電子マネーを不正に取得したとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは電子計算機使用詐欺などの疑いで、北海道北広島市西の里東、会社員、馬渕裕之容疑者(28)ら5人を逮捕した。5人とも不正に取得した電子マネーを「オンラインゲームの決済に使った」と供述している。 調べでは、馬渕容疑者らは平成16年11月〜今年9月、ウェブマネー社(東京都港区)が発行する電子マネー「ウェブマネー」(1ポイント=1円)をインターネット上で購入する際、購入画面のURLの一部を書き換えると、実際の購入ポイントよりも少ない支払金額で決済できてしまうシステムの欠陥につけ込み、71回にわたり、計約7万円の支払いで計61万5000ポイントをだまし取った疑い。 馬渕容疑者が手口を発見。知人に教えるなどして他の4人に知れ渡った。9月にウェブ社から警視庁に被害届があった。このシステムの欠陥はすでに改善されている。