国際通貨基金(IMF)前専務理事ストロスカーン被告(62)から性的暴行を受けたとして告訴した米ニューヨークのホテル女性従業員ナフィサトゥ・ディアロさん(32)に対し、検察が22日の面会を要請した。ディアロさんの代理人弁護士は「訴追取り下げの通告をすると解釈している」と述べた。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が20日報じた。 ストロスカーン被告の次回法廷手続きは23日に予定されており、面会はその前日に当たる。ディアロさんの弁護士は「訴追を取り下げないのなら面会する必要がない」と述べた。検察からの面会要請の手紙には「翌日法廷で起きると検察官が予測している内容を説明する」と書かれているとしている。 検察側はディアロさんの証言に信用できない点があるとして訴追取り下げの是非を検討している。(共同)