東京都教育委員会は27日の定例会で、都立学校の職員会議で挙手・採決を禁止した通知の撤回を求めている都立三鷹高(三鷹市)の土肥信雄校長(59)について「組織に敵対的な行動をし、都教委全体に対して都民の信頼を損ないかねない」などとして、反省を促す措置を講じる方針を決めた。 定例会では、教育委員の竹花豊・元副知事が、メディアに登場したり市民団体と集会を開いたりした土肥校長の行動について「校長の対応としては由々しきこと」と発言。さらに「言論の自由が奪われている」と主張している土肥校長が具体的根拠を示していないとして「少し反省を促す方法があるか検討してほしい」と提案。他の委員も同調した。 これに対し、土肥校長は「私が間違っているかどうかは社会が決める問題だ。都教委はまず私と正々堂々と話し合うべきだ」と話している。 通知を巡っては、都教委が三鷹高を除く都立学校260校321課程の校長・副校長を対象に調