自殺濃厚…局部切断男性から覚せい剤、侵入の形跡もなし 東京都昭島市の自宅アパートで死亡していたタクシー運転手矢口行さん(49)の遺体から覚せい剤の成分が検出されていたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。他の人物が侵入した形跡がないことや、首や腹部の傷の位置から、警視庁捜査1課は自殺の可能性が高いとみている。遺書は見つかっていない。 捜査1課が遺体を司法解剖し、腕に注射痕があったことも確認。現場検証の結果、遺体の周辺にあった足跡も矢口さんのものと一致した。16日午前、寝室のベッドに血まみれで倒れている矢口さんを訪ねてきた同僚が発見。矢口さんは衣類を身に着けておらず、近くには切り取られた下腹部の一部と血が付いた包丁が落ちていた。