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ブックマーク / satoshi.blogs.com (53)

  • 「秩序の維持」のために「出る杭」は徹底的に叩く日本

    小沢一郎の件にしても、鉢呂大臣の辞任にしても、ストレステスト宣言後の激しい「菅おろし」にしろ、これで日は民主主義国家と言えるのかと疑わしくなるようなことが頻発している。特に霞ヶ関とマスコミが一体となった「世論操作」には強い違和感を感じる。 その根底にあるのは「みんなで決めた事」「今までうまく回っていたもの」に反対したり、トップダウンで大きな変革を起こさせようとする力に対する、激しい拒絶反応。 やっかいなのは、この拒絶反応には「首謀者」がいないこと。裏から操る一人の黒幕がいるのであれば、その人さえ排除できればなんとかなるのだが、リーダーシップを持つ人物を徹底的に嫌うDNAがまるでキラーT細胞のように日政治家、官僚、マスコミ、経済界の中にはびこっているので、誰かがリーダーシップを発揮しようとしたとたんに徹底的に叩かれるのだ. 何か良い説明はないかと探していたところ、ニュースの深層でとても

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    maki_lax 2011/10/27
  • そしてスティーブ・ジョブズは伝説の人となった

    CNetにGuy Kawasakiの "What I learned from Steve Jobs" という文章が出ているので一読をおすすめする。12項目のメッセージを簡単に解説するとこうなる。 評論家と呼ばれる人たちは実は何も分かっていない。彼らに耳を傾ける必要はあるが、振り回されてはいけない 顧客に何が欲しいかをたずねても答えは見つからない 不連続な変化を起こせ 難しいことにチャレンジするからこそすばらしい仕事ができる デザインへの徹底的なこだわりが違いを生み出す プレゼンの時には大きなフォントと大きな画像を使え 間違いに気がついたら恥じらいもなく方向転換をしろ 「価値」は「価格」とは違う 優秀な人材は自分より優秀な人材を雇いたがる。だめな人材はもっとだめな人材を雇いたがる 当のCEOは、自分自身で商品のデモをする 会社に必要なのは「研究者」ではなく「エンジニア」だ 「個性的」でか

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    maki_lax 2011/10/11
  • 「メインジョブ・エンジニア、サポジョブ・MBAというのが最強」の意味

    偶然にも大震災と同時になってしまった3月11日発売の「エンジニアとしての生き方」を読んだ読者の一人から、中で引用した「『メインジョブ・エンジニア、サポジョブ・MBAというのが最強』の真意が知りたい」との意見をいただいたので、ここで答えてみる。 まず最初に「メインジョブ」「サポジョブ」だが、これは私も一時期遊んでいたことのあるFFXI(ファイナル・ファンタジー XI)用語。このゲームを遊ぶには、まず最初に自分のキャラクターを作る必要があるのだが、その時に決めなければならないのが「メインジョブ」。体力と戦闘力はあるけど魔法は使えない戦士、戦闘力はないが攻撃的な魔法の得意な黒魔導士、などの選択肢の一つを選び、そのキャラクターを遊びながら育てて行くのだ。最初に選んだジョブがその後のキャラクターの育成に大きな影響を与えるだけでなく、異なるジョブのユーザーが協力してでしか達成することができないミッショ

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    maki_lax 2011/04/14
  • 1つめの封筒を開けたStephen Elop (CEO of Nokia)

    こちら(米国)の携帯業界での今日の一番のニュースは、NokiaのCEOのStephen Elopの書いたメモ。全文がこちらに掲載されている。Nokiaの置かれている状況は、規模こそちがうが日のガラケー・メーカーの置かれている立場ととても良く似ている。 Symbian Series 60を搭載したNokiaのケータイは、一応「スマートフォン」のカテゴリーには入れてもらえてはいるが、実際のところは日のガラケー以下のものでしかない。利益率の高いハイエンド市場を完全にAppleに持って行かれ(300ドル以上のケータイの61%がiPhone)、Nokiaにとって稼ぎ頭だった低価格ケータイはいまや誰にでも作れる時代になってしまった。 Stephen Elopのメモで一番印象に残ったのは、この部分、 At the lower-end price range, Chinese OEMs are cra

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    maki_lax 2011/02/11
  • 逃げ切りメンタリティ

    「逃げ切りメンタリティ」とは、私が執筆中の書籍(エンジニアとしての生き方)で初めて使った造語だが、「サラリーマン経営者が、『とりあえず自分の退職金が出るまで会社が存続してくれれば良い』と問題を先送りして、リスクを避けた経営をする心理状態」のことを指す。 使い方は、こんな感じだ(一つ前のエントリーより引用)。 しかし、そんなことをするとハードウェア全盛の時代に働き盛りだった40代50代の人たちは自分たちの居場所がなくなるし、万が一失敗した場合は自分たちの退職金も危うくなるわけで、今の経営陣にこんなことを言っても馬の耳に念仏。彼からからすれば、とにかく自分が円満退職するまで会社が存続してくれることがなによりも大切。余計な冒険などせずに、問題をできるだけ先送りにして、今のままの形で次世代にバトンタッチするのが一番の得策。そんな「逃げ切りメンタリティ」が今の日をだめにしている。 「最近の若者が元

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    maki_lax 2011/01/04
    お正月に実家に帰って、「あと2年で定年だから」という父の逃げ切りメンタリティ。うちの父は口を出さないので、それでいい。あとは任せろ。
  • 人生に悩んだ時に見るべきビデオ

    にも「五体不満足」を書いた乙武さんがいるが、まさにこの人は米国の乙武さん。障害を持ちながらも前向きに明るく生きる姿勢を示すことにより、拒症や病のティーンエージャーに生きる勇気を与えるという活動をしている。親や先生から何を言われようと「フン」と話を聞きもしないティーンエージャーが、彼が「自分がみにくいとか、生きている価値がないなんて発想は間違っている」「人生はどんな境遇にあろうと生きているだけでそれに感謝しなきゃ」と力説すると涙を流して聞くという。

  • Life is beautiful

    GoogleによるHubSpotの買収 まもなくリリースされる Meta の Llama3 Tesla のカルチャー IntelのGaudi3はNvidiaの牙城を崩すか? Steve Jobsが語るクラフトマンシップ 「6年勤めたNTT退職しました」という記事が、注目を浴びているようですが、この筆者が NTT を辞めた理由が、私が32年前(1986年)に NTT を辞めた理由とあまり変わらないのに、少々驚きました。 私が NTT を辞めた件に関しては、これまで色々なところで話しては来たのですが、まとまって文章にしたことがなかったので、これを機会に書くことにしました。普段ならメルマガ(週刊 Life is beautiful)の読者限定で書くところですが、今回だけは、出来るだけ多くの人に読んで欲しいので、ブログ記事として公開します。 当時、NTTは電電公社から民営化したばかりで、1985

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    maki_lax 2010/07/28
  • スタートダッシュ型仕事術:実践編

    昨日書いた「『時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し,締め切りが近づいたら流す』という働き方」というエントリー、Twitterやハテブでたくさんのフィードバックをいただいたが、その中で気になったものの一つが、「そうは言っても仕様がころころ変更になるからスタートダッシュで仕事をしていたら時間が無駄になる」というもの。 まず最初に言っておくと、「仕様がころころ変更になる」のはソフトウェアの宿命。どんなに頭の良い人が設計しても、「作ってみなければ分からない」「使ってみなければ分からない」ことはどうしてもあるので、「アーキテクチャの大幅な変更」「ユーザーインターフェイスの大幅な変更」があるのはあたりまえ。 ぜひとも認識して欲しいのは、「だからこそスタートダッシュで肝となる部分を一気に作って、早めに(仕様変更が必用かどうかの)見極めをする必用がある」という点。特に「作って見なければ分からない」部

    スタートダッシュ型仕事術:実践編
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    maki_lax 2010/07/21
  • Life is beautiful: 「時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し,締め切りが近づいたら流す」という働き方

    かれこれ30年以上もこの業界でプログラムを毎日のように書いて来た私。当然、自分なりの働き方のノウハウみたいなものも会得して来たつもりだ。以前ここに「私のとっておきのプログラミングスタイル」というエントリーを書いたので、まだ読んでいないプログラマーの方にはぜひとも読んでいただきたい。 ちなみに、そんな中でも後輩とか部下に教えるのが一番難しいのが、「スタートダッシュでできるだけはやくめどをつける」という仕事スタイル。どのエンジニアも、ちゃんと説明すればこの働き方の効用は理解してもらえるのだが、実際の現場でちゃんと実行できる人は100人に1人もいない。 「人はみな怠惰だから、締め切りに迫られなければがんばれないんだ」と言ってしまえばそれまでだが、「まがりなりにもプロとして仕事をする限りは、ペース配分ぐらいはちゃんと考えて仕事をすべき」というのが私の主張。トップクラスのマラソンランナーでペース配分

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    maki_lax 2010/07/21
  • 「金メダリストは『練習が楽しくてしかたがない』からこそ強くなれた」説

    技術評論社の WEB+DB PRESS 向けに連載コラムを書きはじめたのだが、その最初のコラムがウェブで公開されたので、リンクを張っておく。 第一回 一生の仕事を選ぶということ 担当の人の「この業界で働く若手のエンジニア向けのメッセージ」を書いてほしいとのリクエストに答えるつもりで書いたのだが、「説教臭くなくて、ちゃんと伝わる」文章を書くのが難しくて結構苦労したので、ぜひとも読んでいただきたい。 この話の核となる部分は、私の「マラソンで金メダルを取る人たちって『過酷な練習に耐える精神力がある』から頂点に立てるんじゃなくて、『他の人たちにとっては苦痛でしかない練習が実は楽しくて仕方が無い』から頂点に立てるんじゃないか」というセオリーにもとづいている。高橋尚子が現役のころの話を聞いていて、つくづく「当にこの人は走ることが好きなんだなあ。だからこそ誰よりもたくさんの練習をすることができて、その

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    maki_lax 2010/05/21
  • 丸山ワクチンの過去・現在・未来、自然免疫と癌治療

    今回の訪日中に、ソニーの(音楽ゲームなどの)エンターテイメント・ビジネスの生みの親でもある丸山茂雄氏とお会いする機会があった。私もつい最近まで知らなかったのだが、丸山氏の父親は「丸山ワクチン」の生みの親である故丸山千里博士。「私自身も丸山ワクチンで癌と戦っている」という丸山氏の言葉に刺激され、丸山ワクチンに関して調査してみたのでここにまとめてみる。 「丸山ワクチンの効果」に関しては、専門家の意見でも意見が分かれている、というのが現状である。そのため、事実と意見が混在した形でネット上に存在しており、単にググっただけでは玉石混淆の情報に悩まされるだけ。そこで、一歩踏み込んで、新聞・専門書・学術ペーパーなどを読んで事実確認をしながら、まずは確実に事実と言える部分を洗い出してみた。 事実1:丸山ワクチンは、丸山千里博士がもともとは皮膚結核の治療薬として開発したもの(1944年誕生) 事実2:丸山

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    maki_lax 2009/12/08
    なるほど。丸山ワクチンは、免疫治療の薬。当時は、その研究があまりなされていなかったため、認可が下りなかった。ドラマとしての攻殻機動隊知識だけでは、いかんですね。
  • アップルの30年ロードマップ

    昨日、日経BP主催のAndroidに関するセミナーで講演+パネルディスカッションをしたのだが、パネルディスカッションを一緒にさせていただいた、日通信の福田尚久氏との話(特に、楽屋に戻ってからの非公開の話)が興味深かった。 福田氏は、スティーブ・ジョブズがAppleに戻り、Microsoftからの資金調達、iPodのリリース、アップル直営店の展開、という今のAppleの成功の基盤となる「奇跡の復活」を遂げた時期にジョブズの側近として活躍した人。 彼に言わせると、今のAppleのビジネス戦略は、倒産寸前だった97年当時に作った「30年ロードマップ」に書かれた通りのシナリオを描いているという。 もちろん、具体的な内容は企業秘密でもあるので直接聞き出すことはできなかったが、ここ12年の間にアップルが出して来たもの(iPod, iTunes, iPhone, Apple TV, Safari, O

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    maki_lax 2009/12/05
  • 単なる「低コストの外注先」ではなくなりつつあるインドのIT産業

    今週はMBAの授業の一環でインドのいくつかの企業を訪ねてまわっているのだが、今日行ったのはInfoSys。 InfoSysは、Fortuneマガジンが"Top Companies for Leaders 2007' list"の10位に選んだ、インドの「IT産業」の花形。

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    maki_lax 2009/03/11
  • ビル・ゲイツの引退と「ソフトウェア・ビジネスの興亡」と

    シアトルでの先週の一番の話題は、やはりビル・ゲイツの引退。すでに一年前から予告されてたと言え、シアトルの経済発展にこれだけ貢献したマイクロソフトを作った男だけに、メディアは大騒ぎだ。 ビル・ゲイツが成し遂げたことの偉大さを最も顕著に表すのは、「Fortune Favors the Bold(邦題:知識資主義←とても良いビジネス書なので一読をお薦めする)」の中の次の一文。 Bill Gates stands as the symbol of this new era. For all of human history the richest person in the world has owned natural resources - land, gold, oil. Bill Gates owns no land, no gold, and no oil. Owning neithe

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    maki_lax 2008/06/30
    つまり、ビル・ゲイツは「人類の歴史始まって以来初めて、土地・金・石油などの天然資源ではなく、知的プロセスをコントロールすることより世界一の金持ちになった」という点で特異な存在だというのだ。
  • Life is beautiful: 自分で考える前にググっていませんか?

    つい先日、興味深い話を聞いた。ある大学の授業で「デジタル・コンテンツ・ビジネス」というテーマで小論文を宿題として書かせたところ、同じような内容の小論文ばかりが集まったという。その原因を調べたところ、「デジタル コンテンツ ビジネス」のキーワードでググると上位に来る私の過去のエントリーの内容がほぼ丸写しにされていたという。 日の学生の勉強に対する態度なんてそんなものなのかも知れないが(それはそれで憂うべき話だがその話は別の機会に)、少し心配になるのがどんな気持ちでその手の「コピペ」をしているのか、という点である。確信犯的に「徹底的に手を抜きたいからコピペしているだけ」ならまだ許せる。私が問題視するのは「自分で考える前にまずググる」習慣であり、「ググれば答えが見つかるにちがいない」という錯覚である。 暗黒時代とも呼ばれる中世ヨーロッパで科学の進歩があんなにも長い間低迷した原因の一つは、あの時

  • 「少年よ大志を抱け!」よりも「若者よどん欲になれ!」の方が良くないか?

    月刊アスキー向けに「仕事を楽しんでしている人に共通するもの」というテーマでコラムを書いているのだが、そこで引用した「Boys, be ambitious(少年よ大志を抱け)!」に含まれたメッセージがどうも気に入らない。 「少年よ大志を抱け!」という言葉には、「楽して金儲けしたい」、「風呂屋の番台に座ってみたい」、「美人の嫁さんが欲しい」、「一度で良いから女優とデートしたい」、「プール付きの家に住みたい」、「有名になって女子アナと結婚したい」、「一発当てて、後はハワイでのんびり暮らしたい」などの、下世話な欲求を否定するメッセージが含まれている。特に日語訳の「大志」という言葉には、「志はもっと大きくなければいけない」「金儲けなど考えてはいけない」「私利私欲に走ってはいけない」というメッセージが強くこめられている。 「最近の若者は覇気がない」などと批判する大人がたくさんいる。そんな人たちに限っ

  • 「普通そういうことしないよ」という言葉の暴力

    先日の海部さんとの対談のビデオがYoutubeに上がったので、その中から私が海部さんの(パラダイス鎖国)の中に出て来る「プチ変人」が受ける言葉の暴力について語ったくだりを紹介。 ちなみに、「プチ変人」とはスティーブ・ジョブズやアインシュタインのような「何をやっても許される大変人」と「ごく普通の人」の間に存在する無数の「何か新しいものを生み出すユニークな力は持っているけど、何をやっても許されるほどはまだ実績がない人々」のこと。 そんな「プチ変人」たちが人と違うことをしようとすると必ず投げかけられるのが「普通そういうことしないよ」「そんなことやってもうまくいかないよ」という言葉の暴力。スティーブ・ジョブズだってアインシュタインだって、最初は「誰も知らないプチ変人」だったわけで。そんな暴力に負けていてはイノベーションは起こせないぞ、と。 こんにちわ。 いつも楽しく拝見させていただいております。

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    maki_lax 2008/03/21
    ちなみに、「プチ変人」とはスティーブ・ジョブズやアインシュタインのような「何をやっても許される大変人」と「ごく普通の人」の間に存在する無数の「何か新しいものを生み出すユニークな力は持っているけど、何を
  • 戦争映画、歴代ベスト7

    久しぶりに「地獄の黙示録」を見た。これで三回目だが、相変わらず難解な映画だ。しかし、アメリカに長く暮らして来たためか、単に私が歳をとってきたためかは分からないが、少なくともコッポラが何を伝えたかったかだけははっきりと分かるようになって来た。「戦争中に軍人を殺人罪で訴えるなんて、インディの自動車レース中にスピード違反のチケットを渡すようなもの」というセリフに象徴される、既存の価値観をすべて塗り替えてしまうような戦争の狂気。この映画のそれぞれのシーンすべてが、その狂気であふれている。 その意味でも、1979年に作られたこの映画を今でも「最高の戦争映画」と絶賛する評論家がいるのは理解できる。個人的には、その狂気の中でも懸命に生きようとした人々を描いた「ライフ・イズ・ビューティフル」とか「戦場のピアニスト」の方が見た後に元気が出るので好きだが、まあどちらも必用なのだろう。 そこで、私なりの「戦争

  • あなたは実は「簡単に引きちぎることのできるロープで繋がれているだけ」なのかも知れない

    今年の年末年始は、休みを利用して、前々から気になっていた「数学的にありえない」の一気読みの予定。まだ読み終わっていないのだが、下巻の中ごろになかなか含蓄の深いフレーズを見つけたのでメモ。はたから見て「明らかにした方が良い転職」に踏み切れない友人の背中を押してあげるときにでも使えそうだ。 ナヴァはふと、子供のころにサーカスではじめて象を見たときのことを思い出した。象はぜんぶで三頭いた。どれも体重が六トン以上もあり、太い足の一に巻かれた細いロープで杭につながれていた。それを見たナヴァは不思議に思い、父に訊いた。なぜあの象はロープをひきちぎってしまわないのかと。 「そんなことはできないと思いこんでいるんだよ」と父は説明してくれた。「象は赤ん坊のころ、重い鎖で杭につながれて育つ。その最初の数ヶ月のあいだに、どんなにがんばっても鎖が壊せないことを教えこまれるんだ」 「でもロープは鎖なんかより、ずっ

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    maki_lax 2008/03/19
    「明らかにした方が良い転職」に踏み切れない友人の背中を押してあげるときにでも使えそうだ。
  • 「Why?」と言えない日本

    先日、たまたまティーンエージャー(13~19才)の子供を持つ親のための講習会に出る機会があったのだが、そこで『二つのWhy』という話を聞いた。日語にも若干通じる部分があるので、今日はそれに関する英語うんちく。 その講師は、親はティーンエージャーの「Why」には二種類あるので注意すべき、と主張する。一つは単なる質問の「Why」で、この場合は普通に答えて良い。もう一つが、こどもが自分が何かを拒否したい気持ちを伝えたくて「Why」と言っている場合。この場合に、その気持ちを理解しておきながら、理屈だけで納得させようとすると泥沼にはまってしまう、と指摘するのだ。 良い例が登校拒否のこども。親が「学校に行きなさい」というと「なぜ学校にいかなければいけないの?」と言い返してくる。そこで親としてはつい「ちゃんと学校を卒業しなければ、ちゃんとした会社に就職できないんだよ」などと答えて説得を試みたくなるのだ