米Verizonがまとめた情報侵害事件に関する報告書によれば、安易なパスワードの利用が情報流出を引き起こす筆頭の原因となり、多くの組織では情報が流出したことに気付くまでに数カ月から数年かかっていた。 米Verizonは、情報流出に関する調査結果についてまとめた年次報告書の概略版を発表した。安易なパスワードの利用が情報流出を引き起こす筆頭の原因となり、多くの組織では情報が流出したことに気付くまでに数カ月から数年かかっていることも分かった。 概略版では2011年に発覚した情報流出事件のうち、Verizonが調査に携わった90件について分析している。それによると、情報流出の原因は外部からの攻撃によるものが大半を占め、2004~2007年の統計では80%前後、2011年は92%に増加した。 この理由について報告書では、サイバー攻撃が自動化される傾向が強まり、スケールメリット追求のため多数の企業がま
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