考案したのは、米国の経営コンサルタント ジョセフ・M・ジュラン(Dr. Joseph Moses Juran)博士である。1920年代半ばから品質不良の原因や現象の発生頻度に偏りのあることに気付いていたジュランは、のちにこれら現象が19世紀末にヴィルフレド・パレート(Vilfredo Federico Damaso Pareto)が示した定式(パレートの法則)に従うことを発見した。1940年代に書籍執筆のため自身のアイデアをまとめていたジュランはこの普遍的現象を「パレート原則」と名付けたことから、「パレート図」と呼ばれるようになった。 品質管理以外に、在庫管理やIE、販売・マーケティングなどの分野でも利用される。ABC分析で使われるABC分析図はパレート図と実質的に同じものである。 参考文献 ▼『品質管理ハンドブック』 J・M・ジュラン=編著/日本科学技術連盟=訳/日本科学技術連盟/195
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