火災のあった三幸製菓の工場=新潟県村上市で2022年2月12日午前7時47分、本社機「希望」から小川昌宏撮影 新潟県村上市の米菓製造大手「三幸製菓」荒川工場で発生した火災で、死亡したアルバイト従業員の女性4人はいずれも、火災があった建物の東側出入り口の手前にある防火シャッター付近に倒れていたことが判明した。県警や消防によると、4人を発見した時にはシャッターは閉まった状態だった。そばには迂回(うかい)扉があったが、建物内部は火災で煙が充満していたうえ停電も発生しており、4人は避難ルートを見つけられずに逃げ遅れた可能性がある。 一方、県警は14日、焼け跡から身元不明の1人の遺体を発見したと発表した。製造担当従業員だった20代男性2人の安否が不明で、遺体はこのうちの1人とみられる。12日に遺体で見つかった1人と合わせ、火災による死者は計6人となった。