沖縄密約事件 西山太吉の妻 37年目の初告白 夏の夕暮れ前、玄関から続く暗い廊下に一瞬、光が差し込み、蝉時雨(せみしぐれ)がなだれ込む。続いて、新聞受けがコトンと音を立てた。 もう、そんな時間...沖縄密約事件 西山太吉の妻 37年目の初告白 夏の夕暮れ前、玄関から続く暗い廊下に一瞬、光が差し込み、蝉時雨(せみしぐれ)がなだれ込む。続いて、新聞受けがコトンと音を立てた。 もう、そんな時間なのか。西山啓子(ひろこ)(七十四歳)は台所を離れると、新聞受けを開いた。毎日新聞の二〇〇九年七月十六日付夕刊を手にテーブルに戻ると、一面から順に記事を追う。最後のページをめくり、社会面に目を落としたときだった。「あっ」。下段の片隅にある顔写真に目が留まり、声にならない叫びが胸の内で消えた。訃報欄にあったのは、紛れもなくあの人の名前だった。 〈佐藤道夫さん 76歳(さとう・みちお=元札幌高検検事長、元
小沢は生きのびられるのか? 小沢は基本的に終わった! あと一日、二日は生きのびるかもしれないが、小沢の政治生命はすでに終っている、と私は思っている。小沢不起訴で小沢は助かるのか? とんでもない。不起訴があまりにも不当であるがゆえに、小沢はむしろ大転落への道を大きく踏み出してしまったのだ。 問題点ははっきりしている。小沢の三人の秘書は虚偽記載を認めている。彼らの有罪は確定しているといっていい(池田秘書のみ未確定らしいが)。ポイントはその虚偽記載は秘書が勝手にやったことで、小沢の指示・命令・相談・報告・了承などの関与があったのか、なかったのかである。 あれば小沢は共犯、なければ秘書の単独犯である。 常識的に考えれば、小沢の事務所は、いかなるワンマン企業よりも激しいトップダウンの組織で、秘書らは日常奴隷のごとくとまではいわないが、召使いのごとく仕えている組織なのだから、小沢が何も知らない間に
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