上海A株のマーケットが非常に過熱しており、バリュエーションの高騰が激しい中国VCマーケットであるが、中国のVC投資には、北米や欧州とは異なる大きな特徴がある。北米にしろ欧州にしろ、投資判断として”創造的な会社”、”新機軸な会社”、”技術を持っている会社”というファクターを重要視するが、中国におけるVC投資では、あまりそういったファクターは重視をしない。とにかく重視する項目は、”マーケットシェア”、”中国国内のマーケットポテンシャル”の2つである。理由はいくつかあると思うが、その理由の一つとしては、中国人ベンチャーキャピタリストに金融機関の出身者、フィナンシャルバックグラウンドの出身者が多いこと、があげられると思う。(それでも一昔前と比較すると、事業経験者のキャピタリストは増えており、フィナンシャルバックグラウンドのキャピタリストは減っているとは思う) KPCBによると、北米のキャピタリスト
中国で最も成功を収めているVCといえば、誰もがIDGVCと名前を挙げるだろう。1993年に中国向けの1号ファンドを立ち上げてから現在まで、その成功経験の数は他のVCを圧倒的に引き離している。IDGVCの中国ポートフォリオには、百度をはじめとして、中国の有力ベンチャー企業がきら星の如く並んでいる(http://www.idgvc.com/english/company1.htm)。 実際に、このIDGの1号ファンドは36%のIRRを産み出している。中国向けのVC事業で、これだけのIRRを上げるのは奇跡に近いように思える。 このような大成功を収め、現在でも中国VC業界で成功の道を突き進んでいるIDGVCであるが、成功の鍵が何であったかを創業者のPatrick J. McGovernに尋ねてみたら、素晴らしいと思う。彼は何と答えるであろうか?もちろん、他のVCがまだ目をつけないうちに中国マーケッ
NTTドコモは5月15日、中国のデジタルメディア技術関連分野におけるベンチャー企業を投資対象とするベンチャーキャピタルファンド「Gobi Fund II, L.P.」に1000万米ドル(2007年4月末時点換算で約12億円)を出資すると発表した。 Gobi Fund II, L.P.は、中国企業を対象とする投資運用会社 Gobi Partners, Inc.(英領バージン諸島法人)が設立したキャピタルファンド。募集金額は1億2000万米ドル(同、約144億円)で、運用期間は10年。投資対象は、中華人民共和国のデジタルメディア技術関連分野。 ドコモは同ファンドへの出資を通じ、成長余力の大きい中国の移動通信周辺産業分野への投資を通じて相応のリターン獲得を目指すとともに、同分野での有力企業との協業の可能性を追求したい考え。 払込時期は未定(ファンドに必要な資金を払込通知に基づき、払込)。出資形態
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