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ブックマーク / blogpal.seesaa.net (24)

  • ジョージ・ソロスによるサブプライム危機の解説

    Committee Holds Hearing on Hedge Funds and the Financial Marketより。 この間、アメリカで、ヘッジファンドの大物連中に対するヒアリングが行われました。上記のページに、それが全部載っているので興味のある人はどうぞ。 その中で、「イングランド銀行を打ち負かした男」として有名なジョージ・ソロスの証言があって、それが最近の危機についてよくまとまっていると思うので、訳してみました。 ソロスについては、 通貨投機 1992年9月16日のポンド危機で、100億ドル以上のポンドの空売りを行なったことで、ソロスはすぐ名を挙げた。イングランド銀行が金利を欧州為替相場メカニズム(ERM) を採用している他の国と比較して引きあげること、またはその国の通貨の変動相場の金利を引き上げることに乗り気でなかったことから、ソロスは利益を得た。最終的にイングランド

    ジョージ・ソロスによるサブプライム危機の解説
  • 失われていく職種と技術の発展の話

    優先株購入により米金融機関に最大2500億ドルの資注入=米財務省 とりあえず、ほっとしました。 アメリカは、優先株の購入による公的資金の注入を決めたようです。かなり強引ですが、このあたりは豪腕ポールソン御大ですね。一気に勝負を決めにかかってます。 しかし、一方で、優先株の購入という形をとっているので、批判も大きいでしょう。 ベア・スターンズが2ドルで買収されて、株主と経営陣、株もってる社員が全員やられたのは記憶に新しいわけなんですが、今回は、株主価値の希薄化が起きないので、そういうことはありません。株主や経営陣、銀行員にとっては、職と株価が保たれるという点でグッドディールですが、銀行が高い給料もらっといて問題起こしときながら、政府ふざけんなっていう批判がでるのは仕方ないでしょう。 ここ2週間ほどの混乱に巻き込まれた会社のベテラン社員によると、彼の会社のCEOに金色のパラシュートを諦めるよ

    失われていく職種と技術の発展の話
    maki_lax
    maki_lax 2008/10/17
    まぁ、それに気づいてる人は、もう動いてるし、これからそういう時代に突入するんだと思います。そういう意味じゃ楽しみな時代に入りました。
  • アメリカの金融制度はどこから来てどこへ行くのか その3

    えー、このエントリは、以下の二つのエントリの続きなので、まだお読みでない肩は、そちらから読んで頂けると助かります。 アメリカの金融制度はどこから来てどこへ行くのか アメリカの金融制度はどこから来てどこへ行くのか その2 白川日銀総裁記者会見の一問一答 こちらは、白川日銀総裁の会見の奴ですが、ちょっと感心したので、リンク載せておきます。現在の状況について知りたい方は是非どうぞ。 第五章 コンピューターがやってきた そして彼らは来た。だが・・・ ・1 倒産できなくなった銀行 なんてロマンシングサガ2のオープニング風っぽく書いてはみましたが、特に意味はありません。ノリです。 で、なんですが、第四章で、アメリカの銀行が、何故規制されねばならなかったかについて書きました。 最初に、一番大事なことを書いておきます。ニューディール銀行改革において、もっとも重要な点は、「銀行を倒産できないもの」に作り替え

    アメリカの金融制度はどこから来てどこへ行くのか その3
    maki_lax
    maki_lax 2008/10/09
    コンピュータの登場
  • 間違っているオバマが勝ち、正しいマケインが負けそうな件

    「緊急事態」を宣言=金融法案成立、あきらめず-米大統領 つーか、もうあまりに腹がたったんで、腹いせに書いてるんですが。 昨日ね、共和党のマケインのじーさんが、 "Now is not the time to fix the blame. It's time to fix the problem," 「今は犯人捜しをしている時じゃない。問題を解決する時だ」 "I would hope that all our leaders ― all of them ― can put aside short-term political goals and focus on what’s best for the American people," 「私は、全てのリーダーが、全員が、短期的な政治的目標を脇に置き、アメリカの人々にとってベストな事に集中することを望んでいる」 と言ったわけなんですがね。 ま

    間違っているオバマが勝ち、正しいマケインが負けそうな件
    maki_lax
    maki_lax 2008/10/03
    今、犯人捜しをするのは馬鹿げています。自動車事故で大怪我している人をほっといて、事故の原因調査をするようなもんです。まず最初に怪我人を助けないとどうにもならないのに。
  • 米上院金融法案可決雑感

    米上院の金融法案可決でも不安晴れず、米欧に利下げ観測 取り急ぎ。とりあえず、上院で金融法案が可決されたんで、イライラが多少は晴れたpalでございます、こんばんわ。ていうか、心臓に悪い。否決されたらどうしようかと思ってました。否決されたら今頃、家の前にある小川にでも飛び込んで北島三郎でも歌ってたと思います。嘘です。 今回の金融法案で、僕が心配しているのは、主に二つで、買い取り価格と、当に銀行がこのシステムを利用するかどうか、になります。GSのインサイダーであるポールソン御大に権限与えるのはどうかって人も多いみたいですが。 前者に関しては、結構厳しめになるんじゃないかと思っていて、多分、金融機関から不良債権引っぺがす時に、結構な損を出させるんじゃないかと思います。当然、そこでアウトになってくる企業も結構出てくるんじゃないかと。 大恐慌の時、優先株購入の時も、銀行休業日以降、当時存在した銀行の

    米上院金融法案可決雑感
    maki_lax
    maki_lax 2008/10/03
    米金融安定化法案が下院の可決を経て成立したところで、買い取り価格の問題などを考えれば抜本的な対策にはなりにくい。金融機関の利用動向などが明らかになれば、いずれ市場の不信感を招くだろう
  • アメリカの金融制度はどこから来てどこへ行くのか

    えー、実は、書かなきゃいけないエントリがあるわけですが、ちょっと最近、他のこと(ゲーム、甥と遊ぶ、etc)があったせいで、サボってました。すいません。 と、そんなことをしている間にも世界はどんどん動いてまして、とうとう先日、 【ワシントン=大隅隆】米政府は19日、金融危機の拡大を防ぐための総合金融安定化対策の大枠を固めた。(1)公的資金を使った不良資産の買い取り機関を創設する(2)貯蓄性の高い投資信託MMF(マネー・マーケット・ファンド)の保護に政府基金最大500億ドル(約5兆4000億円)を使う(3)金融機関株式の空売りを全面禁止する――などが柱。投入する公的資金の規模は数千億ドル(数十兆円)にのぼる見込み。焦点の金融機関の不良資産買い取り策は来週中の決定に向け議会と最終調整を急ぐ。 米、金融安定へ総合対策 公的資金「数十兆円」、貯蓄型投信を保護 ってニュースが出て、衝撃的な展開と至った

    アメリカの金融制度はどこから来てどこへ行くのか
    maki_lax
    maki_lax 2008/09/26
    それは、コンピューターと言いました。眼鏡をかけた小太りのギーク達----コーラを飲んでハンバーガーを食べる文化の体現者----のおもちゃだったコンピューターは、ムーアの法則の下、指数関数的な成長を遂げ、銀
  • チョークで汚れた手@教育と所得格差の話

    没落エリートの出現―ビジネス社会から疎外される高学歴就職難民たちー って記事から、はてなブックマークじゃ、昨日あたりまで、学歴の話が一杯でてたわけですが、そんなわけで、僕も一枚噛んでみようかと思います。 というわけなんですが、その話をする前の枕として、ちょっとした話を紹介してから。 フライパンで焼かれた赤ん坊 運命のめぐりあい これはある一人の少女の物語である。一歳のとき、どこにでもあるようなフライパンで生きたまま焼かれ、その後人間らしい扱いを拒まれて、うち捨てられたも同然だった赤ん坊の話である。彼女は十四年以上しゃべることができなかった。 これは真実の話である(登場人物の名前は変えてある)。児童虐待としては特異なものであるが、現代社会においてもこうした問題はしばしば起こっていることなのである。育児病院や育児保護施設の諸記録は、それが事実であることを証明している。 この少女をローラと呼ぼう

    チョークで汚れた手@教育と所得格差の話
    maki_lax
    maki_lax 2008/08/10
    親の所得と子どもの学力には相関性がある。それも正の相関だ。親の所得が高い場合、その子どもは学力が高くなる傾向がある。
  • 失業が生み出すもの

    大げさなタイトルなんだけど、ちょっと気になった記事とか論調が出てきたので、これについて書いておきます。 もともとは、 蟹工船が平積みとなった挙げ句のアキバ事件か こっちの楠さんの記事読んでから、ちょっと書こうとは思っていた話なんだけれども。 他にも、 秋葉原通り魔事件が例外的犯行だと思えない理由 こちらの記事読みながらも思った話なんだけどね。 故事にある「衣足りて礼節を知る」をもちだすまでもなく、人間、衣住足りた状態では、そう簡単に犯罪には走ったりしない。これは裏を返せば、衣住が足りないと、社会不安が高まるってことでもある。 料暴動とかは、日では過去のものだけれど、世界の最貧国あたりでは、まだ起こっている。 貧困は犯罪を生み出すか?答えはイエス。 犯罪の九割は失業率で説明がつく という記事が、ちょっと前にはてBで話題になったけど、ある種の犯罪は、失業率と密接に関係がある。 考える

    失業が生み出すもの
    maki_lax
    maki_lax 2008/06/14
    経営者の皆様におかれましては、今回の件で「派遣を雇うは危険だからやっぱりやめよう」なんて絶対に思わないでください。雇用はちゃんと作ってください。お願いします。あるいは正社員を増やして、派遣を減らし、全
  • 中絶とナチスのホロコーストってどこがちがうの?前編

    さて、日は、先日のエントリ、 トリアージと中絶の経済学 の続きである。 タイトルはかなり扇情的なものにしたが、今回の話はするには適当だろうという事でつけた。なんで、こんなタイトルになるかは、これからお話しようと思う。 さて、なんだけども、先日の話では、「ヤバい経済学」の話で、「アメリカで犯罪を減らした史上最大の要因の一つが中絶だ」って話をしたわけだ。 「やば経」によると、子ども時代の貧困と片親の家庭で育った子どもは、将来犯罪者になるかを予測する上で、もっとも強力な要因だと言う。 片親の家庭で育つと子どもが将来犯罪者になる可能性はほぼ二倍になるらしい。また、母親が10代、あるいは母親の教育水準が低い場合にも、子どもが犯罪者になる確率が上昇する。 「やば経」では、ここで、アメリカで何百万人の女性に中絶を決心させた原因の一つが、「子どもを生んだら、その子どもは不幸になり、犯罪者になる確率が高い

    中絶とナチスのホロコーストってどこがちがうの?前編
    maki_lax
    maki_lax 2008/06/01
  • トリアージと中絶の経済学@幸福と不幸のトレードオフ

    ケーキを売ればいいのに - 福耳コラム というfukuさんの記事から始まって、色々と議論が沸き立っているので、尻馬しときます。 まぁ、流れは、 はてなブックマーク > ケーキを売ればいいのに - 福耳コラム で、この記事に言及したブログが大体網羅できているので、そちらを見て頂くとして、と。 今回の記事では、先の記事の中で触れられている、「資源の有効配分」に関するものです。 fukuさんの記事の中では、女学生との話で、「競争で負けた組織はかわいそうだ」という意見から始まって、そこから、「資源の有効配分」の話になって、トリアージの話になっているわけですが。 で、なんですけどね。 一人の人間が「可哀想」だからという理由で他人を助けた場合において、それは、トレードオフをすでに引き起こすのね。今日の話はそこ。 例えば、医療に関して言えば、最近の医療崩壊の話になるけど、医者というリソースが限られたもの

    トリアージと中絶の経済学@幸福と不幸のトレードオフ
  • 努力しても決して幸せになれない理由

    せっかくなんで、この話もしとこう。 というか、ひとつ前のエントリで、就職氷河期の話にのってしまったんで、この話もせずにはいられないんでね。 昨日のエントリを書いた後に、色々とフィードバックを頂いた。それで、考えていたんだけど、結局のところ、一つの結論には達した。 つまり、資主義は、心の底から、みんなに嫌われている。これほど嫌われている主義思想はないという結論だ。 前回のエントリでは、資主義の非人道性について書いた。その性質上、「誰かが負けないといけない」って話と、「群れで一番弱い犬には過酷な運命がつきものだ」って話だ。 確かに、そうなんだ。これは、資主義がもたらす副作用の一つだ。だが、ちょっともう少し、マクロな視点で世界を眺めてみれば、別の見方が出来る。今日はまず、その話からしてみたい。 http://www.globalrichlist.com/ まずはこのサイトに行って、このサイ

    努力しても決して幸せになれない理由
    maki_lax
    maki_lax 2008/03/05
    つまり、自分よりおとった人々がいないと、幸福を感じられないという悪夢のような精神世界にいるんじゃないかってこと。そして、相対的な敗者になると、とても不幸に感じるマインドを発達させているらしい。たとえ、
  • 就職氷河期と資本主義 - FIFTH EDITION

    いやね、この話題のるかそるか考えて、結局、のることにしたわけですが、 2008-02-27 - reponの日記 この猛烈なパワハラエントリから始まって、 小市民も幸せに暮らせる社会へ - 雑種路線でいこう 氷河期の猛吹雪にズダボロに引き裂かれた人々と、グングン成長して人生を謳歌した人たち - 分裂勘違い君劇場 楠さんと分裂君が反応して、 その彼らに思い切って聞いてみればいい。「なんで僕にこんなひどい仕打ちができるんですか」って。 君の年収分を賭けてもいい。彼らにはそんな自覚ないから。それどころか彼らは彼らで「俺たちがこんなに一生懸命やっているのに、なんであいつは足を引っ張るんだ」、と思っているから。 小市民の敵は、小市民 で、弾さんがこう反応してきたんだけどさ。 この手の就職氷河期の話は、そこいらで散々、話合われてきているから、みなさんも飽き飽きしているだろうけど、まぁ、聞いてくださいよ

    就職氷河期と資本主義 - FIFTH EDITION
    maki_lax
    maki_lax 2008/03/05
    最後に僕がいいたいのは、「我々は負けを受け入れる覚悟」と「リスクをとる決意」をする必要があるってこと。倒産や失業を受け入れ、同時にリスクを取って何かを始めることを、もう一回最初から始めないといけない。
  • イノベーションのチャンピオン@web2.0といつか来た道

    というわけで、久々のエントリなわけですが、今日も尻馬エントリです。 機能やボタンが多すぎ!! 使いにくいUIのデジタル家電が発売されてしまう当の理由 "Less is more"なもの作りと合議制と というwa-renさんと中嶋さんのエントリを読んで、書こうと思ったエントリです。バーナンキの話は今日も書きません。すいませんが、なんか書く時期を逃したというか。いつものよーに引用から入りますが、 ズバリ言ってしまうと既存機能に上乗せする企画は通すのが簡単だし、リスクが少ないからだ。 機能やボタンが多すぎ!! 使いにくいUIのデジタル家電が発売されてしまう当の理由 - キャズムを超えろ! というのと、 理想的には、映画の「監督」や建物の「アーキテクト」のようにデザインに関して全権を委ねられる人を一人選び出し、「その人に賭けた」もの作りをするしかないと思うんだが。 "Less is more"

    イノベーションのチャンピオン@web2.0といつか来た道
  • なぜ、日本はデフレなのか? - FIFTH EDITION

    すいません、今日はバーナンキの話をしようと思っていたんですけど、最近、考えていた、「何で日はデフレが終わらんの?」という話について、ちょっと思いついた話があるんで、書かせてもらいます。 もっとも、いろんなブロガーの意見のパッチに過ぎないものではありますが・・・! えーとですね。 そもそも、なんですけどね、 ゼロ金利政策 量的金融緩和政策 というような、「市場を資金でジャブジャブにする」政策を、ここ数年、日銀は続けてきました。来、こういう政策を取ると、インフレ期待があがって、長期金利は上がります。 また、市場に金が大量に流れ込むわけですから、結果として、経済がインフレ気味となり、来は、物価が上がっていくはずだったんです。 これは、フリードマンが主張したように「全てのインフレは究極的には貨幣的現象なのだ」と言ったのに発しますが、基的に、資金がジャブジャブになれば、インフレが起こるんです

    なぜ、日本はデフレなのか? - FIFTH EDITION
  • ホワイトハウス VS FRB の長い長い歴史

    ちと、需要があるかもしれないってことで、バーナンキの話をする前に、中央銀行の独立についてのお話をしておきたいと思います。 長い長い話で、これには泥沼の政争があったんですが、これがまた、面白い話なんで。 第一章 トルーマン大統領 VS マッケーブFRB議長 始まりは、第二次世界大戦後になります。 3つの大洋と欧州とアジアの全域にまたがって起こった大戦争は、連合国の勝利に終わったわけです。 ここまでは、皆さん、誰でも知っていると思います。それから、アメリカが、大戦の戦費調達のために、国債を大量に発行していたことも、知っておられる方が多いと思います。 一方で、戦中から戦後にかけて、FRBは、政府の戦費調達を支えるため、市場から国債を買い入れて、長期国債の金利を2.5㌫に維持する政策を取っていました。 これは、あまり知らない人が多いのではないかと思います。 しかしながら、朝鮮戦争の勃発と同時に、イ

    ホワイトハウス VS FRB の長い長い歴史
  • やる夫で学ぶサブプライム問題についてちょいとツッコミ

    やる夫で学ぶサブプライム問題 あの、ちょっと話題になっているやつですが、今日は、ちと尻馬。 これ、いくつか困った間違いがあるので、そこの話を。 あの、ハルヒがブッシュってのは、非常に笑えていいのですが、いくつか問題があるんで、そこを指摘させていただきます。というか、ここだけは我慢できないというのがあったので。 あらかじめ言っておきますが、簡単に面白くサブプライム問題について知るには良いテキストだと思います。大筋は問題ないです。ただ、細かい所で、どうしても突っ込んでおかないといけないのがあるんで、ちょいと突っ込みをいれておきます。 ●プロローグ 「住宅価格の高騰」 まず、サブプライム問題は、アメリカ住宅価格の高騰から始まりました。ここは突っ込みはいらんのですが、上記のやる男のやつだと、ブッシュが「なんとか国民全員に家が行き渡るような政策を考えてみましょうか。」ってなってますよね? ブッシュ

    やる夫で学ぶサブプライム問題についてちょいとツッコミ
    maki_lax
    maki_lax 2008/01/31
    フォローとしてこういう記事があるのはいいことじゃないか。
  • 資本主義という鞘取りゲームとルールの担保

    主義はインサイダー取引である 池田先生のとこで、この記事読んだ時に、ちょいと書こうと思ってた記事があったんですが、ここ数日、市場が乱高下して、そっちにへばりついていたので、ブログ更新サボってたpalです、皆さん、こんばんは。 で、なんですけどね、ここ数日ほど相場見ながら、twitterとかしてたんですが、金利とか為替について、知らない人が結構多いってのでびっくりしたんです。 いやね、これ、基中の基として、知っといたほうがいいと思うんですよ。金融リテラシーの向上、なんて崇高な理念をぶち上げるつもりはないし、そんな実力はないですけどね。 「岡っ引き根性」の議論を繰り返す人々は、企業家精神というものを理解していないのだろう。資主義の質は「額に汗して働く」ことではなく、カーズナーのいうように、「だれも知らない情報を見つけて鞘をとる」ことなのである。この意味で、利潤の出る取引はすべてイン

    資本主義という鞘取りゲームとルールの担保
  • 好きを貫くことができる場所に我々が到達したのは

    「好きを貫く」よりも、もっと気分よく生きる方法 ちと分裂君のところで、「好きを貫く」ネタから始まって、おもしょい話がいっぱいでているので、せっかくなので尻馬。 まぁ、ゴッドランドの話をした時に、話そうと思っていた話でもあるんだけど、よくあるネタに引き合いにされる、退屈な「比較優位」の話から始めよう。 比較優位については、もともと、デビッド・リカードって人が提唱したものである。内容的には保護貿易の有害さ、自由貿易の有益さについて述べたものでもある。 そして、重要なのは、この「比較優位」に基づいて、基的に経済学者のほぼ全員が、関税だったり極端な保護貿易を有害だと述べていることだ。無論、例外はいくつかあるけれども。 比較優位については、幾つか面白い例で説明することができるのだけれど、僕が一番好きなのはアインシュタインと秘書の例えだ。 アインシュタインは、タイプでも物理でも、秘書よりも上手にでき

    好きを貫くことができる場所に我々が到達したのは
    maki_lax
    maki_lax 2007/12/13
    結局のところ、国際間での分業が行われたことによって、さらに多くの職が生み出され、そして我々は多くの機会を得る事になった。
  • スポーツと金

    久しぶりの家更新だが、亀田VS内藤の試合の後、そこいらでボクシングの話が上がっている。なんで、せっかくなんで、この話に便乗して、スポーツと金の話でもしておきたい。 プロスポーツと金の話は切っても切れない。プロスポーツはビジネスなのだから当然だ。しかし、前回の亀田対ランダエタの八百長試合の時から、そっち系の話が少ないように思ったので、ちょっと書いておこうと思う。 まず、プロボクシングというのがもつ、制度的な問題についてになる。 プロボクシングというのは、興行主と選手の所属ジムが一緒になっているケースがある。ここがプロボクシングの構造的な問題だ。 これは、プロボクシングだけでなく、芸能界などでも、見られる現象なのだが、どういう風にお金が流れるか、について知っておくと理解しやすい。 まず、なのだが、TVの登場で、プロスポーツというのは金になるようになった。これは、スポーツの興行では、チケット販

    スポーツと金
  • ビルゲイツによるハーバード卒業式の式辞全訳 - FIFTH EDITION

    B・ゲイツ氏、ハーバード大卒業式で講演--名誉博士号を受ける - CNET Japan この間、ビル・ゲイツが、ハーバードから名誉博士号をもらったのは記憶に新しいのですが、ハーバードの卒業式でビル・ゲイツが行った式辞がネットに掲載されていたので、それを今日は翻訳してみました。 Remarks of Bill Gates ― The Harvard University Gazette sam-karoのビジネスイノベーション探求 - ビルゲイツのハーバード卒業式の式辞・軟弱翻訳(最初と最後だけ) 原文や、他の翻訳はこちら。自分の英語力は稚拙ですので、英語ができる方は、そちらをお読みください。間違いなどがありましたら、指摘して頂けると助かります。 Remarks of Bill Gates Bok学部長、Rudenstine前学部長、Faust次期学部長、the Harvard Corpor

    ビルゲイツによるハーバード卒業式の式辞全訳 - FIFTH EDITION