8月、ギリシャのアテネに面した丘陵地帯は森林火災の犠牲になったものの、最南端の部分では延焼が食い止められた。写真は火災の被害にあった自宅にたたずむマルレーナ・カルーディさん。ギリシャ・ペンテリで9月4日撮影(2024年 ロイター/Stelios Misinas) [アテネ 19日 ロイター] - 8月、ギリシャのアテネに面した丘陵地帯は森林火災の犠牲になったものの、最南端の部分では延焼が食い止められた。2年前の火災ですでに焼失し、木々が生えていなかったからだ。だがその数キロ西側では、炎は新たな燃料を見つけた。森や雑木林がアテネ市郊外へと炎を導いてしまったのだ。 その道筋に、マルレーナ・カルーディさんが1970年代から暮らしている緑豊かなペンテリ村があった。火災はカルーディさんの家を焼き尽くした。しかし彼女が戻った時に最も心を痛めたのは、庭にあった樹齢100年以上の松の木々が茶色く焦げていた