学校法人日ノ本学園(姫路市)は14日、姫路日ノ本短期大(同)の2024年度入学生を最後に学生募集を停止すると発表した。少子化や四年制大への進学志向が強まり、近年は大幅な定員割れが続いていた。
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神戸市須磨区の須磨浦山上遊園で入園客を山頂に運ぶ乗り物「カーレーター」が10日、駆動部分の改修を終えて1カ月ぶりに営業を再開する。遊園を運営する山陽電気鉄道(同市長田区)の電車「6000系」のシートと同じ生地で座席を覆い、雰囲気を一新させた。利用者らの間で話題になっている「乗り心地の悪さ」は変わらないという。 ■最新車両と同じ生地 カーレーターは1966年に営業開始。須磨浦ロープウェイ鉢伏山上駅と回転展望閣を結び、25度の急勾配がある全長91メートルを2分20秒かけて結ぶ。ガタガタ揺れる乗り心地が受け、NHKの人気番組「ブラタモリ」などでも紹介された。 座席は、事務用いすの背もたれと座面を改良したものを使用。汚れなどが目立ち、これまで緑色の防水カバーで覆っていた。今回、モーターを改修するため1カ月休むことになったことからカバーを外し、山陽電車をイメージしてもらおうと最新車両のシート生地を貼
2019年8月に兵庫県明石市生活福祉課の金庫からなくなった生活保護費約203万円について、泉房穂前市長が全額を弁済していたことが26日分かった。金銭債権の時効(5年)が8月に迫っていた。 県警明石署は窃盗事件として捜査しているが、容疑者は分かっていない。市は19年度以降、紛失金を一般会計決算で「収入未済額」として処理してきた。 窃盗事件の公訴時効は7年、さらに犯人への市の賠償請求権は20年続くが、金銭債権の効力が時効により消滅すると決算書には記せなくなるため、現副市長ら職員有志が弁済資金を集める会を昨年結成。12月末、泉氏に声をかけると、全額弁済すると伝えられた。 現職市長は公職選挙法によって選挙区内の団体などへの寄付行為を禁じられ、給与減額で対応する場合には条例改正が必要になる。退任によって弁済しやすくなったことが背景にある。 市は再発防止策として防犯カメラを設置し、現金保管のマニュアル
現在、年に1度の開催期間まっただ中の姫路競馬場(兵庫県姫路市広峰2)。2年前に改修工事が完了し、今は真新しいスタンド前を競走馬が駆け抜ける。新型コロナウイルス感染拡大防止のため来場客は声援を控えているが、ある場所に長年、競馬ファンに慕われている名物があるという。レース前の馬の状態をファンが見るべき場所に、ひとたび見ると忘れられなくなる独特な文字が並んでいた。 同競馬場は1949年、戦後の経済復興を目的に同市と尼崎市、兵庫県でつくる県競馬組合がオープンさせた。場内に調節池を設けるなどの洪水対策工事で、2012年8月からレースは休止。ネット投票の普及で収支も改善する中、20年1月15日、7年半ぶりに供用再開した。今年は1月12日から2月24日までの平日に計21日間、レースを開催している。 さて、名物は「パドックボード」と呼ばれる馬名や馬体重が書かれた板。馬名の片仮名が「クセが強い」「味がある」
兵庫県姫路市埋蔵文化財センターは10日、同市網干区和久の関ノ口遺跡で、弥生時代後期(1世紀中頃~3世紀中頃)から古墳時代初期(3世紀後半)にかけての竪穴建物跡4棟などが見つかったと発表した。狭い範囲でまとまって確認され、同じ場所で建物を建て替えながら生活し続けたことがうかがえる。13日には一般向けの現地説明会も開く。 遺跡の場所は、JR網干駅の北側。区画整理に伴い、2016年度から発掘調査を進めてきており、埋没古墳や縄文土器なども見つかっている。 今回は遺跡中心部の131平方メートルで調査。弥生時代や古墳時代の竪穴建物跡4棟が発掘され、内部には焼けた土や炭といった生活の痕跡も残っている。18リットルのコンテナ約30箱分が見つかった今回の出土品の中には、山陰地方の土器や香川県のサヌカイト製の錐もあり、他地域との交流をうかがわせる。 遺跡があるのは、周囲に川や海が広がっていた豊かな地域だという
プロ野球阪神タイガースの2軍施設オープンに向け再整備が進む兵庫県尼崎市杭瀬南新町3の小田南公園周辺で、地中から大量のがれきが見つかった。太平洋戦争中の空襲で焼失した紡績工場の基礎とみられ、阪神電鉄が撤去・処分し、市が費用約8億円を全額負担する方針。2025年2月の開業予定に影響はないという。 市などによると、がれきは第1工区である同公園部分約5・5ヘクタールと第2工区約1・8ヘクタールから見つかった。大半がコンクリートとれんがで最大約1万8千トンに上る見込み。既に約5千トンを搬出しており、24年夏までに全て運び出す予定という。 市立歴史博物館によると、この場所には1918(大正7)年、尼崎紡績を前身とする大日本紡績が杭瀬工場を建設。工都・尼崎の発展を支えたが、45年6月の空襲でほぼ焼失した。跡地は市などが80年から買収を始め、83~95年に野球場や公園が整備された。建物の詳細はユニチカ記念
兵庫県道路公社の播但連絡道路管理事務所(兵庫県福崎町)が発注した工事を巡る贈収賄事件で、神戸地検は10日、収賄などの罪で同事務所保全課主査の男(38)を、贈賄などの罪で朝来市の総合建設業「松本組」元取締役の男(41)ら計4人を起訴した。捜査関係者によると、主査の男は捜査段階で収賄容疑を認めているという。 ほかに贈賄などの罪で起訴されたのは、工事の下請けに入った神戸市中央区の「構造メンテ」取締役の男(49)と同社の営業担当社員の男(67)。 起訴状などによると、主査の男は、同事務所が発注した播但連絡道路工事の入札で便宜を図った謝礼などと知りながら、2022年4月~23年9月ごろ、「構造メンテ」取締役の男らから大阪市や神戸市などで計57回の飲食や宿泊の接待を受け、代金や給油代などとして計約86万円相当を支払わせたとされる。 主査の男は今年3月、一般競争入札の工事価格などのデータが記録されたUS
山に登って、ギョーザとビールで疲れを癒やす。出迎えてくれるのは山を愛する女将(おかみ)。登山者たちをとりこにしてきた高取山の「月見茶屋」(神戸市長田区)が10月30日で閉店し、100年の歴史に幕を下ろした。(劉 楓音) 「店が閉まるらしい」-。うわさを聞きつけ、27日、高取山に向かった。石段に息は上がり、汗はだらだら垂れてくる。三つの茶屋を越え、山頂に最も近いところに月見茶屋はあった。 年季の入った扉をがらがらと開く。入り口近くにピンクのTシャツを着た女性が座っていた。「今日はギョーザだけや。良かったら席に座っとき」。店を切り盛りする川本眞智子さん(79)だ。立ち上がり、厨房(ちゅうぼう)の鉄鍋で焼いてくれた。出てきたギョーザは大ぶりで、キャベツなどの野菜がたっぷり入っていた。 仕込みは夫の秋穂さん。かつて夫婦で板宿の中華料理店を営んでいた。何が入っているのか、眞智子さんも知らない秘伝のタ
恐竜の着ぐるみを着て走る米国発祥の催し「ティラノサウルスレース」が7日、兵庫県たつの市御津町の新舞子浜で開かれた。同県姫路市網干区の尼寺・不徹寺のスタッフらが「寺ノサウルス」を名乗って企画。参加資格の「ホモサピエンス(人間)であること」を満たした約150人が、遠浅の海岸を駆け抜けた。(直江 純) レースは鳥取県の団体が昨年、国内で初開催。「誰の許可も不要」としてファン拡大を図り、全国でブームに。新舞子の実行委員会によると「おそらく県内初では」といい、15日には丹波竜の化石をPRするため県立丹波年輪の里(兵庫県丹波市)でも開催が予定されている。 新舞子浜では、着ぐるみを着用したラジオ体操で体をほぐし、成獣(大人)のオス(男性)とメス(女性)の部、幼獣(3歳以上)の部に分かれて20メートルを走った。地元特産のそうめん「揖保乃糸」の形をした浮輪を、2人で持って走る種目もあった。 着ぐるみは参加者
まねき食品(兵庫県姫路市)は、和風だしと中華麺を組み合わせた播磨名物「えきそば」を移動販売できるキッチンカーを導入した。今月中旬にアクリエひめじ(同市)であった催しでお披露目され、多くの来場者が昔ながらの味を堪能した。(井上 駿) 新型コロナウイルス感染症の5類移行後、食のイベントが復活してきたことから同社が採用した。キッチンカーには、麺用と魚介だし用のずんどう鍋を設置。注文から約30秒でえきそばを提供できるという。 車体の側面には巨大なえきそばの写真を配置した。背面には歌舞伎役者の名前を記す招木(まねぎ)を手がける書家橘右之吉さんが揮毫(きごう)した新しい同社のロゴマークをあしらっている。 初めて導入した今月16~18日の「特別版お城EXPO(エキスポ)in姫路」では、キッチンカーの周りにだしの香りが漂い、家族連れらが列をつくった。 担当者は「えきそばの『駅ですする』というイメージを打破
側溝に置いたカメラで高校生のスカート内を盗撮したとして、兵庫県警東灘署などは15日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで神戸市東灘区、無職の男(36)を逮捕した。 逮捕容疑は8日午後3時ごろ、同区内の地下道近くの側溝に自身のスマートフォンを設置し、通りがかった女子高校生(18)のスカート内を撮影しようとした疑い。同署の調べに容疑を認めているという。 同署によると、被害に遭った高校生が、側溝を覆う鉄製のふた「グレーチング」の隙間から側溝内にあるスマホを見つけ、回収。交番に届けようとスマホを確認したところ、画面が録画モードで表示されたという。 この件で、14日午後に捜査員が現場付近の防犯カメラを捜査中、側溝内に何者かのかばんを発見。そのまま視線を側溝の奥に向けると、四つんばいになった状態の男と目が合った。その場で事情を聴くと、男は「スカートをのぞこうとしていた」などと説明し、名前や風貌などか
12年越しの吉報だ。2012年ロンドン五輪陸上女子20キロ競歩で、今年3月に繰り上がりによる8位入賞が発表された渕瀬真寿美(建装工業、須磨学園高出身)。日本選手権での表彰式で賞状を受け取り「実感が湧いてきた。今後の励みになる」と喜んだ。 大会時は11位だったが、ロシア選手のドーピング違反による失格などで成績が修正された。日本女子競歩界初の五輪入賞となるが「あの場で入賞していれば…」と複雑な胸中も明かした。 ここ数年は故障が続き「もう一度足を気にせず歩ける試合がしたい」と36歳の今も競技に向き合う。今夏の世界選手権へ、女子35キロ競歩で世界ランキングでの出場を視野に入れており、「選ばれれば頑張りたい」と力を込めた。(長江優咲)
お菊虫から羽化したジャコウアゲハ。別名の「山女郎」にふさわしく優雅に飛ぶ=姫路市手柄、手柄山温室植物園 夜に井戸から聞こえてくる女の悲しげな声「いちま~い、にま~い…」、で知られる怪談「播州皿屋敷」。兵庫県姫路市に、主人公のお菊を祭る神社のほか、姫路城内にはお菊が投げ込まれたとされる古井戸がある。姫路独自の物語と思いきや、江戸の「番町皿屋敷」など全国に似たような話がたくさんあるという。それは、尼崎にも…。皿屋敷伝説の不思議に迫った。(2017年8月の連載から) ■お菊さん 化身舞う城下町 白鷺の城がそびえる町にひらひらとチョウが舞う。黒い体に鮮やかな紅の紋。ジャコウアゲハだ。 姫路市市制100周年の1989年、市蝶(ちょう)に制定。市花や市木はなじみがあるが、市蝶とは珍しい。 その立役者は、赤松の郷(さと)昆虫文化館(兵庫県上郡町)の相坂耕作館長(69)=姫路市。前年に「播磨の昆虫」を出版
「播磨はものづくりの強い地域。技術者が外に流出せず、じっくり仕事をする人が多い。一方、神戸はインディペンデント(自立)。肩書よりも人間の立派な人を評価する風土。気に入ってましたね」。13日亡くなったウシオ電機創業者、牛尾治朗さんは故郷の姫路や神戸を終生大切にしていた。 同社はハロゲンランプや放電ランプといった製品に始まり、ユニットや応用装置へ幅を広げてきた。売上高の8割が海外だが、光関連は兵庫県姫路市の播磨事業所が軸で研究所も置いている。 姫路では3代の「牛尾」は有名だ。祖父梅吉氏は米相場で巨利を得て当時の姫路銀行、姫路水力電気の経営権を取得。父健治氏も山陽配電を築いた。いずれも姫路商工会議所会頭を務めた。自身は「祖父や父の影響は非常に強い。今も手本にしている」と話した。 政財界で幅広い人脈を築けたのは何より人好きなゆえだろう。土光敏夫氏、瀬島龍三氏、中山素平氏…。率直な物言いで各界の大物
与野党が提出し、9日に3案が国会審議入りするLGBTなど性的少数者への理解増進法案。法案づくりの陰には、過去に兵庫の地方議会で相次いだ差別発言を受け、「共に学ぼう」と政治家に働きかけた地元のLGBT当事者がいた。今国会で成立する公算が大きい法案は本当に「理解増進」に寄与するのか。疑問の声もある中、その人は何を思う。 始まりは、2014年5月の兵庫県議会。エイズウイルス(HIV)への理解を呼びかける県の啓発活動に関し、当時の自民県議が「行政が率先してホモ(セクシュアル)を指導する必要があるのか」と発言し、抗議が殺到した。 HIV感染者への支援に取り組む市民団体「BASE KOBE」(神戸市中央区)の繁内幸治さん(62)は、その県議に連絡をとった。繁内さんはゲイだが、「発言をたたくだけでは恨みしか残らない」。話し合おうと考えたが、県議からは「もうええ」と断られた。 1年後の宝塚市議会。今度は性
現在の兵庫県丹波市柏原町出身で、江戸時代に「元禄(げんろく)の四俳女」の一人とたたえられた俳人・田(でん)ステ女(じょ)。後半生は仏の道に進んだステ女ゆかりの姫路市の尼寺に、異色の経歴の尼僧がいる。さまざまな悩みを持つ人の相談に乗りながら、寺に気軽に足を運んでもらうための行事なども企画。「女性のための癒やしの場に」と奮闘している。(末永陽子) 「雪の朝 二の字二の字の 下駄(げた)の跡」。わずか6歳で詠んだという句「雪の朝」で知られるステ女。俳人として名をはせ、5男1女にも恵まれ幸せな日々を送っていたが、夫に先立たれる。その失意から、平安を求め、40歳を過ぎて仏の道を選んだといわれる。 出家後は、姫路の網干出身の盤珪(ばんけい)和尚に師事し、龍門寺(姫路市網干区)で修行を重ねた。その後「貞閑(ていかん)」と改名。多くの尼僧を育てる中、「女性のための寺」として禅寺の不徹(ふてつ)寺(同市網干
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