関口 敦仁(せきぐち あつひと) 情報科学芸術大学院大学学長、メディア表現研究科教授、美術作家。 1958年東京生まれ。東京芸術大学美術学部卒業および大学院修了。2001年4月より岐阜県立情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科教授。2009年4月、情報科学芸術大学院大学学長に就任。メディアを利用した視覚造形認知の研究、メディアアーカイブ研究、また、身体におけるインタラクションを活用した表現研究などを行なっている。 作品をつくるといえば、キャンバスに絵の具というのが従来のイメージかもしれない。しかしながら、メディアアートは新しい技術を使っていくという点で、その制作方法も大きく異なる。では、メディアアートをつくるというのはどういうことだろう。そんなものづくりの現場について、4月に情報科学芸術大学院大学(以下、IAMAS)の学長に就任された、美術家の関口敦仁さんから、今のメディアアートの現状と