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ブックマーク / book.asahi.com (6)

  • 文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日

    第128回文學界新人賞 受賞作品「ハンチバック」 親が遺したグループホームで裕福に暮らす重度障害者の井沢釈華。Webライター・Buddhaとして風俗体験記を書いては、その収益を恵まれない家庭へ寄付し、Twitterの裏垢では「普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢」と吐きだす。ある日、ヘルパーの田中に裏垢を特定された釈華は、1億5500万円で彼との性交によって妊娠する契約を結ぶ――。 療養生活という名の引きこもり 取材は市川さんが両親と暮らす自宅で行われた。お母さんに案内された部屋で、市川さんと目が合った瞬間、その射貫くような眼差しに気圧された。市川さんは筋疾患先天性ミオパチーという難病により、人工呼吸器を使用しているため、発話に大変な体力を使い、リスクもある。そのため取材も、あらかじめメールで回答をもらい、補足のみ、最小限お話いただく形をとった。 目力の強さはそれが市川さ

    文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日
  • ナチズム研究の世界的権威が「断末魔の10カ月間」に迫る イアン・カーショー『ナチ・ドイツの終焉 1944-45』|じんぶん堂

    記事:白水社 ナチズム研究の世界的権威が、第三帝国末期の「断末魔の10カ月間」に迫る! イアン・カーショー著『ナチ・ドイツの終焉 1944-45』(宮下嶺夫訳・小原淳解説、白水社刊)は、学術性と物語性が融合した傑作巨編。 【地図9点、カラー口絵16頁収録】 書籍情報はこちら 【著者インタビュー動画:DAS ENDE von Ian Kershaw】 初めに 1945年初頭、惨憺たる敗戦が迫りつつあったころ、ドイツではしばしば、「終焉なき恐怖よりは、恐怖ある終焉」の方がましだという言葉が聞かれた。結局彼らが経験したのは、「恐怖ある終焉」だった。それは、歴史上前例のない方法と規模とで彼らを襲い、巨大な破壊と膨大な人命の喪失をもたらした。この災厄のほとんどは、ドイツが連合国の要求する降伏条件に屈していたならば避け得たはずのものだった。それゆえ、1945年5月以前、ドイツが降伏を拒否し続けていたこ

    ナチズム研究の世界的権威が「断末魔の10カ月間」に迫る イアン・カーショー『ナチ・ドイツの終焉 1944-45』|じんぶん堂
    minamishinji
    minamishinji 2021/12/08
    これは興味深い。
  • 『人新世の「資本論」』斎藤幸平さんインタビュー マルクスを新解釈、「脱成長コミュニズム」は世界を救うか|好書好日

    文:篠原諄也 写真:斉藤順子 斎藤幸平(さいとう・こうへい)経済思想家 1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。 Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』/堀之内出版)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日人初歴代最年少で受賞。 近著『人新世の「資論」』(集英社新書)は6万部を超えるベストセラーに。 気候変動を日で論じる必要性を感じた ――人新世とはどういう時代でしょう? まだあまり一般的には使われていないので、難しそうなイメージを抱いてしまうかもしれません。地質学の概念なのですが、言わんとすることは単純です。人類の経済活動の

    『人新世の「資本論」』斎藤幸平さんインタビュー マルクスを新解釈、「脱成長コミュニズム」は世界を救うか|好書好日
  • 「統計学が最強の学問である」書評 最速で最善の答えを出すために|好書好日

    統計学が最強の学問である データ社会を生き抜くための武器と教養 著者:西内 啓 出版社:ダイヤモンド社 ジャンル:経営・ビジネス 統計学が最強の学問である―データ社会を生き抜くための武器と教養 [著]西内啓 挑発的なタイトル。統計学を「最強の武器」と位置づける。「どんな分野においてもデータを集めて最速で最善の答えを出すことができるから」と。一方、広告会社がプレゼンに使うような「統計」はむしろうさんくさく見えることがある。「しょせん統計」と我々は言いがちかもしれない。当てにならないという意味で言及されるわけだが、実際の統計学は「どの程度当てにならないか」自ら述べる力がある。そして、今、研究の諸分野、政策立案の諸分野、経営判断の場でも、必須の知識と方法になっている。これを知らずにいると、個々人の問題としては確実に損をする。著者に言わせれば「合法的な詐欺の被害者になっても文句は言えない」。

    「統計学が最強の学問である」書評 最速で最善の答えを出すために|好書好日
  • 本の記事 : 情操教育に貢献する「はじめての哲学」シリーズ - 加賀見 徹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    世界19カ国で翻訳されている「はじめての哲学」シリーズ全5巻の日語版が、世界文化社から出版された。このシリーズには『愛すること』『生きる意味』『哲学してみる』『神さまのこと』『よいこと わるいこと』(オスカー・ブルニフィエ[著]、ジャック・デプレ[イラスト]、藤田尊潮[翻訳])があり、2009年にフランスのナタン社から刊行されていた。 著者のブルニフィエさんは哲学博士・教育者であり、おとなのための哲学教室や子どもとともに哲学を実践するさまざまなワークショップを開いている。イラストレーターのデプレさんはドキュメンタリー映画・建築・舞台美術など多方面でバーチャルイメージを駆使するアーティストだ。この二人のコラボレーションでできあがった「はじめての哲学」シリーズは「あなたは? どう思いますか?」と、結論が出ないことを尊重し、考え方の違いを認め合い理解し合う大切さを伝える。 「哲学」ではなく「

    本の記事 : 情操教育に貢献する「はじめての哲学」シリーズ - 加賀見 徹 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 米アマゾン、9月にも電子書籍配信開始 日本向け | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    インターネット通販大手の米アマゾン社は、日国内向け電子書籍配信サービスについて、8月末から9月にかけての開始をめざして最終調整に入った。作品提供を受けることで角川グループと大筋合意。新潮社も提供に前向きだ。講談社との交渉も大詰めを迎えている。電子書籍を読むための端末「キンドル」も国内で発売する。 アマゾンの参入で、国内の電子書籍市場は活性化する。今月、楽天電子書籍端末を売り出したばかり。今後はグーグルやアップルの電子書店の格展開も予想され、国内外の企業による覇権争いは激化する。 アマゾンはこのほど、電子書籍の世界標準規格で、縦書きの日語にも対応できる「EPUB(イーパブ)3」などで作ったファイルをキンドルで読める規格に変換するプログラムを公開。出版社にガイドラインを提供した。 契約交渉でも、価格決定権などをめぐって当初、出版社側が反発していたが、「以前よりもアマゾンが大きく折れてき

    本の記事 : 米アマゾン、9月にも電子書籍配信開始 日本向け | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    minamishinji
    minamishinji 2012/07/31
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