韓国で、携帯電話に加入している人が4000万人を超えた。これは韓国人口の8割以上に達する数字で、CDMAサービスの開始から10年での達成となる。 この状況に対し、「生活が変わった」「副作用も多かった」など、さまざまな見方があり、業界もユーザーも紆余曲折を経てきた結果であることは事実だ。現在の韓国市場を形作った、携帯電話史を振り返ってみよう。 10年目での4000万人突破 韓国の携帯電話加入者数が、11月末時点で4000万を突破した。現在、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を除く韓国の人口は約4800万人程度で、単純計算で人口の8割以上が携帯電話を所持していることになる。携帯電話を使えない乳幼児などを除けば、1人1台は所持していると見ても良いほどだ。 韓国でCDMAサービスが開始されたのは1996年、韓SK Telecom(以下、SKT)が最初だった。続いて1997年にPCSサービスが開始され
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