high190です。 東京大学大学院情報学環と電通がICTを活用するシニア層の研究を行う「デジタルシニア・ラボ」を共同で発足したそうです。 電通と東大、「デジタルシニア」を共同研究(出典:ITMedia 2010/06/08) 電通は6月8日、インターネットやデジタル機器とシニア層との関わりなどについて研究する「DENTSU デジタルシニア・ラボ」を、東京大学大学院情報学環の橋元良明教授と共同で発足した。60代以上でネットやデジタル機器を使いこなすアクティブな人びとを「デジタルシニア」と名付け、情報行動などについて研究する。 60歳以上のシニア層の消費は不況下でも堅実に伸びており、「企業のマーケティング活動でも重要なターゲット」(電通)。ラボではさまざまな調査を行い、発表していく予定だ。デジタル機器を使ったシニアライフ向上に関する提言や、ビジネス開発に役立つコンサルテーションなども行う計画
国立国会図書館のウェブサイトに、国立国会図書館長の諮問を受けた納本制度審議会による答申「オンライン資料の収集に関する制度の在り方について」に関する資料(趣旨と概略)が掲載されています。答申の趣旨は、インターネット等で提供される民間の電子書籍、電子雑誌等(オンライン資料)を個別の契約によらないで収集する制度を設ける、というものです。 納本制度審議会答申「オンライン資料の収集に関する制度の在り方について」について(2010/6/7付け国立国会図書館のニュース) http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1189274_1531.html 国会図書館、電子書籍や電子雑誌などの「オンライン納本」を制度化へ(2010/6/7付けINTERNET Watchの記事) http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/2010060
英国ケンブリッジ大学図書館が、所蔵資料のデジタル化により「世界のための電子図書館」(digital library for the world)を目指す計画を発表しています。この計画に対して150万ポンド(約2億円)の資金提供を受ける予定があるとのことで、手始めに、世界最古級の『コーラン』やニュートンの著作といった、宗教学分野と科学分野の貴重資料のデジタル化が進められるようです。同館のニュースリリース等には、世界中の人に同館が所蔵するコレクションへのアクセスを提供し、グローバルなコミュニケーションを始めるきっかけとしたい、との同館関係者のコメントが紹介されています。 Cambridge aims to become the world’s library(ケンブリッジ大学図書館のニュースリリース) http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/index.
欧州の図書館によるオンデマンドの電子書籍サービス“eBooks on Demand”プロジェクトに参加しているスイス国立図書館が、利用者から申込のあった資料を届けるサービスを有料制で開始するとのことです。対象は著作権保護期間終了後の資料約10万冊で、料金支払いの後、デジタル化された資料の電子ファイルが、メール添付かCDの郵送で送付されるとのことです。料金は15スイスフラン(約1200円)からとのことです。 eBooks on Demand at the National Library(2010/6/4付けスイス国立図書館のニュース) http://www.nb.admin.ch/aktuelles/03147/03148/03218/index.html?lang=en National Library goes high-tech—for a fee(2010/6/4付けWRSの記事)
ニューヨーク公共図書館は現在、歴史上最も過酷な予算削減の危機にさらされていますが、このほど同館のルクレール(Paul LeClerc)館長が、ニューヨーク市議会で開催された予算案に関するヒアリングに出席し、不況下においてこそ、ニューヨーク市民にとって図書館が情報にアクセスするための場所として、その重要性を増していること、図書館サービスの維持を求める市民の声が図書館に多数寄せられていることなどを訴え、予算回復を求めました。 NYPL President Paul LeClerc Testifies at City Hall in Response to Proposed Cuts to Libraries(プレスリリース) http://www.nypl.org/press/press-release/2010/06/04/paul-leclerc-testifies-city-hall-r
英国マンチェスター市の小学校の図書館で、利用者カードの代わりに児童の手の指紋でID確認をするという実験的試みが行われているとのことです。読みとられた指紋はデジタルコードに変換されて保存されるため、指紋自体が保存されるわけではないとのことですが、プライバシー保護の観点や、子どもが生体認証情報の扱いを軽く考えてしまうのではないかという点から批判があるようです。Popular Scienceの記事では、この図書館システムの利用は任意であることを指摘したうえで、このシステムは生体認証をやや軽く扱っているかもしれないが、これからの社会では、生体認証がID確認の手段としてもっと一般的になってくるのではないかとしています。 UK School Replaces Library Cards for Kids with Fingerprint Scans(2010/6/1付けPopulrar Science
技術評論社、オーム社等の専門書・実用書出版社14社が、電子書籍・雑誌の開発と普及を目的として研究と情報交換を進める団体「電子書籍を考える出版社の会」を設立しています。設立趣旨では、専門書・実用書はビジネス書・文芸書などとは異なる特性があることや、既存書籍出版と電子出版市場を合わせて拡大することを目標とすること、などが記されています。 『電子書籍を考える出版社の会』を設立~これからの電子出版や電子書籍・雑誌に取り組むための団体(2010/6/8付け技術評論社のプレスリリース) http://gihyo.jp/news/nr/2010/06/0802 電子書籍を考える出版社の会のサイト(2010年7月1日公開予定) http://www.ebookpub.jp/ マイコミ、技評、オーム社ら14社、「電子書籍を考える出版社の会」設立(2010/6/8付けINTERNET Watchの記事) ht
Google社は、ウェブ検索のための新しいインデックス技術“Caffeine”を発表しています。ウェブを小さな部分に分けて分析し、検索用インデックスを継続的にアップデートするという仕組みになっており、これまでよりも鮮度の高い検索結果を得ることができるようになるとのことです。 Our new search index: Caffeine(2010/6/8付けGoogle Official Blogの記事) http://googleblog.blogspot.com/2010/06/our-new-search-index-caffeine.html Google、次世代検索エンジン「Caffeine」導入 インデックスの更新がより早く(2010/6/9付けITmedia Newsの記事) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/09/news
福岡市の鴻臚館跡調査事務所では、2010年4月の火災時の消火活動により調査記録等が水浸しになりましたが、その修復作業の様子が報道されています。修復にあたっては、水浸しになった資料をいったん凍らせて真空状態にし、その後乾燥させるという「真空冷凍乾燥機」を用いることで、資料を変形させずに乾かすことが可能とのことです。 話題:水浸しの資料を「フリーズドライ」で修復/火災起きた鴻臚館跡調査事務所(2010/6/9付け毎日.jpの記事) http://mainichi.jp/seibu/photo/news/20100609sog00m040010000c.html 資料の修復状況を確認(2010/6/9付けRKBのニュース) http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/015627.html 参考: E618 – 被災した“家宝”を助ける方法,教えます(LC)
johokanri.jp 2019 Copyright. All Rights Reserved. The Sponsored Listings displayed above are served automatically by a third party. Neither the service provider nor the domain owner maintain any relationship with the advertisers. In case of trademark issues please contact the domain owner directly (contact information can be found in whois). Privacy Policy
johokanri.jp 2019 Copyright. All Rights Reserved. The Sponsored Listings displayed above are served automatically by a third party. Neither the service provider nor the domain owner maintain any relationship with the advertisers. In case of trademark issues please contact the domain owner directly (contact information can be found in whois). Privacy Policy
昨日からつらつら考えていることがあって、まだまとまっていないのですが、書き出してみようかと思います。 まず、我が家には購入したものの未読のまま積んである「積読」という奴が、かなりあります。多分1000冊以上。 多分、実家にはもっとあります。 良い子の皆さんは真似してはいけません。Don't try at this home! という奴です。 これらは、学生時代から本を無節操に買い続けてきた結果でありまして。 いよいよ症状が悪化したのが大学生になってからです。私も先日35歳になりましたので、15年強くらいの時間をかけて、この有様になってしまったわけです。 皆様ご存じのとおり、最近は電子書籍が注目を集めておりまして、商品として提供されているものの他にも、自分で本を裁断してスキャンすることを「自炊」などと呼ぶらしいですな。 個人的には、場所の節約にはなるものの本を読む時間が増えるわけでもないので
図書館界には「日本の図書館:統計と名簿」というとても充実した統計データや、各年の付録調査として様々な調査が実施されデータが蓄積されているにも関わらず、それらを詳細に分析した結果は残念ながらあまり見当たらなかったりします。(もしくは数字ばっかりで見づらくて分かりにくかったり。) 自分もあまり大したことはできないので何も言えませんが、せっかくの統計データだし、データを使って何か面白いことができないかなー、と遊び気分でいじってみました。 あまり本格的に取り組んだわけじゃないので、至らない点があっても大目に見てもらえればと思います(^^;) *統計データを使ってみることが第一の目的なので、もちろん他にも様々な要因はありますが、今回はあくまで客観的な数値だけを考慮します。 *政令指定都市を対象としたのは、遊ぶのに図書館数が適当であり(多すぎず少なすぎず)、かつある程度人口が限定されているので、規模の
B大学の「読書と豊かな人間性」の授業にゲストスピーカーをお招きしました。今回,お越しいただいたのはライトノベル作家である秋永真琴さん。北海道在住,かに座,O型,本と眼鏡とロックが好きです(文庫カバーのプロフィールより)という方ですが,私の高校時代からの友人でもあります。 こちらがデビュー作。学校図書館(+雰囲気としては大学図書館,機能として国会図書館がミックスされている)が舞台です。魔術とか古書とか眼鏡男子(!)がお好きな方にもお勧めします。眠り王子と幻書の乙女 (B’s‐LOG文庫)作者: 秋永真琴,坂野景子出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/04/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る 以下,簡単に授業の概要や感想をまとめておきます。この回の授業の位置づけ この科目では15回のうち,3回分を「読書センターとしての学校図書館における選書と提供を考え
勉強中なのでよくわからない分野なのですが、という前置きで防御線を張る。 学校図書館に興味があるって人ちらほら見かけるけど、私の知る学校図書館ってただの本の倉庫だったんだけど、この認識間違ってますか? 図書委員ってのになったことがないからなのかもしれないけど、やたらと歴史漫画が多かったり、わかったさんとかこまったさんとかかいけつゾロリとか、当時の私にとっては魅力的でない本ばかりの場所だったんですけど。 最近学校図書館も委託が進んでますよね 「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」について(通知) http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/dokusyo/hourei/cont_001/004.htm 学校図書館司書教諭の配置の促進 学校図書館法の規定により、平成15年4月以降、12学級以上の小学校、中学校、高等学校、中等教育学校(前期課程・後期課程)及び盲
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma 東大の大学図書館に調べものがあっていったことあったんだけど、あまりのボロさにぶっ倒れそうになったのを思い出したよ・・・米のド田舎の私大より酷い>@Usekm 東大大学院入学式で客員教授が東大が学生一人にかけられる金はハーバードの百分の一。http://bit.ly/anhT7d May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma 日本に優秀な留学生を呼ぼうといってる人いるけど東大さえ金がなく設備もボロボロ、図書館もアレじゃ、他国との競争など無理ですわ・・・優秀な教員だって雇えぬ>@Usekm 東大大学院入学式で客員教授が東大が学生一人にかけられる金はハーバードの百分の一
企画カチカチ、カタカタカタカタカタカタカタカタ、タァーン!!(エンターキーを激しく叩く)タタタタタ…(バックスペース)PCの操作音は、使っている人自体はあまり気にならないですが(むしろ気持ちいいと思っているかもしれません)、周りの人には結構気になりますよね。基本静かな場所である図書館なら、なおのことです。そこで、館内のパソコンのキーボードやマウスを下記のようなものに変えてみるというのは、いかがでしょうか?マウスのクリック音やキーボードのタッチ音があまり気にならない設計みたいです。実際使ってみたわけではないのでわかりませんが、結構気にならない程度にはなるかもしれませんよ。サンコ- サイレントマウスEX SIRENS03出版社/メーカー: サンコーメディア: エレクトロニクス購入: 1人 この商品を含むブログを見るサンコ- サイレントキーボードEX SIRENK03出版社/メーカー: サンコー
・「畏友の単著が相次いで刊行−内田麻理香著『科学との正しい付き合い方』、長神風二著『予定不調和』」(編集日誌、2010-04-17) http://d.hatena.ne.jp/arg/20100420/1271718749 を書いてから、早1ヶ月半が過ぎてしまった。週末には、 2010-06-12(Sat): 第十回Wikiばな「知の越境、そして、すばらしきムダ知識へ」 (於・東京都/IIJ) http://wikibana.socoda.net/wiki.cgi?%c2%e8%bd%bd%b2%f3Wiki%a4%d0%a4%ca があり、著者のお二人に久しぶりに会うのに、このままでは不甲斐なさ過ぎる……。 ということで、ディスカヴァー・トゥエンティワンでいま本当に注目すべきは、 ・佐々木俊尚著『電子書籍の衝撃』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2010年、1155円) http://
【研究 – 全般】 菅内閣、8日発足=蓮舫氏、行政刷新相へ-民主政調会長に玄葉氏 – 時事ドットコム 独法仕分け前夜(5):「総人件費改革や単年度予算の弊害を含め、研究開発を加速させるための法人改革を進める」という行政刷新担当相の表明が真に実現するかどうかを、研究者は心して監視するべき – 当blog 上記リンク1番目のニュースを聞いて、ギョッとした研究者は少なくないことでしょう。昨年末の事業仕分けのことを考えれば、何がどうなるかわかったもんじゃないと思っている研究者はかなりの多数派に上るのではないでしょうか? そんなわけで、僕はタイトルの通り問いたいのです。「新任の行政刷新相殿は、先代が打ち出した政策を踏襲する気がありますか?」と。 行政刷新相もこれで3代目になるわけですが、そういえば初代はこんな発言をされていたわけで。おかげさまで、旧サーバ時代の当blogでは最多ブクマを記録したほどで
拙ブログで、iPadやキンドルは、不況の海に漂う日本の出版社の前に垂れてきた蜘蛛の糸だと書いた。なのに出版業界やマスコミのこの浮かれ様はなんだろう? 猫も杓子もツイッター特集の次はiPad特集って? そう、細い細い蜘蛛の糸なので、そんなに皆でいっぺんにぶら下がったら切れるってば。 アメリカにおける電子書籍は最初から「ブーム」や「トレンド」ではなく、着々と進みつつある当然のうねりの一つに過ぎない。ってなことをずいぶんと昔からクチを酸っぱくして言ってきたつもりだが、誰も聞いてなかったってことだな。どんな魅力的なガジェットが発売されようとも、どんな売れっ子作家がEブックを出そうとも、急に誰もが電子本を読むようになるわけではない、という当たり前のことさえ忘れてしまったかのようなこのお祭り騒ぎはなんなのだろう、と思う。 こっちでも書籍全体の売上げ(09年の総計約240億ドル)に占めるEブックの売り上
先日上梓した『デザインの風景』(BNN新社)は、足かけ10年、実質8年半の雑誌連載をまとめたもので、各回2000字前後の原稿が全話、103回分収録されている。内容はデザインエッセイで、デザイン(あるいはデザイナー)という視座からみた、いうなれば雑記である。 雑記とはいえ侮れないもので、毎月10年も続ければそれなりの記録になっている。たとえば、愛知万博など自分がかかわった仕事のほか、住む町や時代の変化を記すともなく書いてきた。あらためて読み返してみると、連載最初のころの考え方が今ではまったく違うものになっていたり、興味の対象がずれていたりするが、案外思考の軸というのはぶれていない。その中にあって、ぶれているどころか軸が定まっていないのが電子ブックの話である。 電子ブックについては都合4回取り上げており、松下(パナソニック)のシグマブックやソニーのリブリエといった読書端末が発売された2004年
青森県警は8日、知人女性に届いた携帯電話のメールを自分あてに転送されるよう無断で操作し、メール内容を盗み見したとして、青森市教委職員太田昌幸容疑者(39)(青森市油川)を不正アクセス禁止法違反と電磁的記録不正作出・同供用の疑いで逮捕した。 発表によると、太田容疑者は昨年4月下旬頃から5月上旬頃までの間、青森市内で女性の携帯電話を無断で操作し、自分のメールサーバーに転送されるよう設定。職場の市立図書館などで勝手に閲覧した疑い。 県警は、女性との関係や動機について調べている。 青森市人事課は「事実を確認して厳正に対処する」とのコメントを出した。
知人女性の携帯メールが転送されるよう無断で設定していたとして、青森署と県警保安課は8日、青森市油川岡田、市教委技能技師、太田昌幸容疑者(39)を不正アクセス行為禁止法違反などの容疑で逮捕した。容疑を認めているという。 容疑は、昨年4月下旬ごろ~同5月上旬ごろ、同市内で、知人女性の携帯電話を無断で操作。太田容疑者指定のメールサーバーに女性のメールを転送する設定をし、女性あてのメールを閲覧できるようにしたとしている。 同署によると、太田容疑者は勤務していた青森市民図書館のパソコンで転送したメールを読んでいたという。女性は今年4月、メールが転送されていることに気付き、警察に相談したという。 月永良彦・市教育長は同日、記者会見を開き、「大変遺憾。市民に対しざんきに堪えない思い」と謝罪した。 市教委によると、太田容疑者は97年4月に技能技師として採用され、03年に市民図書館に配属。車で各市民センター
青森署と青森県警保安課は8日、知人女性に届いた携帯電話のメールを自分あてに転送するよう無断で設定し、メール内容を盗み見したとして、青森市教育委員会職員太田昌幸容疑者(39)(青森市油川)を不正アクセス禁止法違反と電磁的記録不正作出・同供用の疑いで逮捕し、青森地検に送検した。 発表によると、太田容疑者は昨年4月下旬頃から5月上旬頃までの間、青森市内で知人女性の携帯電話を勝手に操作し、女性あてのメールが自身のメールサーバーに転送されるように設定。職場の青森市民図書館のパソコンなどで閲覧した疑い。 太田容疑者は「勝手に携帯電話の設定を変えた」と供述している。県警は、設定を変えた経緯や動機について調べている。 女性が今年4月、自分の携帯電話が転送設定になっていることに気づき、県警に相談していた。 市教委によると、太田容疑者は、1997年に市職員として採用。2003年4月から市民図書館で働き、「勤務
納本制度審議会会長代理の濱野保樹・東京大学大学院教授(左)と、委員の合庭惇 国際日本文化研究センター名誉教授 国立国会図書館館長の諮問機関・納本制度審議会(中山信弘会長)は6月7日、増加する電子書籍の収集について、長尾真館長に答申した。紙の書籍の納本制度のような仕組みを、電子書籍にも取り入れるべきだとし、国会図書館は今後、制度設計や関連法制の整備を進め、2011年度中の制度スタートを目指す。 紙の書籍や雑誌、CD、DVDなどは、発行者が国会図書館に納本する義務があるが、電子書籍は対象外。電子書籍の発行数が増えるにつれ、アーカイブしておくべき資料が散逸してしまうという懸念が高まり、昨年10月、長尾館長が同審議会に対し、電子書籍の収集制度について調査・審議するよう諮問していた。 答申では、収集の対象となる資料を、「図書、逐次刊行物(雑誌・新聞など)相当のもの」に限定。電子書籍や電子雑誌、電子コ
「iPad」などの新端末や携帯電話、パソコンなどでの利用が広がる電子書籍の収集に、国立国会図書館が乗り出す。館長の諮問機関「納本制度審議会」が7日、電子書籍の納入を、出版社や配信事業者に義務づける答申をまとめた。実現すれば、利用者は館内のパソコンで読んだり、印刷したりできるようになる。 対象は、電子書籍や電子コミック、ケータイ小説などを想定。答申は、著作権者の利益を保護するため、館内からしか閲覧できないようにするほか、1冊の書籍に同時にアクセスできる人数も制限するとしている。 紙の本については国立国会図書館法で同館への納入が義務づけられており、電子書籍についても同種の規定を設けることになる。ただし紙の本と違って、罰則は設けない方向だ。また、紙の本の場合は価格の一部を館が支払う制度があり、電子書籍も、納入する際のデータ変換の費用などを負担することを検討する。 同館は、所蔵する書籍をデジ
電子情報が氾濫し、電子書籍が台頭する中で、図書館が果たす役割とは? 電子図書館は、今、何ができ、これから何を目指すのか? これらの問いについて公開の場で論じ、電子図書館の将来と可能性を考えるため、電子図書館事業の実践の場である国立国会図書館関西館において、長尾真国立国会図書館長の講演とパネルディスカッションを開催します。ぜひお気軽にお越しください。 ※当日の様子はウェブにて中継予定です プログラム 12:30 受付・開場 13:00-16:00 講演 「理想とする電子図書館」 長尾 真 (国立国会図書館長) 報告 「国立国会図書館の電子図書館の現在」 大場 利康 (国立国会図書館関西館電子図書館課長) パネルディスカッション「電子図書館の可能性」
図書館問題研究会(ともんけん)がお送りするイベント情報や緊急ニュース、そして会員のリレーエッセイ。 大地震によって被災されたみなさんに心からお見舞い申し上げます。 図書館問題研究会一同 今や図書館職員総数の6割以上を占める非正規職員の問題を考える時、いつも議論になるのが「非正規」ということばの是非である。 「非正規」があるからには、当然「正規」の存在が前提となっている。 では「正規職員」とはなにか。 無期(終身)雇用で、その多くがフルタイム(週40時間)を基本として働く職員である。 したがって「非正規」は、それにあてはまらない有期雇用で、パートタイムで働く職員ということになる。 しかし、指定管理者や委託で働く職員の中には、有期雇用でも、フルタイムの職員も大勢いて、これも「非正規」職員であることに変わりはない。 有期雇用職員、無期雇用職員、フルタイム職員、パートタイム職員といえばいいところを
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く