人によって定義が異なるなど不確かな要素も多いクラウドコンピューティングだが、今後のITシステムの主流になると考える人が多いのも事実だ。その鍵を握るのがデータベースである。 クラウドコンピューティングへの大きな波 キーノートセッションが終了しても、大勢の人で通路が混み合い会場の外になかなか出られない。これは、先日開催されたSalesforce.comのイベント「Cloudforce Japan 2009」での出来事だ。2008年の参加者2000名の倍以上、4000名を超える人が、クラウドコンピューティングの情報を求めて会場にやってきたのだ。 2008年からの厳しい経済状況下にあっても、このようにクラウドには大きな注目が集まっている。いや、むしろ景気が悪いからこそ、クラウドの活用になんらかの光明を見い出そうとしているのかもしれない。 世間で大きな関心を集めているものの、実際にクラウドを活用して
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