2007/06/26 IT業界における米国企業の多さには慣れているつもりだが、フレッシュなアイデアと実行力を兼ね備えた米国発のベンチャー企業と接する機会があると、改めて「こうした企業はなぜ、まだ日本から出てこないのだろう」と思うことがたまにある。IT業界で米国発だとか日本発だとか気にすることはないのかもしれない。しかし日本人としては、このことを完全に無視するわけにもいかない。 最近、リアルコムが、日本人のシリコンバレーでの起業を支援するプロジェクトを立ち上げると発表したが、これは改めていろいろと考えさせられるニュースだった。 日本でなくシリコンバレーで起業するほうが有利である理由は何か。さまざまな答えがありそうだが、最大の理由はおそらく、ITベンチャーへの投資環境の違いだろう。以前のITバブル期まではいかなくとも、豊富な資金力をバックとして活動する数々のエンジェルやベンチャーキャピタル。彼
企業価値評価・経済・金融の仕組み・株式投資を分かりやすく解説。理解を促進するためのDVDや書籍も取り扱う板倉雄一郎事務所Webサイト 2013.09.18: お知らせ「日々の投稿はfacebookにて」 2013.05.04: お知らせ【プレミアクラブ会員募集】 2013.03.10: 【社長復活】紙の本、各種電子書籍 2013.02.07: Go Ahead【給与振込は御社のメインバンクである当行へ!】 2013.01.22: 号外【原価と販売価格】ビジネスモデルのお話です 2013.01.10: 号外【金融システムの根本的変更】 2013.01.09: 【お知らせ】電子書籍版「社長失格」「失敗から学べ」販売中止 2012.12.21: 号外【インフレ・ターゲット】マクロ経済 2012.12.11: 号外【これだけは言っておきたい!】マクロ経済/総選挙前に 2012.10.09: お知ら
ここ2年くらい放置気味だったMathematica in Education and Researchを久しぶりに読み直してみると、とても面白い記事があった。 "Binomial lattice models in finance" Michael Kelly 記事が対象としている内容は、二項格子を用いてオプション価格を決定するという、デリバティブ計算の入門的なものなので、特別新しいことはない。新しいのは、通常の手続き風実装でなく、Mathematicaの関数型言語機能を用いると、実装がとても簡単で圧倒的に計算が速くなる、ということである。例えば、解析解であるBlack-Scholes式もあり、一番簡単なデリバティブである、ヨーロピアンコールオプションについて、二項格子の計算を手続き型で行うと次のようになる。 AdditiveProcBinomialEuropeanCall[S0_, K_
The Inquirerの記事より。Googleがドイツ語版Gmailのサービスを停止するようだ。 これは、ドイツ政府が進めているインターネット監視法案を受けてのもの。この法案では、セキュリティを理由に、ISPや電子メールサービス事業者に対しユーザーの情報収集を求めているという。Googleはプライバシー保護に反するとして、法案に反対しているようだ。 プライバシーといえば、先週のGoogle Press Dayでも何かと質問が出た。Googleのように、複数の国で展開していると規制遵守はなかなか難しいのだそうだ。そういえば、Googleが欧州7カ国や日本でサービスを開始したYouTube、ドイツ版はまだだ。Google側は「特に理由はない」と述べていたが、なんでだろう?
ハーバード留学中は、「こいつはスゴイ!」と唸らされた人物が何名かいたが、日本人でもその実力と人間的魅力に感服させられたヤツがいた。年齢は一つ下なのだが、ハーバードでの学年は一つ上。Yale大を卒業後、東京のマッキンゼーで大活躍し、一足早く留学していた男だ。名前は、渡辺健介。 その彼が、会社を辞めて新しい事業を始めた。それが、日本を元気にする 教育事業。とっかかりとして、一冊の本が世に出る。「世界一やさしい問題解決の授業」。今日の午前中に、できたてほやほやの本を持ってネットライフのオフィスを訪ねてくれた。 子どもを対象にマッキンゼー式の問題解決方法のエッセンスを、具体的な題材とともに教えるというものだが、「子供のために」と思って買った大人がじっくり読んでも、学ぶところは多いという優れた一冊。その問題解決のエッセンスは一見シンプルだが、美しもあり、これを自由自在に操れるようになるのは決して容易
中国で最も成功を収めているVCといえば、誰もがIDGVCと名前を挙げるだろう。1993年に中国向けの1号ファンドを立ち上げてから現在まで、その成功経験の数は他のVCを圧倒的に引き離している。IDGVCの中国ポートフォリオには、百度をはじめとして、中国の有力ベンチャー企業がきら星の如く並んでいる(http://www.idgvc.com/english/company1.htm)。 実際に、このIDGの1号ファンドは36%のIRRを産み出している。中国向けのVC事業で、これだけのIRRを上げるのは奇跡に近いように思える。 このような大成功を収め、現在でも中国VC業界で成功の道を突き進んでいるIDGVCであるが、成功の鍵が何であったかを創業者のPatrick J. McGovernに尋ねてみたら、素晴らしいと思う。彼は何と答えるであろうか?もちろん、他のVCがまだ目をつけないうちに中国マーケッ
金融庁はこのほど、同庁が運営する有価証券報告書開示システム「EDINET」(Electronic Disclosure for Investors' NETwork)に、ビジネスレポーティング言語として世界的に普及しつつあるXBRL言語を2008年4月から導入することを明らかにした。企業から提出された財務諸表がXBRL化されることで、「EDINET」からダウンロードする財務諸表の加工が容易になる。財務諸表を業務上加工する必要がある投資家やアナリストにとってメリットがあるほか、提出企業にとっても、XMLをベースとしたXBRL言語と自社の既存システムとの連携がしやすくなるなどの利点があるという。 XBRL(eXtensible Business Reporting Language)は、XMLから派生したコンピュータ言語で、推進団体として「XBRL International」がある。財務諸表
最近、池田信夫氏のブログに対して、汚い言葉で誹謗中傷するはてなブックマークコメントがつけられていて、池田氏はそのようなコメントを「ネットイナゴ」と批判しています。 最新のエントリーで池田氏は経済学を援用して、以下のような批判をしていました。 梅田望夫氏によれば、はてなの取締役会で「ネットイナゴ問題」が話し合われているそうだ。私の問題提起を受け止めていただいたようなので、参考までにこういう問題について経済学ではどう考えているかを説明しておく。 (中略) これは経済学で「逆淘汰」とよばれる、おなじみの問題だ。たとえば中古車の質に「情報の非対称性」があり、どれが不良品かわからないとき、消費者は不良品をつかまされるリスクを一定の確率で評価するから、不良品の確率が高いと中古車の価格は下がる。そうすると価値の高い(不良ではない)中古車は市場に出てこなくなって不良品だけが出回り、消費者も買わなくなって市
最終更新日:2001年7月2日 第1章へ webmaster@snap-tck.com Copyleft (C) 2000 SNAP(Sugimoto Norio Art Production)
『モバゲータウンがすごい理由』を読むべき理由〜PCとモバイルの断絶に愕然とした カテゴリ: 買った本・読んだ本 『モバゲータウンがすごい理由 〜オジサンにはわからない、ケータイ・コンテンツ成功の秘けつ〜』という本を読みました。とてもおもしろかった。 本当は同僚のみなさんに配り歩きたいくらいなんですが、ちょっと人数が多すぎるので、代わりにどこがおもしろかったか書きます。今日はあまり時間がないのでちょっと乱暴な感じになってしまいますがご容赦ください。 モバゲータウン(以下、モバゲー)がすごい理由は何か? と聞かれたとき、PCサイトに詳しい人なら、ちょっとさわってみただけで、「モバゲーがどれほどよく考えられていて、どれほどよくできているか」についてはすぐわかるはずなので、そういうことについてはすらすらと答えられると思います。 では、以下の事柄を重ねて質問されたとしたらどうでしょうか。 ・ケータイ
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