トヨタ自動車の販売店で再び大規模な車検の不正が明らかになった。三月にお膝元の愛知県の系列店で五千台超の不正が発覚したのに続き、今度は直営の「レクサス高輪」(東京都港区)で計五百六十五台分の車検で省略や結果の改ざんが行われていた。営業目標やスピードを優先するあまり、作業時間が目的化したことが背景にあり、トヨタの佐藤康彦国内販売事業本部長は「メーカー側の責任も痛感している。どうすれば信頼を取り戻せるか、販売店との関係も含めゼロベースで見直していく」と述べた。 直営ディーラーでレクサス高輪を運営するトヨタモビリティ東京の関島誠一社長は、不正の要因を「慢性的な人員不足に加え、決められた時間内に車検を...
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