利用部門の要望に応じ、タイムリーにシステムを提供し続ける「タイムリー開発」。DevOpsツールを活用すれば十分に実現可能だ。業種、規模を問わず、先進的な現場でその取り組みが始まっている。 中部電力のグループ企業の基幹系システムの開発・運用プロジェクト。これを担当する中電シーティーアイの大橋正敬氏(技術・ビジネスソリューション事業部 ビジネスシステム部 開発第1グループ リーダー)らのチームは、ある目標を立ててプロジェクトに臨んでいる。「開発担当者と運用担当者が一体となり、利用部門が求めるタイミングに合わせてシステムを提供し続ける」というものだ。 大橋氏は「利用部門の業務は日々、少しずつ変わっていくもの。その変化にシステム側が対応するのが半年後、1年後では遅すぎる」と話す。 チームはこの目標を達成する方法を検討し、開発プロセスや仕組みを整えてきた。開発プロセスには、大規模システム開発向けのア