アナトリア発掘記 ~カマン・カレホユック遺跡の二十年 (NHKブックス) 作者: 大村幸弘出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2004/05/30メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (6件) を見る 中近東文化センターが行っているカマン・カレホユック遺跡の発掘の経緯と、中心的な役割を果たしている著者がトルコに留学してから現在までの活動や発掘の成果、ヒッタイトと鉄の関係など。 第一章は考古学へのなれそめから、トルコへの給費留学を果たすが手違いで楔形文字の文書を読むヒッタイト学科に配属され、セダット教授の指導を受けるようになる話。ヒッタイトの鉄の追求。季節風を炉への空気の吹き込みに利用していたって指摘は興味深いな。 第二章は三笠宮やオズギュッチ教授の支援をうけて発掘権を獲得、発掘を開始するが、年代決定などで苦労する状況。 第三章はカマン・カレホユックの発掘から得られ