北海道雨竜郡秩父別町出身の小説家。道内の高校を卒業後、早稲田大学法学部に進学。学生時代には箱根駅伝に2回出場。卒業後は三和銀行に入行し、主に融資の営業マンとして14年間勤務。エジプトへ留学してアラビア語と中近東について学び、ロンドン支店に勤務後、大和証券と三菱商事の英国法人に勤務し、2000年に『トップ・レフト』で作家デビュー。 『巨大投資銀行』、『エネルギー』、『トリプルA』、『鉄のあけぼの』など、数々の経済小説を世に送り出し続けています。 小説のテーマは 3つのクライテリアの重なりで決まる! 小説の評価を大きく左右するのがテーマ。黒木流のテーマに関する考え方についてお話いただきました。 小説のテーマを決めるときは、常々「3つのクライテリア」を念頭に考えます。それらの基準の輪が重なりあったところをテーマにしています。「3つのクライテリア」について、私の作品を例に挙げて見てみましょう。 1