「真のサーバーレス」の定義について 一般的にサーバーレスとは、サーバーの管理が不要になったフルマネジードサービスのことを指します。クラウドのFaaS(Function as a Service)が代表です。しかし、言葉的には、「サーバーが無い」という意味に受け取ることが第一想起することではないでしょうか? サーバーが無い状態のよくある形態は、デスクトップアプリケーションです。ローカル環境にインストールして単独で動くソフトウェアです。OSに添付されている電卓アプリなんかが典型です。しかし、わざわざこれを「サーバーが無い」アーキテクチャーと呼ぶのも本末転倒な話です。むしろこっちが基本形で、シングルからマルチへと、高度な用途を実現するためにクライアント・サーバーアーキテクチャーに発展したわけです。この高度な用途はキープしたまま、特定の供給源となるサーバーが不要になっている状態なら、あえてサーバー
データセンター倍増が次の半導体需要急拡大もたらす-ハイニックス Sohee Kim、Vlad Savov 世界2位のメモリー半導体メーカー、韓国のSKハイニックスは次の半導体需要の大幅拡大はいわゆる「ハイパースケールデータセンター(HSDC)」の増加によってもたらされると指摘した。通常のデータセンターと比べて計算能力が高く規模も大きいHSDCの数は向こう4年で倍増する見通しだと説明した。 李錫熙(イ・ソクヒ)最高経営責任者(CEO)は21日の業界フォーラムでの基調講演で、5Gネットワークや人工知能(AI)、自動運転車などの新技術によりデータ・周波数帯使用が指数関数的に増加する見込みだと説明。 HSDCの数は2025年までに1060カ所と倍増し、ソーシャルメディアやオンラインゲーム、スマート農業、コネクテッド工場などにインフラ・配送システムを提供するようになる見通しだと語った。 原題:Dat
オフェンシブセキュリティ部の山崎です。サーバサイドレンダリング(SSR)の導入によってSSRFが発生する問題を見つける機会があったため、本記事では実例を交えながら紹介したいと思います。 サーバサイドレンダリング(SSR)とは? 本記事で扱うSSRとは「サーバ上でHTMLを出力すること」を指しています。ただしerbやjspのようなテンプレートからHTMLを出力するのとは異なり、一般的には以下のようにクライアントサイドレンダリング(CSR)の文脈で使われることが主です。 近年のVue.jsやReactを代表するようなWebフロントエンドフレームワークはブラウザ上で動的にDOMツリーを構築して画面を描画(CSR)するのが主流となっています。これによってページ遷移を挟まずユーザ体験のよいシングルページアプリケーション(SPA)が作ることができるというメリットがあります。 ただ、単純なSPAにはデメ
「何でも屋」の状態になってしまったIT職場が散見される。新規システム開発はもちろん、運用保守に問い合わせ対応、トラブルシューティング、機器選定と購入のための社内稟議(りんぎ)作成、社内部門の利用者に配布する端末のセットアップに操作説明。朝から晩まで、多種多様な業務に追い回される。新しい技術を学ぶ暇も心の余裕もない。この状況は、IT担当者を疲弊させるのみならず、企業そのものに危機的状況をもたらしかねない。 中でも、ITリテラシーの低い幹部や社員に対するサポート、いわゆる「IT介護」がIT担当者のモチベーションを低下させるなど問題の巣窟になっている。今回はこのIT介護をテーマにする。 筆者は「IT介護」を大きく2つに分類している。「ローレベル」なIT介護と、「ハイレベル」なIT介護だ。まずはローレベルなIT介護から取り上げる。
『労基旬報』2021年3月25日号に「EUのプラットフォーム労働における労働条件に関する労使への第1次協議」を寄稿しました。 今大変注目を集めているプラットフォーム労働に対する労働条件規制にEuが今後どういう動きをしていくのか、ますます目が離せません。 去る2021年2月24日、欧州委員会はEU運営条約第154条に基づくEUレベル労使団体への第1次協議を開始しました。今回のテーマは「プラットフォーム労働における労働条件に関する課題に対する可能な行動」です。今日世界的に大きな政策課題となっているプラットフォーム労働に、いよいよ正面から取り組み始めたことになります。今回はこの問題について、プラットフォーム労働が話題になる以前の政策の試みに遡ってEUレベルの政策動向を振り返り、今回の動きの今後の方向性を考えてみたいと思います。 この問題の嚆矢は、1999年6月に、欧州委員会の委託を受けたシュピオ
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した2021年2月の国内パソコン出荷統計によると、出荷台数は前年同月比115.5%増の108万1000台となった。前年同期に比べて、約2.2倍の成長となり、2021年1月の109.8%増を上回る実績となった。出荷台数は、4カ月連続で2桁以上の成長を記録。2月単月で100万台を超えたのは2014年以来、7年ぶりのこととなった。 また、ノートPCの出荷台数は、182.4%増の98万5000台となり、2月単月としては、過去最高の出荷台数を記録した。前年同月は、2020年1月のWindows 7のサポート終了後の反動期に入り、PC市場が落ち込んでおり、それとの対比という優位性はあるものの、それでも国内パソコン市場の勢いの強さが示された格好だ。 同協会では、「2021年2月の国内パソコン市場は、個人向け、法人向けともに好調に推移し、3カ月連続で台数
@t_wadaさんが翻訳されていた技術的負債の記事をあらためて読んでみたら非常に面白かった。技術的負債の本来の意味が説明されているので、まだ読んだことがない人は一読をおすすめする。 その翻訳記事を読みながら、Jasper(僕が開発しているGitHub用のIssueリーダー)のv1.0で技術的負債を返済したことを思い出した。そこで、その翻訳記事を参考にして技術的負債の生態について自分なりに考えてみることにした。すると面白い生態がいくつか見えてきた。例えば「生態③: むしろ技術的負債が生まれることそれ自体はポジティブである」などである。今日はそのことについて書いてみようと思う。 ちなみに今回は技術的負債への対処までは解明することができなかった。いつか続きを書けたらいいなと思う。 技術的負債が生まれる背景 まずはJasperで経験した技術的負債を紹介する。負債の内容自体はそんなに重要ではないので
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