台風12号の影響で裏山から土砂が校舎に流入した倉敷市林、市立郷内小(伊達三代子校長、457人)は5日、中庭や一部の教室が土砂に覆われ、臨時休校を余儀なくされた。教職員や作業員らは土砂の撤去作業に追われ、視察に訪れた石井知事は「これだけすさまじい土砂を目の当たりにしたのは初めて」と漏らした。 裏山の土砂は、同小東側のフェンスをなぎ倒して流入し、3階建て校舎1階の廊下や教室の床に堆積。中庭では最高1メートルに達していた。作業員はバキュームカーで泥を吸い上げ、教職員らは午前から教室内の備品を避難させた。他校の教職員や児童の保護者らもボランティアで加わった。 石井知事は伊東香織・倉敷市長の先導で校舎内や校庭を視察。「砂防工事で早急な措置が必要。必要な財政措置をしたい」と話した。 同小は6日まで臨時休校とし、状況を見て7日以降を判断する。香西尚明教頭は「子どもにけががなかったのが幸い。早く土砂撤去を
台風6号の接近と満潮が重なった影響で、岡山、香川両県の沿岸部では19日深夜から20日未明にかけ、家屋浸水など高潮被害が相次いだ。18日夕から混乱が続いていた備讃瀬戸を結ぶ陸と海のダイヤは20日午前、正常に戻った。 負傷者は岡山が重体の1人を含む3人、香川は12人。強風にあおられての転倒、飛来物との衝突が多かった。 岡山県などによると、瀬戸内市牛窓町で高潮が発生し、道路約20カ所が冠水、民家など5棟が床下浸水した。同市は19日午後9時、24地区1829世帯に避難勧告を発令し、13世帯13人が公民館などに避難した。 家屋の被害は、岡山県立南部高等技術専門校(倉敷市新田)の屋根材が落下。岡山市南区阿津の県道などで道路の倒木も相次いだ。
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