恋愛至上主義という幻それが1980年代に入って、世の中が恋愛至上主義に彩られていく。クリスマスにデートしてプレゼントを渡すという文化が生まれたのも子の頃である。 しかし、今に続く婚姻減のスタートはまさにこの恋愛至上主義の80年代から始まっている。 恋愛結婚というと個人が自由に好きな相手と結婚できるものだと思われるが、それが可能なのは3割の恋愛強者だけである。言い方を変えれば、一部のモテる人間だけが享受できる自由であって、結局、恋愛力のない7割の恋愛弱者は「自由に恋愛していいという不自由」に悩むことになるのである。 また、恋愛史上主義は恋愛の先に結婚があるという幻想を流布した。恋愛ドラマの最終回は主人公の「結婚ハッピーエンド」で幕を閉じるのが定番だった。 (写真:アフロ) しかし、結婚は始まってからが現実である。「愛情」だけでなんとかなるものではない。脳科学的には「恋愛とは脳のバグ」であると
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