5月17日、香港の銀行が相次いで預金金利を引き上げている。写真は大新銀行のロゴ。2017年9月、香港で撮影(2023年 ロイター/Bobby Yip) [香港 17日 ロイター] - 香港の銀行が相次いで預金金利を引き上げている。融資需要の急増や投資資金の流出で銀行間市場の資金需給が逼迫していることが背景だ。 香港では今年、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げにもかかわらず、大半の銀行が預金金利を据え置いていたが、過去2週間で大新金融集団、中信銀行(国際)、中国建設銀行(アジア)など12行近くが預金金利を引き上げた。一部の銀行の3カ月物預金金利は3.9─4.0%と、2022年後半以来の高水準となっている。