で、食べる人には責任はないのですか?

    勝川先生公式サイト http://katukawa.com/ 漁師は乱獲、小売りは乱売、消費者は乱。この国の魚には持続性という視点が欠落している。 http://togetter.com/li/332743

    獲る人と、売る人の問題で、食べる人には責任はないのですか?