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ブックマーク / typogra.blog33.fc2.com (1)

  • 「書体」概念の分析

    書体は今日的には文字のデザインと捉えられていると言っていいと思う。字・文字は言葉を書き表す記号として、字体がこれに当たる。その字体の表現様式として書体がある。 現在普通に用いられている「書体」概念は、言葉で表すと「文字を構成する線のデザインにおいて共通した特徴を所有した概念」と言える。縦画が太く横画が細く、ウロコが付いていれば明朝体を概念として表す。明朝体と言っても無数のフォントがあるが、個別具体的な文字のかたちは字形と呼んで書体と区別しうる。 書体という名称について調べていくと、「書体」という言葉は明治期から使用され始めたような雰囲気を感じる。江戸時代に「書体」という言葉が使われていたか定かではない。文字の姿を現す場合、「書体」以外の言葉を用いていることがほとんどなのである。 江戸時代は毛筆が筆記具であり、印刷物も木版製版は毛筆風の文字を彫っている。毛筆は手の動きをよく再現するため、文字

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