閣内で意見が食い違っている郵政改革案をめぐり、亀井静香郵政改革相と菅直人副総理兼財務相が28日のテレビ朝日の番組で、事前に説明した、しないの水掛け論を展開した。鳩山由紀夫首相は30日に全閣僚を集めた閣僚懇談会を開いて議論の収束を図る考えだが、あまりの不協和音に同席者はあきれ顔だった。 番組で亀井氏は、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額などについて「総理は了解されたということで菅さんにも全部申し上げた」と説明。これに対し菅氏は「(亀井氏が記者発表する前には)数字は聞いていない」と繰り返した。 亀井氏は「菅さんには電話で言った」と反論したうえで、「国民が見ている。このままでは内閣支持率はガタガタに落ちる」と一喝。同席した谷垣禎一自民党総裁は、一連のやりとりに「閣僚がドンパチやっているのではどうしようもない」。 一方、仙谷由人国家戦略相はこれに先立つNHKの番組で「預け入れ限度額の2千万円への引