新著『自民党の女性認識ー「イエ中心主義」の政治指向』(明石書店)は、日本の政治の世界に女性が増えない原因が、政治文化を作ってきた自民党の政治戦略にあった、ということを明らかにした本だ。【安藤優子さんインタビュー】
![「男社会で優位な『オジサン』たちに同化していた」。安藤優子さんが、今、変えたいこと。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/46039cb7fbff39136309f24b3d62d6db3f5a191f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F62afd659210000ae215edd9a.jpg%3Fcache%3DwPN98Wml0l%26ops%3D1200_630)
政府が掲げる「すべての女性が輝く社会づくり」。トイレが快適になれば、女性は輝くといい、キャラ弁をつくるお母さんを持ち上げる。なんでそうなるの? 《人間は1日に大小便を合わせて5~7回、計10~20分間トイレを使用しているが、これは一生に換算すると、15万~20万回……》 内閣官房に設けられた有識者会議「暮らしの質」向上検討会が5月にまとめた提言はこう強調し、「女性が暮らしやすくなる空間へと転換する『象徴』として、トイレを中心に取り上げる」と説明している。 なぜ、トイレなのか。内閣官房の「すべての女性が輝く社会づくり推進室」によると、トイレを取り上げたのは、有村治子・女性活躍担当相の発案。「女性にとって、トイレは毎日お世話になっているもの。女性の暮らしの質を高めるには、トイレの空間を変えていくことが大切だ」という趣旨だったという。 検討会は有村大臣のもとに設けられ、政府がかかげる「すべての女
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