政府は、電子部品や合金などの原材料となっている希少金属(レアメタル)の国家備蓄の増強に乗り出した。産出国が限られている半面、需要は増加傾向にあり、世界的な争奪戦になる恐れがあるためだ。最近の景気悪化で価格が落ち着いていることから買い時と判断した。主要な4種類の備蓄量を倍増するとともに、省エネ家電などに使用されることの多い2種類も新たに備蓄対象に加えた。 備蓄量を倍増する4種類は、製鋼の添加剤として使われるバナジウムのほか、硬度の高い合金に使われるタングステンなど。政府はそれぞれ国内消費量の約20日分を備蓄しているが、今年度中に42日分に積み上げる。すでに6月以降、バナジウムなど3種類については、在庫を持つ素材や部品メーカー、輸入業者などから、必要量の一部を入札で買い入れた。 新たに備蓄を始めるのは、薄型テレビや太陽光発電パネルなどの原材料となるインジウムと、省エネ照明器具に使われる発光ダイ
文化庁は17日、アニメやマンガの「殿堂」国立メディア芸術総合センター(仮称)のあり方について、一般から募集した意見の概要を公表した。1週間の募集で387件の意見が寄せられ、センター建設への関心の高さを示した。 「コスプレ体験と記念撮影ができるコーナーを設ける」「手塚治虫らがいた『トキワ荘』を再現」「アニメやマンガの名シーンを原寸で再現したテーマパークに」など、楽しめる施設を求める意見が目立った。管理運営にかかる費用は国がある程度負担すべきだとの声や、センターは「不要」との意見も34件あった。 「希少書籍や絶版本の保存・データ化」「海外の研究者への資料提供や助成」など研究拠点としての要望や、人材育成の一環として「センターでのアニメ作品の制作」「アニメーターのハローワーク的な事業の実施」を望む声も寄せられた。 文化庁はこれらの意見も参考に、センターの基本計画を策定する。当初は今月中の策定
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