5月18日は韓国で光州民衆抗争が起こって35年になる日であった。「4.3」も「4.19」も「4.24」も、すべてそうだが、5.18も5月18日のその日だけで始まって終わったわけではない。軍隊に鎮圧される27日まで市民たちの戦いは続いた。 光州民衆抗争を説明しようとすると、1945年の朝鮮の解放からアメリカによる南半部に対する軍政、朝鮮半島の分断、韓国の成立から話を始めなければならないが、少なくとも朴正煕による維新独裁から見なければならず、光州民衆抗争が浮き彫りにした問題、市民たちが命を賭して求めたものは、今にも続いていることである。 光州民衆抗争はものすごい出来事で、朝鮮人はもちろん、日本人もそれによって人生が大きく変わったという人は多いのではないだろうか。 1979年、私は大学3回生で、入学した時から朴正煕の絶対的な権力、維新独裁体制の強固さを見てきた。学生を中心に激しい民主化闘争が繰り