どんな場合に「通常価格」と示すべきか、あなたは理解していますか? 気をつけないと、景品表示法に違反する二重表記となってしまうかもしれません。今回は、商品やサービスを提供する人ならば知っておきたい二重価格表示(ダブルプライス)について、例を交えつつ簡単に解説。実は、「当店通常価格」や「セール前価格」の表記には、ルールがあるんです。ガイドラインを理解して、つい2重価格表示してしまうことを防ぎましょう。 今日は二重価格表示に関する基本をおさらいしておきましょう。とある筋のサービスで最近特に注目されているこのキーワード、広告やマーケやセールスに携わる人間ならば知っておかなければいけない常識ですね。 二重価格表示とは、商品やサービスを提供する際に、実際よりも著しく有利であると思わせる表示のこと。「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)という法律の第4条第1項第2号で定められています。 第四条
ディスプレイ広告は検索よりもROIが低いよね。上司から 「うちはなぜディスプレイ広告を出してるの? 効果ないよね」 と言われて反論できなかった。広告主や代理店の方は、こんなことを思ったり困ったりしていないだろうか。 おそらくあなたは、いろいろな施策をすでに試しているのだろう。SEOに投資して検索エンジンの1ページ目に表示されるようになり、検索連動広告も効率の良いキーワードや広告文に最適化しており、アフィリエイト広告はもちろんやっているのだろう。しかし、新規ユーザーの母数がこれ以上増えない、頭打ちになっているのではないだろうか。とは言うものの、バナーなどのディスプレイ広告は、費用の割にはクリック数が少なく獲得効率が悪い。以前に少しディスプレイ広告は試してみたが、コンバージョン数が少なかったため、また利用するには二の足を踏んでしまう……そんな状態ではないだろうか。 私が広告主の方と話をすると、
ケータイ小説のヒットや、モバゲータウンの会員数が1000万人を超えるなど、マーケティングの場でも「ケータイ(モバイル)」を耳にする機会が多くなった。本稿では、これから初めてマーケティングにケータイを導入してみたい方から、とりあえずケータイサイトを作ってはみたけれど次の一手が見つからないと悩んでいる方まで、マーケティングにおけるケータイ活用を基本から解説する。 PCの市場に並んだケータイのネット利用携帯電話の契約者数は、2008年3月時点で1億台を突破した(電気通信事業者協会調べ)。そのうち、インターネットに接続できる端末は約8,870万台、高速なデータ通信が可能になる3G端末の普及率は、2007年9月時点で、契約数の約80%に達している。これにより、携帯電話(PHS、携帯情報端末)からのインターネット利用者数は7,287万人に達し、PCからの利用者数7,813万人にほぼ並ぶまでに増加してい
広告事業をめぐる米IT大手の買収合戦 ソーシャルメディアの爆発的増加が背景に広告マーケットプレイスが脚光を浴び始めた理由の1つは、米国のIT大手企業が、広告マーケットプレイスのベンチャー企業を、ものすごいスピードと金額で次々と買収し続けているからだろう。 最初に頭角を現してきた広告マーケットプレイスのベンチャー企業は、ライトメディアだ。米ヤフーは、ライトメディアの株式を20%取得してその動向を見守っていたが、2007年7月12日に残りの株式も6億5,000万ドルで買収し、完全子会社化している。 一方、米グーグルは2007年4月に、オンライン広告配信システム大手のダブルクリックを31億ドルで買収することで合意に達している。ダブルクリックは昨年夏から広告マーケットプレイス事業にも乗り出しており、日本国内でも同事業のサービスを開始する方向で準備を進めていることを明らかにしている。 米マイクロソフ
レペリオは、見込み客をオンラインで獲得することに特化した成果報酬型のサービスを、2月より本格的に開始する。 レペリオのオンライン見込み客獲得(リードジェネレーション)サービスは、特に高付加価値商材のリード(見込み客)の獲得に強いマーケティングサービスで、欧米では近年、費用対効果を伸ばして成功しているタイプのサービスだ。不動産、金融、教育、ヘルスケア、旅行・レジャーなど、付加価値商品・サービスのマーケティングでは、通常の広告露出だけでは直接的な見込み客の獲得が困難であり、潜在顧客の見極めから、興味を引き付けて購入・申し込みに結びつける情報提供といった、ターゲットマーケティングの要素が重要となる。 レペリオでは、こうした高付加価値商材のROI(費用対効果)を追求すべく、見込み客の定義・分析、リード獲得に向けた興味を引くプロモーションサイトや広告の制作から、獲得したリード情報の提供、効果検証まで
前回の記事で解説したステップ 健康診断:サイト全体の状況をおおざっぱにつかむ来訪理由チェック:来訪元をつかんで集客のヒントを得る入り口チェック:最初に見られるページから改善のヒントを得る離脱率の改善:訪問者を逃がしているページを動線から見つけるこの記事で解説しているステップ コンバージョンの測定:サイトの役割を金額に換算して考えるダッシュボード機能の活用:毎日見るレポートを楽に管理するエクセルでレポート:上司への報告書をテンプレートでつくるさらに詳しい解析:アクセス解析コンサルティングを受ける ステップ5 コンバージョンの測定: サイトの役割を金額に換算して考える問題があるページの離脱率をカイゼンしたら、今度は本来のサイトの目的が達成されているかどうかを確認する作業に移っていこう。「コンバージョン」の測定である。これも専用の機能をもったツールを利用する。 ECサイトであれば目標ははっきりし
どの製品があなたに適している? アクセス解析ツール&サービス 13種類徹底比較! 史上最強の機能比較表 この特集では、ここまでの記事で、アクセス解析がWeb担当者にとってどんな意味があるのか、解析する場合にどんな指標をどう見るのか、解析ツールやサービスにはどんな種類があるのかを解説してきた。 しかし、実際にアクセス解析をするとなると、何らかのアクセス解析ツールを導入するか、アクセス解析サービスを利用することになるだろう。 この記事では、現在日本で利用できる主要なアクセス解析ツール13種類について、対応する機能や価格、ライセンス、特徴などをまとめた。 どのツールを利用するのが適しているのか判断するのに必要なデータがつまっているので、ぜひ参考にしてほしい。 ちなみにこの記事は、比較して見やすいように、表がサイドバーを突き破って右に伸びるという常識を無視したレイアウトを採用している。サイドバーを
[特集]日本のWeb担当者 年間の予算は50万円以下が71%、悩みは人材と予算 TEXT:インプレスR&D インターネットメディア総合研究所、編集部 Web担当者にとって、他社がどのようにしているのかまず気になるのは予算だろう。ウェブサイトを稼働させるためのレンタルサーバーをはじめ、サイトの制作や更新に必要なコスト、アクセス解析やマーケティングの費用など、お金の状況をみてみよう。 さらに、サイトはテーブルレイアウトなのかCSSデザインなのか、どれぐらいの頻度でサイトを更新しているのも調べてみた。そして、何よりも大切な「サイトの用途」には何を設定していて、どんな指標で効果測定しているのかなどの調査結果も明らかにする。 予算は運用に必要な最低限のラインウェブサイトの年間の予算(制作・運用のコスト)を図1に示した。この金額にはWeb担当者の人件費は含まれていない。残念ながら、「10万円未満」が3
この文書は自然検索に対する最適化のリーダー39人の英知を結集したものだ。彼らは、Googleの順位決定アルゴリズム(検索エンジンが検索結果を並べる順番を決める方法)を構成するさまざまな要因について投票した。その結果、この上なく価値の高い情報ができあがった。もちろん、200種類以上あるといわれる要因のすべてが含まれているわけではないが、私見では、Googleのアルゴリズムに関して必要な90%~95%の知識がここにふくまれるはずだ。 順位決定の要因に加え、Googleの順位決定に関してパネリストに尋ねた4つの質問への回答がこの文書の最後に示してある。これだけ優秀な人たちに協力してもらったのだから、貴重な回答をもう少し得られずにはいられなかったのだ。 ※注:この文書は、Googleのアルゴリズムをリバースエンジニアリングすることを試みるものでなければ、ウェブ開発者やウェブマーケターにサイトの最適
第7回 グーグルとヤフーを、じっくり比較 ~違いから逆に見えてくる“SEOの一般法則” 小林 範子(株式会社セプテーニ) 多くの企業が取り組み出したSEM(検索エンジンマーケティング)は、発展途上の分野でもあるため、確固としたセオリーが存在しない。SEMを行う上で担当者が直面するさまざまな判断・選択について、その見極めのポイントを専門家がアドバイスしていく。 代表的な3つの質問とその回答を グーグルとヤフーで徹底比較SEOについて“ブラックボックスでよくわからない”とか“検索エンジンとのいたちごっこ”という印象を持っている人が多いが、実際には、検索エンジンのサポートページにはSEOの基本的な方法が掲載されている。検索エンジンは、ユーザーのニーズにあった優良なサイトをしっかりと把握し、適切に検索結果に反映することが使命であるから、ウェブサイトの製作者にも適切なSEOを実施してもらいたいのであ
『ケータイコンテンツビジネス調査報告書2006-2007』ハイライト 一般サイトの利用が拡大“ケータイ2.0”サービスが台頭 公式サイトを中心としたビジネスモデルの転換が迫られる 2006年は4月にワンセグ放送、10月に番号ポータビリティ(MNP)が開始されるなど、制度上でも市場再編につながる動きがあり、ケータイ業界にとって大きな転機の年となった。こうしたなか、ケータイコンテンツにおいては、通信速度の高速化、端末機能の向上、着うたフルやデコメールに代表されるリッチコンテンツの普及、検索エンジンの搭載など、従来、通信事業者による囲い込みからオープン化へとビジネスモデルが大きく変わろうとしている。今後のビジネス戦略を探るためにインターネットメディア総合研究所(旧インターネット生活研究所)によるケータイコンテンツビジネスの現状を調査を紹介する。 著:インプレスR&D インターネットメディア総合研
ページ受託からビジネス協業への変革 ウェブサイトの構築や運営にかかる費用や制作会社との上手なつきあい方は、常に企業のウェブ担当者の悩みの種だ。ここでは、その直接的なコストを減らし、さらに制作会社が今までよりも積極的にあなたのサイトにコミットしてくれるようにする「レベニューシェア」について解説する。 TEXT:編集部 協力:株式会社コスモ・インタラクティブ ページ単価は昔の基準?まず、企業とウェブサイト制作会社や関係について状況を整理しておこう。 十数年前から、企業はウェブサイト制作会社に「受託」という形でウェブサイトの構築や更新を依頼してきた。コーポレートサイトを数百万円かけて作り、サイトができたら制作会社は企業から渡された内容を元に何ページかのHTMLを作ってアップロードする運用作業を毎月数十万円で請け負うといったスタイルだ。つまり「ページをデザインして作り、納品する」ことが制作会社の仕
Web 2.0を育てた伝統と気質サンフランシスコおよびシリコンバレーの精神風土には、米国の他の土地とは違った特別なものがある。1960~70年代のヒッピー文化を受け継ぐ、ユートピア的な自由礼賛・共同体思想もその1つだ。それは、「Web 2.0」を生み育てた土壌でもある。 「Web 2.0」をシニカルに語ることはいくらでもできるが、自分のものもみんなで共有しよう、みんなで助け合って世の中をよくしよう、という考え方が「Web 2.0思想」の源流にあることは間違いない。少なくとも、初期の頃からの担い手である純粋なギーク(技術オタク)のコミュニティではそうだ。おもしろいものを自分で作ってみて、無料で開放する。オープンソースやインターネットを育てたのと同じ、ユートピア的ギーク文化である。 同質な考えを持つ人々の小さなコニュミティではそれでよかったが、Web 2.0が次第に主流になって大衆化する過程で
ECビッグローブと博報堂は4月5日、行動ターゲティング広告市場の形成に向けた協業を開始すると発表。その第一歩として、総配信数約4000万の大規模な行動ターゲティング広告配信実験の結果を公表した。 実験は2007年1月29日~2月18日の間行われ、BIGLOBEのサイト視聴者のうち、行動履歴の取れた200万人の中から車に興味のありそうなユーザーを関心領域ごとに14のグループに分類し、それぞれのグループごとに関心のありそうな広告を配信して、グループに入らなかった視聴者への通常の配信結果と比較して、広告の反応率を分析した。 実験の結果、行動ターゲティング広告は、行動ターゲティングしなかった広告と比べ平均1.6倍のクリック率だった。また、特定の車種に関心を持つ層など、対象広告に対しもっとも高い反応を示したグループでは、約4.1倍のクリック率を観測した。 また、行動ターゲティング広告に反応してバナー
SEO(検索エンジン最適化)の「秘訣」とやらを吹聴している、信用ならないひどいページがあるけど、ああいうのは嫌だね。ぼんやりした1980年代風の写真に写った、口のうまいセールスマンが「SEO業者が知られたくない裏ワザ」をお教えしますなんてやってるけど、ああいうのは大嫌いだ。検索畑の人たちはSEOにおける「究極の秘訣」というと、たいていは次のうちのどれかを考えるようだ。 タイトルタグ内のキーワードスパイダーがたどれるリンクとコンテンツリンクのアンカーテキスト質の高いウェブサイトから張られたリンクまあ、どれもなかなかのアドバイスだし、検索結果で上位を勝ち取るためには重要なことばかりだ。でも、最後の「質の高いウェブサイトから張られたリンク」をとってみても、上位獲得のキャンペーンが成功するための、肝心な部分を伝えてはいないな。検索結果で上位にランクされるための鍵、つまり、GoogleやYahoo!
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