相続における土地の評価額と、実際に売買される価格は違います。 相続財産の大半を占める土地。これをどう評価するかで、相続税額は大きく変わります。不動産広告などを見て実勢価格を知り、相続税の心配をする人も多いはずです。 しかし土地には、実勢価格を含めて4つの評価額があるのです。 不動産の価格を決める4つの基準と 路線価方式による計算方法 倍率方式による計算方法 家屋の評価額を求める計算方法 不動産の価格を決める4つの基準 ①実勢価格(取引価格) 実際の市場で売買されている価格のこと。 ②地価公示価格(標準価格) 地価公示法に基づいて、毎年1月1日における全国の標準地を選定して国土交通省が「正常な価格」を判定し公示するものです。この地価公示によって公表された公示地価は、適正な土地取引価格の指標となっています。 ②路線価(相続税評価額) 「路線価」とは、ある地域の路線(道路など)に面した標準的な宅