中間管理層にコラボレーション・ツールを与えよ 「キャズム理論」の創始者ジェフリー・ムーア氏が語る、社内コラボレーション活性化のポイント 2011/07/21 米国のIT系マーケティングの権威で「キャズム理論」の提唱者として知られるジェフリー・ムーア氏によれば、社内コラボレーションにおいては、もはや「文書を共有するだけでは不十分」だという。従業員、とりわけ中間管理層がテキスト・メッセージングや動画、ソーシャル・メディアなどのツールを使って、互いに直接連絡を取り合えるようになれば、日々の決定はより迅速に下せるようになるというのが、同氏の考えである。社内コラボレーションのあり方について、ムーア氏に話を聞いた。 単なる記録からかかわり合いへ ――「記録のシステム」から「エンゲージメントのシステム」への移行が必要と主張されていますが、この2つは何が違うのでしょうか。 「記録のシステム」の特徴は、リレ