『 倍率1倍切り? 成り立たない教員採用試験 』 規制緩和で小学校教員免許の単位取得できる大学は30年ほど前と比較して大幅に「増えた」。しかし、地方である岐阜県の小学校採用試験の採用倍率は30年ぶりに「2倍を切った」らしい。 小学校免許所持の就職適齢期人口(母数)が増えた中で、採用倍率が2倍を切るというのは尋常でない事態。 特に新卒者の場合は、他の都道府県や地方公務員職員職との併願者や、民間企業就職も考えている人も少なくないので、合格辞退者も多い。 私が小学校教員採用試験に関係していた昔に耳にしていたのは「採用試験の競争率が2倍を切ったら、実質全合格と同じようなもの」という話。当時は「団塊世代の大量退職時期になれば、もしかしたらそのような事態が起こるかも」という予想があった。 人気のない大阪や横浜などの評判の悪い大都市圏や政令指定市だけでなく、地方の岐阜県まで2倍を切るというのは明らかに危