備前長船刀剣博物館(瀬戸内市長船町長船)は24日、7月に開幕する特別展「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」(瀬戸内市など主催)に向け制作した「ロンギヌスの槍(やり)」を報道陣に公開した。人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の武器をモデルにした刀剣などを紹介する同展の目玉となる。 ロンギヌスの槍は、テレビアニメ版でヒロインの綾波レイが戦闘に使うなどした武器で、らせん状の柄で先端が二股になったデザイン。謎の多い物語を解明する鍵を握るのではとファンの注目を集めている。 制作された槍は長さ3・32メートル、重さ22・2キロ。鉄にニッケルやコバルトを混ぜた金属がベースで、二股の刃の部分には日本刀のような肌模様を際立たせている。 刀匠三上貞直さん(56)=広島県北広島町=ら2人が昨年12月ごろから取り組んでいた。三上さんは「世代を超えて関心が集まれば」と話す。 特別展ではアニメの武器を基に刀匠らが自らのイメ