1、賃金が安いのに物価も家賃も高い沖縄県が日本一時給の安い県であることはもうご存知だよね。なぜ家賃が高いかというと、それは本土から移住してきた人間が多いから。約五万人いる島民のうち五千人が本土からの居住者。定年退職を迎え、財産を考えれば豪遊とまではいかないけれど、ゆったりとした老後を過ごしたい人がどんどん移住に来るケースがある。そういった人達向けに商売しようとなると、地価が高騰してどんどん家賃が釣り上がる。僕が知る最新のケースでももう三年ほど前だけれど、海沿いの安アパートが沖縄本島の中心地レベルだった事例があった。そして本土と比べてお店が少ない。特にチェーン店。スーパーも個人スーパーしかなかった頃など、1リットルの牛乳が最安値で350円だった。この状況から石垣を救ったのは田舎を潰すだけ潰して消えることでおなじみのイオンである。本土では4000円あれば買える眼鏡も、石垣では最低2万円代からだ